ハノイのスパ情報をすべて解説!旅の満足度が180度変わる
ベトナムのハノイに初めて旅行を計画しているならば、スパは必ず体験してほしいところ。しかし、ハノイでスパを楽しむ場合は現地事情を把握しておかないと、トラブルに発展することも。ここでは保存版としてハノイのスパにまつわる「すべて」を解説します。
ハノイは広範囲!知るべき3つのスパエリア
ハノイでスパを楽しむ場合は、3つのエリアに分けることができます。観光エリアも含まれていますが、一方で外国人があまりうろつかない下町風情漂うローカルエリアもあります。スパエリアを決めるときは、周辺環境やホテルからの距離などで決めるのがいいでしょう。
「旧市街」エリアのスパ情報
旧市街エリアには戸建及びホテル内スパを楽しむことができます。最近は3~4階建ての戸建をすべてスパフロアとした大規模店も増えてきました。雰囲気も旧市街に溶け込むようなベトナム伝統建築やコロニアル建築を用いているため、旅行者は古き良きを感じることができます。ただし、ハノイ市最大の観光エリアでもあるので、値段はちょっと高め。お店によっては高級ホテルスパと同レベルの価格帯を載せているところもあるため、コスパを慎重に考えてお店選びをすることが大切です。
「ホアンキエム湖周辺」エリアのスパ情報
ホアンキエム湖周辺には4つ星から5つ星の高級ホテルが集まっています。ちょっと多めに予算をとって高級ホテルスパを予約するのも旅の貴重な思い出。また、湖周辺には戸建てのスパは見当たりませんが、湖とハノイ大教会中間のバオカン通りや、ハノイ大教会周辺から北上して旧市街にいく間には安マッサージ店がいくつかあり、1日中バックパッカーや欧米人で賑わっています。
「タイ湖」エリアのスパ情報
ホアンキエム湖からタクシーで20分ほど北上したところにあるタイ湖。広大な湖が自慢の美しい観光地ですが、湖東部の鎮国寺から歩いて行ける範囲には、シェラトンやインターコンチネンタルといったインターナショナルホテルが複数あります。ここでアフタヌーンティーを楽しんだのち、ホテルスパを満喫してみてはいかがでしょうか。戸建てスパも最近は増えてきましたが、まだ日本人におすすめできるレベルのお店はそれほどない様子。
ハノイでスパ旅!満足度を10倍にするポイント
「ハノイでスパを絶対に楽しみたい!」という旅行者に、これさえ押さえれば10倍楽しめる!といったポイントがあります。
スクラブや果実マッサージを含むコースを体験する
最近はホーチミンやダナンのスパでも見かけるようになりましたが、まだまだハノイには及びません。スクラブと言えば天然泥や塩を背中や顔にこすりつけるマッサージですが、ハノイの場合はこのスクラブがココナッツであったり、複数の果実を調合してオリジナルのスクラブを作っているスパがたくさんあります。また、ベトナムの特産でもある蜂蜜やチョコレートの原料であるカカオを使ったボディマッサージがあるのもハノイならでは。パッケージコースに含まれていることがよくあるので、これらのいずれかはハノイでスパを楽しむならば、必ず一度は体験してほしいです。
サウナやお風呂があるスパを選ぶ
スパによってはサウナやお風呂があるお店もあります。ちょっといいところになると、個室の中に設置されているお店もあるので、予約手配しておけば、自分たちだけで楽しむことができます。もちろんカップル同室で入浴することも可能!
事前予約の魅力!トラブルゼロと無料特典を活用しよう!
ハノイ旅行でスパを考えている場合、予約してから行くか、住所だけ控えて直接行くかで悩むところですよね。しかし、これは断然前者がおすすめです。基本的に旅行者向けのスパは世界中からお客が訪れるので、予約をしてから行くのがお店に対するマナーとなります。
予約せずに行くと、こんなトラブルが!
