ハノイ旅行でホテル選び。おすすめエリアとメリット&デメリット
初めてのベトナムハノイ旅行では、地理感覚が分からないままホテルを決めてはいけません。ハノイの観光スポットは広域に散らばっているため、拠点となるホテル選びが非常に重要。今回はハノイ旅行でおすすめのホテルエリアと、各地のメリットデメリットをご紹介します。
初めてのハノイ旅行は注意が必要!広範囲に広がる観光エリア
ハノイの観光スポットは市内全域に散らばっているため、ホーチミンのように徒歩で行き来することができません。基本は観光スポット間の移動はタクシーとなりますので、滞在するホテルエリアを間違えてしまうと、タクシーの移動費だけでもかさんでしまいますし、町歩きができなく残念な思いをするかもしれません。
ハノイのホテルエリア①:初めてのアジア旅行及び中高年に人気「ホアンキエム湖周辺」
アジア旅行に慣れていない方や、冒険心はほどほどに、ゆっくりとした滞在をおくりたい中高年の方におすすめなのが「ホアンキエム湖周辺エリア」です。ソフィテルやアプリコット、ヒルトンといった名だたる5つ星ホテルが湖の周りに集まっていて、いずれも日本人旅行者に人気があります。朝や夜は湖畔の散歩もできますし、旧市街と違って想像しくありませんし、徒歩圏内にコンビニや日用雑貨店、お土産店もあるので、ハノイ旅行初心者におすすめです。
ホテルエリアにホアンキエム湖周辺を選ぶメリットとデメリット
【メリット】
・徒歩圏内に日用品やお土産を買えるところがある
・ゆったりとした時間を満喫できる
・ハノイ観光の中心となるので、移動も便利
【デメリット】
・安ホテルがないため、基本は5つ星の高級ホテルとなる
・雑多な東南アジアらしさはあまり感じられない
ハノイのホテルエリア②:若者におすすめ。夜はお酒やナイトマーケット「旧市街」
ホアンキエム湖の北部に広がる一帯が旧市街となります。旧市街の中でも北部へ行ってしまうと途端になにもなくなってしまうので、ここでホテルを見つけるなら中央部か西部がおすすめ。一泊2000円以下のゲストハウスやミニホテルから4つ星のブティックホテルまで100近いホテルから選ぶことができます。人気は「ラシエスタホテル」。旧市街に複数経営する4つ星相当のチェーンホテルです。その他「ペリドットグランドホテル」、「オリエンタルジェードホテル」も人気どころです。
旧市街自体が巨大観光地のため、夜遅くまでお店は賑わいます。騒音が気になる人はこのエリアに泊まるのはおすすめできません。また、旧市街は国の指定保護地区のため、どうしても建物の老朽化が進んでいるため、何よりも清潔さをホテルに求める人も避けた方がいいでしょう。一方で東南アジアのエスニックな雰囲気は満載ですし、屋台や食堂でローカルな時間を満喫したい旅行者にはうってつけ。若者の聖地となります。
ホテルエリアに旧市街を選ぶメリットとデメリット
【メリット】
・若者が行きたくなる屋台、食堂、スパなどが集まる
・とにかくアジアらしい
・安宿から高級ホテルまで予算に応じたホテル選びが可能
【デメリット】
・ホテルがどれも古い
・夜遅くまで騒音がする
・世界中の旅行者が集まるので、若干治安が悪い
ハノイのホテルエリア③:プチリゾート気分を満喫したいなら「タイ湖」
旧市街からタクシーで15分から20分ほど北上した場所に広がるタイ湖は、ハノイ市内で最も広く、美しい湖と呼ばれています。そのタイ湖の東部に旅行者向けのホテルエリアがあります。ホテルは「パンパシフィック」、「インターコンチネンタル」、「シェラトン」といずれも5つ星のインターナショナルホテル。客室から美しいレイクビューを見ることができます。特にインターコンチネンタルは湖上に建つホテルとしてリゾート感抜群です。
