ベトナムのリゾート地おすすめをすべてご案内!海・山・田舎どこにする?
近年発展してきたベトナムですが、まだまだ東南アジアらしいおすすめしたいリゾート地が国内にはたくさんあります。そこで、今回は海や山、田舎のベトナムのリゾート地をおすすめ処を10個厳選してご案内します。リゾートといっても海だけではありません。
ベトナムにはおすすめのリゾート地がたくさん!ハノイやホーチミンだけじゃない
ベトナムと言えば、北部ハノイ、南部ホーチミンの2都市が真っ先に思いつきますね。事実日本人旅行者の行き先1位と2位となり、この両都市で年間日本人旅行者数の8割以上を占めています。しかし、2010年頃から中部海の都市ダナンが新しい観光地として登場。
市街地に海があり、世界遺産ホイアンもあることから、現在ではベトナム最大のリゾート地として紹介されるようになりました。そして、今回はダナンを含めて、まだまだ知名度の低いリゾート地も併せて10個厳選して紹介します。
ベトナムのおすすめリゾート地は海だけじゃない!
ベトナム含む東南アジアのリゾート地と言えば、プーケットやボルネオ、バリ島といったように、『海(ビーチ)』がある観光地が人気ですね。しかし、ベトナムでは海の町のダナン以外にも、おすすめしたいリゾート地がたくさんあります。
ダナンのリゾート地の中には、「欧米人には知名度は高いけれど、日本人旅行者の間ではあまり知られていない観光地」が多くあります。今回はそちらもたくさん紹介しますので、是非次のベトナム旅行先として検討してみてください。
ベトナムのリゾート地はベストシーズンを考慮すべき?
ベトナムのリゾート地へ行く場合、やはり現地のベストシーズンは考慮すべきでしょうか。ベトナムは南北に長い国土を持つため、日本とまではいきませんが、地域によって気温や環境が異なります。
もしベストシーズンを考慮できるならば、下記を参考にベトナム旅行のスケジュールを組んでみてください。
南部のベストシーズン:12月~5月。この時期は乾季となるので、アウトドア観光ができます。ただし日中は水分補給は忘れずに。
(対応地域)ブンタウ・ニャチャン・ムイネー・フーコック島・チャウドック
中部のベストシーズン:5月~9月。9月中頃から雨が降り始め、10月から12月にかけては台風のシーズンとなります。また、肌寒い日は3月ないし4月頃まで続くときがあるので、海水浴目的ならば5月から9月がおすすめです。
(対応地域)ダナン・ホイアン・フエ・フーイン・クイニョン・
北部のベストシーズン:11月~4月。北部のリゾート地と言えばハノイから行くハロン湾やニンビン省といった世界遺産が有名ですが、いずれも屋外観光地なので雨に降られると参ってしまいます。
(対応地域)ハロン湾・ニンビン省・サパ
日本から直行便で行けるベトナムのリゾート地はココ!
日本から直行便で行けるベトナムの観光地は「ハノイ・ホーチミン・ダナン」の3都市となります。その内リゾート地と呼べるのはダナンとなります。
その他の都市は現時点では直行便はありませんが、ダナンもしくはホーチミンから国内線で1時間前後で行けるところばかりですし、ベトナムの国内線はLCC(格安航空会社)が多く就航しているので、往復1万円以下で航空券を購入することもできます。
ホーチミンから超近い!海のリゾート地「ブンタウ」は初めてのベトナム旅行でもおすすめ!
ホーチミンから車でわずか2時間で行ける海の町「ブンタウ」。日帰りツアーに参加することもできますが、どうせなら1泊してほしいところです。リゾート地としてはローカル感が強いですが、美味しい海鮮を頬張り、仏教寺院を見学。海の見える高級ホテルで南国リゾートを満喫したりと、楽しみは尽きません。
ブンタウの観光エリアはそれほど広くないので、タクシーですべて回るのもいいですが、できればバイクをレンタルするのもおすすめです。山と海に挟まれた素朴な町並みを自由に散策することができます。
欧米人にとってのベトナム最大のビーチリゾートは「ニャチャン」もおすすめ処
日本人にとってはベトナムの海のあるリゾート地といえば中部ダナンをイメージしますが、実は欧米人にとっては、ダナンではなく中南部に位置するニャチャンがベトナム最大のビーチリゾートとして知られています。
また、アクティビティも盛んで、現地で申し込めるマリンスポーツも多岐にわたります。あまりマリンスポーツの経験がない人は、ニャチャンの地でダイビングやジェットスキー、シーウォーカー・パラセーリングなどを初体験してみてはいかがでしょうか。
ダナンと同様に市内に海が広がるのもリゾート地としての魅力の1つです。
ニャチャンはダナンのように世界遺産はありませんが、海以外にもチャンパ王国の遺跡や自然景勝地、市場、遊園地、離島ツアーなどを楽しむことができるので、リゾート地として数日飽きることなくベトナムを満喫することができます。
アクセス:ホーチミンから飛行機で1時間
カップルにおすすめのベトナムリゾート地!「ムイネー」
