ホーチミンでスパを楽しむモデルコース【週末弾丸ベトナム旅行】
東南アジアの中でも、ベトナムは東寄りにあるので、実はタイやシンガポール、インドネシアといった人気の観光エリアよりも日本との距離は大分近くにあります。そのため、土日祝を利用した週末旅行も十分可能です。さらに有給を一日でも加えれば、弾丸にならずにゆっくりとベトナム観光を楽しむことができます。
そこで、今回はベトナム南部のホーチミン旅行を想定した週末モデルコースをご案内します。今回のモデルコースのコンセプトは「現実からの逃避。南国スパを楽しむ!」です。
モデルコースの前に:新型コロナ後のホーチミン旅行とスパの過ごし方
モデルコースをご案内する前に、新型コロナ後のホーチミンでの過ごし方をご説明します。ベトナムは社会主義国となるので、マスクをするかしないかは良くも悪くも政府が独断で決めることができます。言い換えれば、政府がマスクの着用義務がない、といえば、その日を境に一斉にみんなマスクをはずすことができるので、周囲の目線を気にする必要もありません。
一方でコロナ対策が実施している中、義務違反をした場合は、遠慮なく罰金を取られるので、それだけはご注意ください。現地で実施されているコロナ対策や義務は、旅行会社にツアーを申し込む際に言い渡されるはずですので、よく確認しておいてください。
弾丸旅行でスパを楽しむなら、ホーチミンがおすすめの理由
南部ホーチミンは土日含めて日本からの直行便が多数あるので、平日休みの旅行者も安心できます。さらに、南国のあの陽気と日差しを感じたいのであれば、中部ダナンや南部ホーチミンがおすすめ。北部ハノイは5月から11月頃までは蒸し暑い陽気ですが、一方で雨季の時期でもあるので、雨降りを覚悟しなければなりません。
南部ホーチミンは典型的な熱帯気候なので、5月~11月の雨季、12月~4月の乾季と2期しかない他、いずれも毎日日差しの強い、憧れの南国気温が続きます。日本の冬の時期は、特にホーチミンで南国バカンスは贅沢ですね。
また、ホーチミンはハノイよりもスパの数が多いほか、その多くは1区の観光エリアに密集しているので、市内観光プランにスパを自然に組み込むことができます。
モデルコース開始!土曜 9:00成田発〜14:00ホーチミン到着
それでは早速週末に行くホーチミン旅行のモデルコースを開始します。
成田空港からホーチミンのタンソンニャット空港までは、ANA、JAL、ベトナム航空が直行便で毎日運航しています。おすすめはANA(全日空)とベトナム航空の9時30分発、14時5分ホーチミン着の直行便。また、羽田空港からもホーチミン行きがあります。
ただし、新型コロナ明けで各航空会社もダイヤは不規則に変わっていますので、実際はリアルタイムの情報を検索するようにしてください。日本とベトナムは時差が2時間あり、日本の12時はベトナムの10時となります。
14:00~15:00 ホーチミンのホテルにチェックイン&観光の準備
時間通りにホーチミンに到着しても、そこから入国審査、荷物ピックアップ、市内への移動、ホテルチェックインと数々の行程があるので、ホーチミンの宿泊先ホテルに到着するまでは最低でも1時間は見ておきましょう。
ホーチミン旅行者のホテルは、ドンコイエリア、もしくはベンタイン市場周辺エリアに宿泊することになるかと思いますが、いずれも徒歩圏内で行き来できるほか、流しのタクシーを捕まえるのも苦労はしませんので、どちらも立地的には申し分ありません。
どちらを選んでも今回のモデルコースに狂いはありませんので、単純に自分のイメージするホテルを基準に選ぶといいでしょう。
15:00~18:00 モデルコースのスパ1回目の選び方
ホーチミンを観光する準備が整いましたら、いよいよお待ちかねのホーチミン旅行がスタートです。平日の仕事、そしてフライトの長旅もあって、身体は悲鳴を上げるほど疲れているのではないでしょうか。
ベトナム時刻ではすでに15時を回っているかと思います。観光名所を回るならば、ドンコイエリア近くの聖母マリア教会、中央郵便局、統一会堂、ベンタイン市場などがおすすめですが、それほど時間はありませんね。また、今回のモデルコースのコンセプトはスパ三昧。
モデルコースで行く最初のスパは移動を控えて、ドンコイ周辺がいいでしょう。ドンコイエリア、もしくはレタントンエリア、パスタ―通りならば市民劇場から歩いて行くことができます。
ドンコイエリアのスパ&マッサージ店
レタントンエリアのスパ&マッサージ店
調査中
18:00~19:00 ホーチミンで人気のベトナム料理店で舌鼓
ホーチミンの最初のスパは思う存分満足できましたか。スパが終わったころは、夜の帳がおりて辺りは薄闇に包まれ始めています。
マッサージを受けたあとは、脂肪が燃焼していて代謝がよくなり、自然とお腹が空いています。本場のベトナム料理を食べるならばドンコイエリアに向かいましょう。ドンコイ通り、グエンフエ通りには数多くの旅行者向けのベトナム料理レストランがたくさんあります。
どれもヘルシーで自然食材を使っているものばかりなので、日本人の舌にも合います。是非お腹いっぱい食べていってください。事前に予約をするのもおすすめです。
