フーイエン/フーイン(ベトナム)観光案内・現地の歩き方~ビーチリゾート

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ベトナム中南部に位置するフーイエン/フーイン(Phu yen)は、近年観光開発が進む新たなビーチリゾート地。主要都市から国内線で行くことができる穴場の観光地となります。まだまだ外国人旅行者に対する知名度は低いのですが、5つ星のリゾートホテルもオープンし、今後は一層注目される予感がします。

そこで、ここではフーイエンの観光情報、及び現地の歩き方を紹介。リゾート地としての楽しみ方から、国家遺産景勝地までご案内します。

目次

    ベトナムの中南部に位置するフーイエン省。南国バカンスを楽しめる

    ベトナムの中南部に位置するフーイエン省。南国バカンスを楽しめる

    フーイエン(Phu yen)省はベトナム中南部に位置するビーチリゾート地。気候はホーチミンと同じ熱帯サバナ気候に属しますが、中部よりのため気候はより穏やかとなります。

    中南部のビーチリゾート地といえば、「ニャチャン」がその代表ですが、フーイエンはニャチャンから車で4時間ほど北上した場所に位置していて、さらにフーイエンから2時間ほど北に向かうとクイニョンが見えてきます。

    クイニョンはニャチャン行きの寝台列車「ゴールデントレイン」の終点でも知られている港町。フーイエンで時間を持て余しているのであれば、クイニョンへ1日観光するのもいいかもしれません。

    ベトナムのフーイエンまでのアクセス方法・行き方

    ベトナムのフーイエンまでのアクセス方法・行き方

    ベトナムのフーイエンはニャチャンからは長距離バスで行けますが、ホーチミンやダナン、ハノイからはかなり距離があるので、空路を選択するのが現実的です。

    フーイエンはトゥイホア(Tuy Hoa)が省都となり、トゥイホア国内空港があります。ホーチミンやハノイからも毎日就航しているので、1~2時間程度で行くことができるのが魅力です。

    ちなみにクイニョンにも国内空港があるので、クイニョンとフーイエンの2都市観光を考えている方は、最初に飛行機でクイニョンに向かうのもいいかもしれません。

    フーイエンの観光エリア中心はどこ?

    フーイエンの観光エリア中心はどこ?

    フーイエンはまだまだ観光地化されていないため、市街地には外国人旅行者向けのホテルはありません。その一方で、市街中心からは徒歩で海側まで移動することができ、この海側の道路沿いには、複数の4つ星から5つ星のリゾートホテルが並んでいます。基本的に観光客はこの海側のリゾートホテルに宿泊することになりそうです。

    フーイエンの高級リゾートホテルは格安!贅沢な南国ホテルライフを満喫しよう

    フーイエンの高級リゾートホテルは格安!贅沢な南国ホテルライフを満喫しよう

    フーイエンはまだ外国人旅行者がほとんどいないため、リゾートホテルであっても宿泊料金は現地価格。5つ星の広い敷地を持つリゾートホテルの料金相場は、およそ1万~1万5000円。オフシーズンであれば1万円以下で宿泊することも可能です。

    しかも、これらのリゾートホテルはここ数年でできたため、どこも清潔そのものですし、スパやテニスコート、屋外プールといったファシリティサービス・設備はニャチャンやダナンのホテルと変わりありません。

    ベトナム・フーイエン観光で現地で食べたい名物料理とは

    ベトナム・フーイエン観光で現地で食べたい名物料理とは

    フーイエン観光で押さえておきたい名物料理は、やはり海産物となります。また、旅行者にとってのフーイエンの名物料理は「マグロの目」となります。日本の和食でもまぐろの目玉の煮つけは有名ですが、フーイエンではスープのように食べます。これがとっても美味しいので、見た目がちょっと……という方も是非食べてみてください。

    また、まぐろの刺身を食べられるお店もあるのですが、こちらはカチカチの冷凍ものとなりますし、まぐろの刺身を普段から食べ慣れている日本人にとっては、あまり期待はしない方がいいです(値段も高めですし)。

    フーイエンにはレストランが少な目。観光中は大衆食堂で食事をとろう

    フーイエン自体は小さな町となりますし、外資資本はまだほとんど入っていないため、日本人が行って満足するような冷房が付いた清潔なレストランはほとんどありません(ショッピングセンター内に少しある程度)。

    そのため、旅行者の食事は基本は大衆食堂で取ることになりますが、「それはちょっと……」という場合は、宿泊ホテルのレストランを利用するのがおすすめです。

    フーイン観光の移動手段は「タクシー」一択

    フーイン観光の移動手段は「タクシー」一択

    フーイエンの市街地には特筆すべき観光地はありませんので、基本は郊外の海側と山側に行くことになります。バイクの運転に慣れているベトナム在住者であれば、バイクをレンタルするのもいいですが、それでも各観光スポット間は距離があるので、バイクだとちょっとしんどいです。

    そのため、基本はタクシーをチャーターすることになります。1日チャーターして60万ドン(3000円)程度と安いですし、ドライバーの多くは自己流で観光プランを持っています。「5つの観光スポットを巡って60万ドンね」などと向こうから提案してくれるので、あとはドライバーの人柄をみて決めるのがいいでしょう。

    ちなみにタクシーチャーターは絶対に“後払い”となります。前払いをしてしまうと、途中で逃げられて悲惨なことになります。

    フーイエン最大の観光名所!ベトナムの国家遺産に指定された溶岩を見に行こう!

    フーイエン最大の観光名所!ベトナムの国家遺産に指定された溶岩を見に行こう!

    フーイエンの最大の観光名所は、ご覧の景勝地「ガンダーディア(Ganh Da Dia)」。ベトナムの国家遺産に指定された摩訶不思議な岩場です。よく見ると玄武岩でできた六角形の柱が無数に連なって岩場を構成しています。

    フーイエンのガンダーディア

    この岩石はもちろん人為的に置かれたものではなく、すべて自然が作ったものとなります。いつできたかは定かではありませんが、その昔に近くの山が噴火し、溶岩がここまで流れ込んだのですが、海にせき止められて、このように規則正しい形で積もったとされています。

    記念撮影は忘れずに

    この六角形の玄武岩は何と3万5000以上あると言われています。足元には十分気を付けて、小さな子供は抱っこして慎重に降りてください。記念撮影は自由で、日によってはフリーのカメラマンがいて、代わりに写真を撮ってくれます(2~3万ドンほどチップをわたしてください)。

    海上養殖場で新鮮なシーフード料理を頬張る

    海上養殖場で新鮮なシーフード料理を頬張る

    こちらもフーイエンの観光地の1つ。場所が分からなければ、上記の写真をタクシードライバーに見せて連れて行ってもらってください。

    ここまでは無料でスピードボートに乗って行くことができ、海上で養殖されている海産物をその場で調理して食べることができます。

    海上でシーフードタイム!
    海上でシーフードタイム!
    カニ鍋です
    カニ鍋です

    新しいビーチリゾート地「フーイエン」は2度目のベトナム旅行に最適!

    1度目の旅行であれば「ニャチャンに行くよ」という人も多いかもしれませんが、2度目のベトナム旅行で穴場のビーチエリアを探しているならば、今回ご案内したフーイエンがおすすめです。なによりもベトナムらしいバカンスを満喫することができますよ。