- 「1日予約でいっぱい」と門前払いを食らう
- 部屋は空いているけど、肝心のセラピストが足りない
- 前のお客の痕跡がある(髪の毛が落ちているなど)
- 個室を利用できたが、床やお風呂が前の利用者が使ったため濡れている
- 本来あるべきウェルカムドリンクやキャンドルなどの雰囲気作りがない
予約したら特典一杯!満足すること間違いなし
一方でタビスパで予約してから行く場合、①割引サービス、②個室無料手配、③送迎サービス、④お風呂かサウナ利用、といった特典を利用することができます。もちろんほとんどの特典はお一人様から受けることができますし、タビスパ上であれば併用することも可能。また、予約することによって上記で挙げたトラブルもなくなります。
ハノイのスパ料金の相場。コスパは高い?
気になるハノイのスパ料金の相場事情を紹介。物価の安いベトナムであっても観光エリア内のスパは、基本的に外国人旅行者向けなので、料金は高めの印象。ちなみにベトナムの大都市としては中部ダナンと南部ホーチミンが挙げられますが、同都市を比較しても、ハノイはやや全体的に物価が高い印象があります。
格安マッサージ店の料金相場(チップは別途必要)
- フットマッサージ 30分……20~30万ドン(1000~1500円)
- ボディマッサージ 60分……50~70万ドン(2500~3500円)
通常のスパの料金相場(チップは別途必要)
- フットマッサージ 30分……30~40万ドン(1500~2000円)
- ボディマッサージ 60分……50~80万ドン(2500~4000円)
- パッケージコース 2時間……100~200万ドン(5000円~1万円)
高級ホテルスパの料金相場(チップは別途必要)
- ボディマッサージ 60分……100~140万ドン(5000~7000円)
- パッケージコース 2時間……200~400万ドン(1~2万円)
チップを学習!ハノイのスパはぼったくりが多い
ハノイはベトナムの中で最も観光客が多い都市となるため、それだけ悪事をはたらくぼったくりのスパも多く見られます。ぼったくりの中でも最も多いのは「セラピストが高額なチップを要求してくる」というもの。そのため、旅行者はチップの相場をきちんと覚えておくようにしましょう。
チップの相場はフットマッサージで5万ドン、ボディマッサージやフェイシャルといった単品のメニューで7万ドン、パッケージコースで10万ドン程度となります。いずれもお釣りはないので、予めチップ分の紙幣を用意してから入店してください。
チップをわたすタイミング
施術が終わると、旅行者は服に着替えるため一旦部屋を離れます。その後再び部屋に戻ってきてベッド直しをしますので、その際にチップをわたすのがいいでしょう。もし服に着替えるのがマッサージルームではなくロッカールームの場合は、セラピストと会わない可能性もあります。その場合は受付で会計時に用紙をわたされ、そこに自分でチップの金額を記載して、その分の紙幣を載せて支払います。いずれにせよチップはセラピストにとって収入の大半を占めるので、「チップ込み」の料金でない限りは支払うのが普通となります。
マッサージを受ける前に貴重品は預けるよりも持ち込むのがおすすめ
チップと併せて気になるのが貴重品事情。他のアジアの国々でも見られるように、ここハノイでも「マッサージを受けている最中に財布からお金を盗まれた」というトラブルは報告されています。ただし、最近のスパはどこも鍵付きのロッカールームを設けていて、さらに監視カメラで管理しているお店も増えてきました。もしそれらがないようであれば、スマホやお金といった貴重品はスパルームに持ち込むといいでしょう。ベッドの傍や枕の下に隠しておけば、盗まれることは基本的にありません。
ハノイ旅行は入念に。スパを利用する場合の準備と持ち物は何がある?