日本人にはあまり知られていませんが、ホーチミンに暮らす日本人は揃って「ベトナムで一番おすすめのリゾート地」として紹介するのが、こちらのムイネーです。ほとんどの宿泊施設がバンガローやロッジタイプで、オンザビーチなので砂浜まで歩いてすぐ。南国らしい造りで、オープンエアのレストランと屋外プールはどこのホテルにも設置されているのが魅力です。
リゾート地・ムイネーは海ももちろんありますが、市街地から少し離れていて、実際現地では海以外で過ごすのが普通。おすすめの観光地は「白い砂丘(ホワイトサデューン)」、「チャンパ王国の遺跡・チャム塔」、「妖精の渓流」、などがあります。ホテル内のプールやレストラン、周辺のお土産店や安マッサージ店など町歩きも楽しいです。
アクセス:ホーチミンから寝台バスで6時間
静かに過ごせるベトナムの山岳リゾート地「ダラット」
ベトナムのリゾート地への旅行を考えている人の中に、「静かなリゾート地に行きたい」という方にぴったりの観光地が「ダラット」です。標高1400mの高原地帯に広がる小さな町で、フランス統治時代に開拓されたため、町の雰囲気も西洋風なのがベトナムらしいです。ハノイやホーチミンと異なり静かで涼しいので、南国の雰囲気は抑え気味ですが、素朴な異国の町といった感じでベトナム在住日本人の間でもファンは多くいます。
ダラットの市街中心地にはたくさんの食堂やカフェがあるので、それらを梯子したり、スアンフーン湖の散歩、ダラット市場の散策などもおすすめどころ。さらに蒸気機関車に乗って隣町へ足を運んだり、森林に囲まれた自然景勝地や少数民族と交流できるランビアン山を観光するのもおすすめ。
アクセス:ホーチミンから寝台バスで6時間。飛行機の場合は1時間で着きますが、空港から市街地までタクシーでさらに1時間かかります。
プライベートビーチも。ベトナムの離島「フーコック島」
ベトナム国内には中部以南にかけて、複数のリゾートアイランド:離島があります。日本人に知られている離島は「フーコック島」と「コンダオ島」ですね。
フーコック島はベトナム最大の離島リゾート地として、コンダオ島はブラットピット&アンジェリーナジョリー元夫妻がお忍びで行ったハネムーン先として知られています。しかし、コンダオ島はまだ旅行者が楽しめる観光スポットはなく、またリゾート開発も進んでいないので、日本人旅行者におすすめなのはフーコック島となります。
リゾート地のフーコック島の楽しみ方は、海よりも市街地の散策がおすすめ。ヌクマム工場やコショウ畑の見学、真珠の養殖工房で買い物したり、ビーチエリアで海鮮三昧などがおすすめしたい過ごし方。ベトナムの海はそれほど透明度は高くありませんが、フーコック島は非常に綺麗なのも魅力です。
また日が暮れるころを見計らって、海沿いのカフェレストランに足を運びましょう。フーコック島のサンセットはベトナムで最も美しいと言われています。また、現地のオプショナルツアーに参加すれば、安い料金でジープで島内を一周したり、漁船に乗って海釣りをする贅沢な時間も可能です。
アクセス:ホーチミンから飛行機で1時間
ホーチミンから行ける田舎のリゾート地はココ「チャウドック」
ベトナムでおすすめしたいリゾート地は海・山・離島・田舎の4つ。チャウドックは南部メコンデルタ地方にある小さな田舎町。しかし、外国人のバックパッカーや旅慣れた旅行者に非常に高い人気を誇るリゾート地という側面もあります。
チャウドックでリゾート気分に浸るための重要なポイントが、4つ星ホテル「ヌイサンロッジ」に宿泊することです。仏教の聖山サム山にあり、ご覧の風景を望むことができるラグジュアリーなひとときを過ごせるホテルです。自転車を無料でレンタルできるので、麓のバーチュアスー廟や山頂までサイクリングすることも可能。ベトナムのオフシーズンに訪れれば、宿泊料金も1泊5000円前後です。
また、チャウドック市街地では、少数民族のチャム族の町へ行ったり、彼らの民芸品を購入、市場でメコンデルタの名物を頬張ったりするといった素朴な観光がメインとなります。夜はバーチュアスー廟の周辺に夜店がたくさん出て、ナイトマーケットのような雰囲気となります。
アクセス:ホーチミンから寝台バスで6時間
ハノイから行ける田舎町「サパ」。近年ベトナムを代表するおすすめリゾート地へと変貌
ホーチミンから行ける田舎のリゾート地がチャウドックなら、ハノイから行ける田舎町は「サパ」となります。2016年にハノイとサパで高速道路が開通して以降、旅行者が急増。
4つ星や5つ星ホテルが増え、現地のオプショナルツアーが充実して急速にリゾート化が進んでいます。とはいえ、まだまだ山岳の田舎エリア。澄んだ空気と素朴な人々が町を行き交う穏やかな風景が広がり、ハノイとサパの2都市周遊旅行がおすすめできます。
サパ現地ではアウトドアのツアーに参加するのが定番の楽しみ方。自転車でサイクリングをしたり、山登りのトレッキングツアー、少数民族との交流やホームステイなどが人気。週末になると少数民族が出店する青空市場が開催されるので、彼らの作る貴重な民芸品をお土産に選ぶことができます。大自然の中に身を寄せるネイチャーリゾートが好きな人にうってつけの観光地となります。
アクセス:ハノイから長距離バスで5時間
海と田舎が共存!ベトナム中南部のプチリゾート地「クイニョン」もおすすめ!