タイ湖には湖上に建つハイランズコーヒーカフェや鎮国寺、西古府といった観光スポットがありますが、いずれも東部なので半日で巡ることができます。また、湖畔には富裕層やハノイ在住外国人が暮らすエリアがあり、欧米人が行きつけのカフェやレストランで食事をとっている光景がここでの日常。ベトナム料理よりも西洋料理店が多いので、リゾート感覚で好きな料理を食べることにしましょう。
ホテルエリアにタイ湖を選ぶメリットとデメリット
【メリット】
・湖畔に立つホテルでリゾート気分を満喫できる
・お洒落度抜群の町並みを散策できる
【デメリット】
・ホアンキエム湖や旧市街までタクシーでの移動が必要
・アジアらしさはあまりない
・富裕層や欧米人向けのお店が多いため、物価が高い
・お土産雑貨店やスパなどは少なめ
ハノイのホテルエリア④:ローカルな町に溶け込む生活を。「ハイバーチュンエリア(ホアンキエム湖南部)」
ホアンキエム湖を南下していくと、そこに広がるのはハイバーチュン区。ハノイ在住日本人も多く暮らしているため、日本食料理店も幾つか見ることができます。一方でハノイ現地の若者が行きつけのお洒落なカフェやアパレル店も多いほか、ホム市場のようなローカルな風景も見ることができます。観光スポットとしては女性博物館やホアロー収容所など複数の博物館があります。コンビニもありますし現地の生活に溶け込んだ滞在をおくることができる一方、観光エリアではないため、旅行者の数は少なめ。ホテルとしては「ヒルトンガーデンイン」、「ラピスホテル」、「ラカーサハノイホテル」、「サンウェイホテル」といった4つ星ホテルが日本人に人気があります。
ホテルエリアにハイバーチュン区を選ぶメリットとデメリット
【メリット】
・比較的ホテル料金が安い
・タクシーですぐのところに複数の博物館がある
・ホアンキエム湖までもタクシーで10分圏内
・ベトナム人の生活風景を知ることができる
【デメリット】
・観光エリアではないため、旅行者向けのお店は少ない
・ホテルの数が少ない
ハノイのホテルエリア⑤:「ハノイ西部」は大都会!首都のハノイを知りたい方はココ
最後はハノイ西部。ホアンキエム湖からタクシーに乗って20分も西方に向かって走れば、巨大なビル群が目前に広がります。ホアンキエム湖周辺とはまるで違う大都会のハノイを目の当たりにすることができます。首都であるハノイには大手企業の本社や支店も多数この界隈に在籍していますし、日系企業が入居するオフィス街やビジネスマンションも多数集まっています。キムマーエリアは多くの日本人が暮らす日本人町が構成されていて、ハノイに暮らす駐在員の姿を見ることができます。
旅行者向けのホテルはそれほど多くありませんが、「ロッテ」や「マリオット」といった5つ星ホテルが人気。ただし、徒歩圏内に散策できる場所はありませんので、観光スポットまではタクシーで移動することになります。基本的にこのエリアに宿泊するのはビジネス目的の出張者となります。
ホテルエリアにハノイ西部を選ぶメリットとデメリット
【メリット】
・大都会のハノイの顔を見ることができる
【デメリット】
・周辺に観光スポットはない
・どこへ行くにもタクシーが必要
・ホテルの数が少ないため選べない
ハロン湾やニンビン省へ行く予定の旅行者はホアンキエム湖か旧市街がおすすめ
ハノイ旅行者の多くは遠方にあるニンビン省(チャンアンやタムコック)かハロン湾へ行くことでしょう。両者ともに1日かけての観光となるので、夜遅くに帰ってきてからは水上人形劇や旧市街ナイトマーケットなどを楽しむことができます。そのため、そこから歩いてホテルに帰れるホアンキエム湖周辺か旧市街がおすすめ。一方で市内散策に力を入れたい場合でも、両エリアには旅行者向けのお店が集まっているので、1日歩いても飽きることはありません。ホテルライフを楽しみたい方はタイ湖がいいかもしれませんね。