日本&ホーチミン発フーコック島ツアーの良し悪し【ベトナム】

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ベトナムの楽園と呼ばれる「フーコック島」は、ホーチミン南西部にある国内最大の離島でありリゾートアイランド。2022年以降は国を挙げて観光客誘致に注力される期待の観光地です。今回は日本もしくはホーチミンから参加するフーコック島行きツアーの概要やポイント、注意点を徹底解説します。

目次

    ホーチミン最西端「フーコック島」の基本概要。ベトナム最大の離島

    ホーチミン最西端「フーコック島」の基本概要。ベトナム最大の離島

    海外旅行好きの方でも、ベトナムのフーコック島はあまり聞きなれない観光地かと思います。住所はメコンデルタ地方となり、ホーチミン最西端に位置しています。

    ベトナムの離島の中では最大の面積を誇りますが、半日もあれば車で一周できてしまいます。とはいっても、現時点では観光地化されているエリアは主にフーコック島西部および北部、南部の一部エリアとなり、まだまだ観光開発の途中となります。しかし、2020年以降になるとインターコンチネンタルホテル、マリオットホテル、ノボテルホテルといった5つ星のインターナショナルホテルが次々とオープン。外国人旅行者でも満足できる南国リゾートアイランドに成長しました。

    ベトナムが国を挙げてフーコック島を外国人旅行者の誘致に尽力!

    ベトナムが国を挙げてフーコック島を外国人旅行者の誘致に尽力!

    2020年から始まったコロナウイルスですが、欧米アジアともに徐々に観光を再開していますね。ベトナムは数年前から国を挙げてフーコック島をダナンに次ぐリゾートエリアにるするべく、外国人誘致に力を入れています。

    そして、2022年にはベトナムで最初に自由観光ができる観光地としてフーコック島を指名。フーコック島の島民全員にワクチン接種をすることによって、外国人旅行者は隔離無しで自由にフーコック島を散策することができます。

    日本発フーコック島行きのパッケージツアーの選択ポイント

    日本発フーコック島行きのパッケージツアーの選択ポイント

    フーコック島は2021年末現時点では、日本発の直行便がありません。そのため、日本からフーコック島へ行く場合は、一度ベトナム国内空港に降り立ち、そこから国内線に乗り継いで向かうことになります。日本からの直行便が就航しているベトナムの国際空港は、「ハノイ」、「ダナン」、「ホーチミン」の3都市となりますが、距離が一番近いのはホーチミンとなります。

    日本からフーコック島へ行くパッケージツアーは、大手から中小まで多くの旅行会社が取り扱っていますが、出発地点を見てみると、そのほとんどがホーチミン乗り継ぎとなります。

    日本発フーコック島行きのツアー参加の注意点

    日本発フーコック島行きのツアー参加の注意点

    日本発フーコック島行きのパッケージツアーは各旅行会社で取り扱いがありますが、現地ツアーガイドは日本語ではなく英語の場合が多いのと、ホーチミンにはツアーガイドが不在で、ホーチミンからフーコック島への国内線の乗り継ぎは自身で行わなければならないことは注意してください。

    ただし、これも絶対ではありませんので、もしホーチミンで現地ツアーガイドと落ち合うことができるならば、かなり良心的な旅行会社となりますので、そちらのパッケージツアーを選ぶのもいいかもしれませんね。

    ただし、これも絶対ではありませんので、もしホーチミンで現地ツアーガイドと落ち合うことができるならば、かなり良心的な旅行会社となりますので、そちらのパッケージツアーを選ぶのもいいかもしれませんね。

    おすすめ!ホーチミン発フーコック島現地オプショナルツアー

    おすすめ!ホーチミン発フーコック島現地オプショナルツアー

    ただし、タビスパでおすすめしたいのは、日本発ホーチミン行きのパッケージツアーで現地入りし、ホーチミン滞在の前半もしくは後半で1泊2日、あるいは2泊3日のフーコック島行き現地ツアーへ参加する方法です。

    この方法で旅程を組むことができれば、ホーチミンとフーコック島の2都市を観光することができます。大都市ホーチミンと田舎の風香るフーコック島は、まるで国が違うかのように見る景色が異なります。1度の旅行で都市観光とリゾートアイランドを双方楽しむことができるのは、ベトナムの中でもホーチミンならではの体験です。

    ツアーではなく、ホーチミンから自力でフーコック島へ行こう!

    ツアーではなく、ホーチミンから個人で自力で行くのもおすすめできる!

    上記のように日本発のパッケージツアーや、ホーチミン発の現地ツアーに参加してフーコック島へ行くのもいいですが、いっそのこと自分でホーチミン発フーコック島行きの国内線に乗って現地へ行くのもおすすめです。ホーチミンのタンソンニャット国際空港と国内空港は隣接していますので、迷う心配がありません。

    また、ホーチミンからフーコック島までの飛行時間はたったの1時間ですので、格安航空(LCC)を利用するのもいいでしょう。ただし、下手をするとツアー代金の方が自力で行くよりも安く済むこともありますので、ホテル宿泊費はよく吟味する必要がありそうです。

    ベトナムの楽園「フーコック島」の現地ツアーに参加しよう!

