ハノイの雨季観光。雨の日の楽しみ方を在住者が徹底紹介!
ベトナムのハノイの雨季の観光プランを紹介します。せっかくのハノイ旅行。雨の日でも楽しめるスポットや過ごし方をベトナム在住者&旅行ライターが詳しくご案内します。
この記事で分かること
- ハノイの雨季は5月~10月
- 雨季のハノイ観光はGrabが便利
- ハノイの雨季期間の天気。雨はすぐにやむ?
- ハノイの雨季及び雨の日の楽しみ方
ハノイの気候は熱帯ではなく「温帯」。雨季は5月から10月
ベトナムと言えば年中蒸し暑い常夏の熱帯気候をイメージする人が多いことでしょう。しかし、ベトナムも日本と同様に南北に長い国土を持つため、地域によって気候が異なります。ケッペン気候区分でいうと、熱帯に属するのはベトナム中南部以南となり、北部ハノイは「温帯夏雨気候または温帯冬季少雨気候」に属します。
日本のような明確な四季はありませんが、北部山岳地帯では雪が降るエリアもあり、またハノイ市街やハロン湾といった観光エリアにおいても、時期によってはジャンパーを着込むほど寒くなります。
一方で降水量が多くなる雨季は5月から10月です。この時期は高温多湿の日が続き、また、気温も日中で35度を超える日も出てきます。
ハノイの雨温図で雨季の降水量や湿度、気温を確認
ハノイ観光中の移動は「Grab」タクシーがおすすめ!
ハノイは近年は政府の規制や新型コロナの影響があり、町中を走る流しのタクシー会社が減少傾向にあります。その一方で、配車アプリの「Grab(グラブ)」が存在感を増し、町中であればすぐに捕まえることができます。Grabを手配すると3~10分程度で来るので、それまで室内カフェなどで雨宿りして待っていましょう。
Grabの利用にはスマホとネット環境が必要なので、ハノイ現地でポケットWi-Fiをレンタルするのがおすすめです。
通常のタクシーはメーターが改造されていたり、意図的に遠回りされるトラブルがつきものでしたが、Grabは現在地と目的地を入力すると、近くのドライバーを自動で捕まえてくれます。スマホ画面上にドライバーの顔画像と料金が表示されるのでぼったくりの心配もなく非常に便利ですよ。
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ベトナムのハノイの雨季は暑い!雨の日でも紫外線対策は必須
一般的に雨季と言えば気温が下がり、乾季は気温が上がるイメージがありますね。しかし、ベトナムのハノイにおいては、それが逆転します。ハノイでは、雨季となる5月から10月が年間を通じて最も気温が高くなり、暑い日々が続く期間となります。そのため帽子やサングラス、UVカットクリームなど紫外線対策は必須です。
一方で雨季が終わった11月以降以降は徐々に気温が下がり、日によっては長袖やジャケット、ジャンパーが必要となるほど冷え込みます。
ハノイで南国を感じたいなら雨季の旅行がおすすめ!
上述のように、日本人に人気の観光都市であるハノイはベトナムの中でも少々特殊な気候となります。もしハノイ旅行に対して南国らしい常夏の時間をイメージしているならば、雨季である5月から10月に旅行を計画するのがおすすめです。
特に11月12月のハロン湾やチャンアン複合景観は非常に冷え込みます。もし半そで短パン、ワンピースのような恰好で臨んでしまうと、地獄を体験することになるかもしれませんよ。
ハロン湾等雄大な自然を感じる世界遺産観光も雨季の期間がおすすめです。
ハノイの雨季はどんな天気?雨はすぐにやむ?
東南アジア・南国といった都市の雨季に降る雨は、一般的にスコールと呼ばれる局地的な突発豪雨です。青空にも関わらず突然豪雨が降りだし、数十分でからりと上がるのが定番ですね。
一方でハノイもそのようなスコールはよくあるのですが、灰色の雨雲が空を覆って数時間降り続く長雨になることも頻繁にあります。
雨が長引くときの兆候としては、「町中に風が強く吹き付ける」ことに注意を払ってください。ハノイ市内を観光中、急に風が吹き付けはじめたら、いつでも室内観光に切り替えられるよう、博物館見学やカフェやレストランの近くを歩くようにするのが賢い判断です。
ハノイ観光の雨の日の過ごし方:旧市街で極上スパを体験
ハノイ観光の雨の日の過ごし方としてまずおすすめできるのは「高級スパのパッケージを体験」です。ハノイ旧市街には幾つかの旅行者向け高級スパがあります。事前に予約することで無料の個室手配や割引サービスを受けられるので是非ご利用ください。
ハノイの雨の日は博物館を梯子するのもおすすめ!市内の一覧
ハノイの雨の日は博物館見学に注力するのもいいかもしれません。ハノイ市内にはベトナム戦争やベトナムの歴史、民族博物館などが数多くあり、その多くが市内中心部に集まっているので、雨が降っている数時間の間に梯子して見て回ることも可能です。
ハノイ市内の博物館一覧
ハノイ女性博物館:ベトナム女性及び少数民族の女性の暮らしや生きる力をパネル展示している。
ハノイ民族学博物館:53の少数民族の貴重な文化資料や模型を集めたベトナム国内最大規模の民族博物館。
ベトナム国立美術博物館:青銅器時代から近代の時代の流れを追う。貴重な美術品・宗教品も展示。
国立歴史博物館:ベトナムの歴史がすべて知ることができる人気博物館。ホアンキエム湖傍にあるため、国立美術博物館よりアクセスが良好。
ホアロー収容所:フランス統治時代に作られ、ベトナム戦争まで使われたベトナム人の収容所。アメリカCNNにて「アジアの最恐観光スポット」にも選出された経験がある。
ハノイの雨季は5つ星ホテルに宿泊がおすすめ!雨の日はホテルライフで1日過ごす
ハノイの雨季の期間は、予算が許す限り、是非5つ星ホテルに宿泊してください。スコールのように雨が降っても数十分で止めばいいのですが、長雨になる場合はホテルに戻ってホテルライフを満喫するのも良い思い出になるはずです。
ハノイの5つ星ホテルであれば、屋外プール・フィットネスジム・スパ・カフェ&レストラン・ラウンジ・24時間ルームサービスがあります。またホテルによってはテニスコートやカジノを設備しているところもあります。
ハノイの雨季でも「旧市街ナイトマーケット」は楽しめる!夜散策はココ!
ハノイの旧市街では毎週末金曜から日曜の3日間でナイトマーケットが開催されます。ナイトマーケットが開催される19時から23時頃は、雨季の期間であっても比較的晴れていることが多いので、ゆっくりと夜観光できるはずです。
また、ナイトマーケットに行く前後にホアンキエム湖の散策やタンロン水上人形劇場鑑賞なども体験していくと良いでしょう。
まとめ:雨の日もハノイ観光は楽しめる!十分に計画を練って行こう
いかがでしたか。今回は雨季、及び雨の日のハノイ観光の楽しみ方を具体的に説明しました。どうしても雨季のシーズンは敬遠されがちですが、ハノイは雨季以外のシーズンンが肌寒い期間となるので、南国タイムを過ごしたいなら雨季となります。
ハノイ観光中の雨で、数十分で止む気配があればそこらへんのカフェや雑貨店で過ごすのも良いですし、長雨になりそうならばホテルに戻ったり、スパでパッケージコースを体験するのがおすすめです。