19:00~22:00 モデルコースも小休止。雑貨ショッピングでナイトライフを満喫
ドンコイ通りは別名「雑貨通り」。70以上の雑貨店が軒を連ねていて、そのすべてが外国人旅行者向けのショップです。どのお店もおよそ22時頃まで営業していて、閉店ぎりぎりまで観光客でにぎわっているのが毎日の光景。名実ともにホーチミンを象徴するトラベルストリートとなります。
夜のお土産探しは、昼間のそれとは少し雰囲気が違うから不思議です。バッグ、サンダル、アクセサリー、置物など、会社の同僚上司、家族へとお土産を買っていってください。モデルコースでは詳しくは省きますが、お土産を選ぶ際は事前に誰に何を買うかはある程度決めておくといいでしょう。
日曜 9:00~12:00 ホーチミン市内観光モデルコース
観光2日目の午前中は、ホーチミンの市内観光を楽しみましょう。観光の中心エリアには、市民劇場を拠点にガイドブックでもおなじみの観光スポットが点在しています。そのどれもが徒歩で行くことができるので、市内のベトナムらしい風景を横目に、地図を見ながら観光散策してみてください。
今回のモデルコースでは具体的なルートはあえて指し示すことはしませんが、あえて言うならば、聖母マリア教会と中央郵便局は隣り合っていますし、統一会堂は目と鼻の先。そこからベンタイン市場も歩いて10分程度です。もし戦争証跡博物館へ行くのであれば、流しのタクシーを使うといいでしょう。
11時から12時前後に昼食をとってほしいのですが、観光エリアの周辺には地元民向けの食堂や旅行者御用達のレストランまで数多くのお店が並んでいます。
帰国後は翌日から仕事に復帰しなければなりませんので、お腹を壊すのが心配な方は、無理して食堂に行く必要はありません。
13:00~16:00 モデルコースのスパ2回目の選び方
昨日と違い、本日は時間にも余裕があるので、ちょっと遠方のスパに足を運ぶことも可能となります。自身でタクシーを捕まえていくのもいいですし、スパによっては予約者限定でホテル送迎サービスを提供しているところが多くあるので、そちらを利用するのもいいでしょう。
せっかくのホーチミン旅行。フランス統治時代を今に映すフレンチビラで一度はスパを堪能してみたいところ。もしくは南国の気分満載の雰囲気を満喫できるスパを探してみてはいかがでしょうか。
フレンチビラで至福の時間を堪能できるスパ&マッサージ店
>>ホーチミンのローカルな路地裏に佇む高級フレンチスパ「YKCウェルネス」
南国の雰囲気抜群!のスパ&マッサージ店
>>ベトナム人御用達の高級スパサロン。南国の斜光が決めて「ボンスパ」
モデルコース最後の晩餐はホーチミンの夜景を愛でながら船上ディナーを
ホーチミン最後の夜は、今回のモデルコースでは船上で食事をするディナークルーズを選びました。ドンコイ通りをずっと歩くと、サイゴン川が見えてきます。サイゴン川沿いを走るトンドゥックタン通りを南に下ると、観光客船が停泊する埠頭がありますので、そこから毎日定時就航しています(市民劇場からタクシーで10分以内)。
ディナークルーズ船は複数社出ていますので、事前にどの船に乗るかよく調べておくといいでしょう。また、ほとんどのクルーズ船は、事前予約制となっていて、チケットは旅行会社でしか手配できない仕組みになっています。
ジャンク船「インドシナ号」のツアーはこちら
古くから日本人旅行者に人気のジャンク船を模したクルーズ船。サイズは小さいですが、南国雰囲気は抜群です。
ホーチミン人も絶賛「ベンゲー号」のツアーはこちら
魚を模した外観のベンゲー号は、3層からなる大きなクルーズ船。毎夜観光客や現地のベトナム人で一杯で、イベントも盛りだくさんです。
自分もクルーになった気分!「サイゴン号」のツアーはこちら
乗組員が全員白いセーラー服を着用している本格的なクルーズ船。上記で紹介した中では最も新しい船となります。サービスの質は間違いなく一番です。
月曜 8:00ホーチミン発〜15:00成田空港到着(モデルコース終了)
2泊3日のホーチミン旅行のモデルコースもこれでお終い。月曜朝8時の成田空港行きの直行便に乗れば、15時には日本に到着します。家路に着いてゆっくりと休んで、翌日から気分をリフレッシュして会社に行くことができます。
会社の同僚も上司も、まさかこの3連休で日本から遠く離れたベトナムで南国スパを満喫していたとは誰も思いません。ベトナム土産を渡したら、きっと驚いてくれることでしょう。
モデルコース番外編:乗り継ぎ便を利用して、スパをプラス1楽しもう!
もしギリギリまでホーチミン旅行を楽しみたければ、直行便ではなく乗り継ぎ便を利用するのも一つの手です。各航空会社の時刻表を調べてください。15時頃の飛行機でホーチミンを発てば、トランジットを含めても23時までには日本に到着することができるはずです。
その日程を組めば、ゆっくりとホテルで朝食をとり、チェックアウトをしたのち、最後にもう1度スパやマッサージを満喫することができます。スパが終わったら、レセプションスタッフにタクシーを呼んでもらい、タンソンニャット空港まで直行しましょう。