    ベトナムの楽園「フーコック島」の現地ツアーに参加しよう!
    イカ釣り現地ツアーの様子

    フーコック島へ降り立ったあとは、自由に島内を散策することができます。ベトナム人や旅慣れた欧米人は、現地のツアーデスクでバイクをレンタルして島内を疾走しますが、「さすがにちょっと怖い」という場合は、タクシーを利用することができます。ただし、各観光スポットまでは少し距離があり、物価安のベトナムといえども料金は少々高くつきます。

    そこでおすすめしたいのが、フーコック島の現地ツアーへの参加です。現地のツアーデスクを利用すれば、夜のホタルイカ釣り、船上サンセット鑑賞、ジープで島内一周、バーベキュー、ダイビング&シュノーケリングなどを満喫することができます。

    フーコック島の現地ツアーに参加する際の注意事項

    フーコック島の現地ツアーに参加する際の注意事項

    フーコック島の現地には日本語で会話できるツアーデスクがありませんので、参加の申し込みや概要の説明は英語を理解する必要があります。ホテル送迎の場所や食事の有無、チップの有無など、いくつか日本の旅行会社と勝手が異なることがありますので注意してください。

    もし心配ならば、上記でご紹介したように日本発フーコック島行き、もしくはホーチミン発の現地ツアー(共に日系旅行会社)に参加するのがおすすめです。

    フーコック島行きのツアーに申し込むなら、「ホテル」の選択は要注意!

    フーコック島行きのツアーに申し込むなら、「ホテル」の選択は要注意!

    日本発のパッケージツアー、あるいは現地ツアーに参加するにしろ、絶対に覚えておいてほしいのは、「5つ星ホテルに宿泊すること」です。ベトナムに5つ星の高級ホテルがオープンをはじめてから、まだ10年も経っていません。そのため、どのホテルも清潔ですし、朝食ビュッフェはもちろん、屋外プールやスパ、レストラン、カフェ、バーなどが併設していますので、充実したホテルライフを楽しめます。

    一方でフーコック島にある2~3つ星は、正直言うとあまりおすすめできるものではありません。いずれもベトナム人向けのサービスとなりますので、日本人が宿泊すると、至る所で粗が目立ちます。そのため、宿泊するホテルは絶対に5つ星ホテルがおすすめです!

    Ⓒnobotel phu quoc
    Ⓒnobotel phu quoc

    フーコック島はベトナムで最もサンセットが美しい観光地

    フーコック島はベトナムで最もサンセットが美しい観光地

    フーコック島はベトナムで最も美しいサンセットを鑑賞できる場所として知られています。タイランド湾に沈む夕日は、シーサイドであればどこからでも見ることができますので、お洒落なレストランでディナーを嗜みながらサンセット鑑賞するのもいいですし、現地催行のサンセット鑑賞ツアーに参加するのもおすすめです。ツアー参加の場合は、船に乗って海上で夕日が沈むのをゆっくりと眺めることができます。

    船上でサンセット鑑賞。息を吞むほど美しい
    船上でサンセット鑑賞。息を吞むほど美しい
    ホーチミンの楽園フーコック島のツアーを徹底解説!
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    ホーチミンから行くフーコック島観光!ツアー参加者の評判は上々!

    フーコック島は数年前までは、日本人からすると少々退屈な観光地でした。しかし、2020年以降は世界の旅行者に注目されているリゾートアイランドとなりました。サンセット鑑賞や現地ツアーといった楽しみ方以外でも、コショウ畑や真珠工房の見学、サファリパーク、カジノなど、観光スポットも充実していますので、1~3日程度であれば時間を持て余すことなく満喫できます。もちろん、丸ごと1日ホテルライフや海水浴で時間を費やすのもいいですね。

    フーコック島は、ホーチミンから気軽に行くことができるので、個人&ツアー共におすすめできる観光地となります。是非次の海外旅行はベトナムのフーコック島に足を運んでみてください!

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    Writer/この記事を書いた人

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    古川 悠紀
    トラベルライター

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    大学卒業後、日本で販売店営業、外資(米国)メーカー勤務を経て2011年にベトナムのホーチミンに移住。トラベルライターとして東南アジア各国を周遊・居住し旅行生活経済の記事を請け負う。実績にAll About、阪急交通社、自著「ベトナムとビジネスをするための鉄則 55」、寄稿「トリコガイドベトナム(アルク出版)」、「複住スタイル(英和出版)」、下川裕治著/編に記事の寄稿等がある。