次のハノイ旅行でスパに行くことを決めたのであれば、気になるのがスパに持っていくものがあるかというもの。結論からいうと、特段日本から持っていかなければならないものはありません。ただし、女性の場合は少し注意事項があります。
予約時に女性の不安を解決しておこう
これといった必須の持ち物はありませんが、もし女性旅行者の中に、①生理に被る、②妊娠中、③敏感肌、という方は、事前に予約時に問題ないかどうか店側に質問しておくといいでしょう。タビスパから予約される場合は、備考欄にその旨を記載すれば、担当者がスパ側に確認をとり、日本語でお客様にご返信します。
カップルで同室は可能?予約すれば無料で手配も。VIPルームを解説
お店の中には男性と女性でフロアが別のスパも少なくありません。また、オープンルームは他人と同室になる他、カーテンで仕切られるのでカップルや夫婦にはちょっと不向き。カップル夫婦だったら大切な思い出となるスパの時間を噛みしめたいものです。そこでおすすめしたいのが「個室の利用」。異性でも同室で楽しめますし、プライベートも確保されます。また、高級スパになれば個室の中にあるサウナやお風呂を利用することもできます。
個室は「VIPルーム」や「プライベートルーム」と呼ばれていて、通常は個室利用料が2000円程度発生しますが、タビスパで事前に予約すれば多くのお店で無料で手配することができます。ハネムーンにも最適なので、是非利用してください。
間違わないように!ハノイのスパとマッサージの違い
ハノイには大きく分けて安マッサージとしっかり目のスパの二つがありますが、注意してほしいのが安マッサージの方。旧市街やバックパッカーエリアに多く点在していて、お店の前で客引きをしているのが特徴です。これらのマッサージ店はとにかく安さを売りにしているので、実際入ってみたら下記のようなトラブルが想定されます。ベトナムや東南アジア旅行に慣れていない旅行者に安マッサージ店はあまりおすすめできるところではありません。
- 汚い部屋に通されて、湿ったカビ臭いベッドでマッサージを受けた
- こっちは女性なのに、マッサージ師が男性だった
- マッサージルームに冷房がなくて扇風機だけだった
- チップで10万ドンわたしたけど、「普通は20万ドン」と言われて嫌々払ったら、あとで10万ドンが相場だと知った
ハノイのスパは他のベトナム都市とはちょっと違う?特徴と注意点解説
ベトナムではスパは旅行者向けだけではなく、一般のベトナム人にとっても親しみがあります。しかし、ハノイはホーチミンやダナンといった他の都市とはちょっと異なる点があります。
盲目のマッサージ店が人気
ベトナムでは盲目の障害を持つ人の仕事斡旋の場として、マッサージ店が知られています。近年は旅行者の間でも「ブラインドマッサージ」として人気があります。タビスパでも「オマモリスパ」が盲目のマッサージ店で、日本人旅行者にも注目されています。盲目のマッサージ店はダナンやホーチミンにももちろんありますが、旅行者に知られているのはハノイのみ。
男性セラピストも多いので、お店によっては注意が必要
ベトナムでは通常ほとんどのお店で女性セラピストがマッサージをしてくれます。しかし、ハノイでは男性セラピストも多くいるので、何も言わないと男性セラピストが女性につくこともあります。ただしそれが嫌な場合は、言えば女性セラピストにチェンジしてくれます。
ハノイにとっぷり浸かろう。カップル夫婦に選んでほしいスパはコレ!
カップルや夫婦でハノイ旅行でスパを計画しているのであれば、どのようなお店を選べばいいのでしょうか。
- 個室が広く、雰囲気を重要視しているお店を選ぶ
- サウナやお風呂があるお店を選ぶ
- 日本人旅行者に口コミで支持されているお店を選ぶ
場合によってはホテルスパもおすすめできます。旧市街のスパを選ぶ場合は、サービスの質がピンキリなので、よりお店選びは慎重にしなければなりません。
高級ホテルのスパは値段が高い分、満足度も高め。ほとんどのホテルでお風呂やサウナを利用できます。ただし、個室が広いかはホテルによって雲泥の差があるので、予約する前に写真でよく確認するようにしましょう。
ハノイ女子旅。シャワーを無料で利用できるスパを選ぼう
歴史と芸術の町と呼ばれる郷愁漂うハノイの町並みは、日本の女子旅行者の間でも人気があります。ハノイに訪れる女子旅行者の多くは雑貨巡りや旧市街散策、ナイトマーケットといったアウトドアを楽しむので、その過程でスパに行くのであれば、マッサージ後にシャワーを無料で浴びさせてくれるお店を選んでみてはどうでしょうか。また、下記条件も大切となるので注視してください。
- 3人以上の場合はオープンルームを貸切にしてくれるかどうか
- 個室の面積が広いお店
- 女性セラピストが対応してくれるお店
ハノイはスパ天国。ベトナム旅行の前に十分な現地情報を学習しよう
いかがでしたか。ハノイにはたくさんのスパがありますが、それ故に慎重にお店を選ばなければ、悪質なお店に当たってしまうこともあります。そうならないためにも、安さだけでお店を選ぶことのないように、しっかりとお店の情報を調べて決めてください。