中南部のニャチャンからさらに3~4時間ほど車もしくは列車で北上したところにある素朴な海の町が「クイニョン」です。「ベトナムの隠れ家的リゾート地」として最近外国でも知られるようになりました。
まだまだ楽しめる観光施設はほとんどなく、のどかな海の町を歩いてローカルカフェや食堂でベトナムグルメを頬張り、シーフードを楽しむといった程度ですが、最近は広大な敷地面積を誇るリゾートホテルもできましたので、ホテル内で海を傍らに静かに過ごすのもおすすめです。
日本人旅行者がクイニョンに行くならば、ニャチャンと両都市を楽しむのがおすすめ。最初にクイニョンの素朴な海の町を楽しんだ後にニャチャンに行けば、リゾート地化されて欧米人で賑わうニャチャンの大きな町に驚くことでしょう。
アクセス:ニャチャンから車もしくは列車で3~4時間。ホーチミンから寝台列車で11時間
ベトナム中南部穴場のリゾート地「フーイエン」
ベトナムの中南部ニャチャンとクイニョンのちょうど中間地点にある「フーイエン(Phu Yen)」は、ベトナム人にとっても穴場のビーチリゾート地。とはいえここ数年で3つの5つ星のリゾートホテルができるなど、リゾート地としてのメッカであるニャチャンと変わらないホテルライフを満喫できます。
観光スポットはそれほど数多くありませんが、海沿いをバイクで疾走したり、海上で海鮮を頬張ったりと、のどかな南国リゾートライフを楽しむことができます。一週間もいればさすがに飽きてしまいますが、2泊3日程度であれば、十分おすすめ。ニャチャンもしくはクイニョンと併せて行きたいリゾート地です。
アクセス:ニャチャンもしくはクイニョンから車で2~3時間。ホーチミンから空路で1時間
海が市街に広がる!日本人にとってのベトナム最大のビーチリゾート「ダナン」もやっぱりおすすめ!
市街地に海が広がり、車で40分程度で世界遺産ホイアンに行けるとあって、2010年以降から各旅行会社が観光誘致に乗り出したのが、ベトナム中部ダナンです。現在は急速に観光開発が進み、リゾート地としてだけではなく、ベトナム第3のと都市として発展しました。
ダナンでは町観光とビーチリゾートを両方楽しむことができ、前者では教会見学や市場散策、ラグーン歩き、五行山のトレッキングなど、後者ではリゾートホテルで1日過ごしたり、複数のビーチエリアで海水浴やマリンスポーツを楽しめます。
ベトナムのダナン旅行において欠かせないのは、隣町の世界遺産ホイアン。日中よりも夜観光がおすすめで、幻想的な町並みは古き良き日本を思い出します。色とりどりのランタンが淡い光を落とすオープンエアのお店で、アルコールに酔ったりホイアン名物を楽しんだりできるほか、トゥボン川で灯篭流しを体験したり、橋向こうに開催されるナイトマーケットでお土産を買うこともできます。
ベトナム世界遺産の町「ニンビン省」は旅慣れた人におすすめのリゾート地
ベトナム北部における最大の世界遺産といえば、多くの人が「ハロン湾」と答えるでしょう。しかし、ハロン湾の姉妹として知られる世界遺産チャンアンがある「ニンビン省」も、近年は小さなリゾート地として欧米人を中心に人気が高まっています。
一般的にニンビン省はハノイから日帰りで行く現地ツアーの旅先として知られていますが、タムコック周辺は外国人バックパッカーが住みつくことができる宿泊施設や商店が並ぶエリアがあります。また、日帰りツアーでは行けないような自然風景や仏教寺院などもあるため、二度目のハノイ旅行者や旅慣れた人におすすめ。あまり人が行き交わない静かなリゾート地となります。
ベトナムのリゾート地を選ぶコツ
次の海外旅行はベトナムで!という方は、ここで紹介したリゾート地を選んでみてはいかがでしょうか。ベトナムのリゾート地を選ぶコツとしては、「賑やかな町がいいのか、静かな町がいいのか」、「海がいいのか、山がいいのか、田舎がいいのか」をまずは決めること。その後、ここで紹介したリゾート地の中からお気に入りの観光地を選んでみてください。