ベトナム旅行で出会える風景10選!観光地選びに最適!
ベトナム旅行を計画する方は、旅先となる観光地はどのように決めますか?今回ご紹介するのは、ベトナム旅行で出会える美しい風景10選。ベトナム国内には日本にはない目を見張る風景がたくさんあります。旅先に迷っている方は、ここで紹介する風景に出会うために、当観光地を選ぶのもいいかもしれません。
1.ニンビン省タムコックの山水風景を見下ろす
ニンビン省と言えば、北部ハノイから車で2時間で行ける大自然観光地。世界遺産チャンアンのボートクルーズを楽しめるとして、日帰りツアーが旅行者に人気がありますが、チャンアンの他にもう1つ欠かせないのが、こちらのタムコック。チャンアンと同じボートクルーズですが、タムコックの方が手つかずの自然風景を堪能できると言われています。
写真上のこちらはハンムアと呼ばれる山を登った山頂から見下ろすことができる風景。山といっても石段をひたすら上がっていくだけなので、女性でもトライできます。まさに息を飲む山水風景に心癒されてください。
2.ベトナム旅行の王道!ハロン湾の「夕暮れ風景」は要宿泊ツアー参加
ベトナム国内最大の世界遺産と呼ばれるハロン湾。ハノイから車で南下すること3時間の道のり。ハノイ旅行者の8割はツアーに参加すると言われる鉄板のベトナム旅行の観光地ですが、一押しの風景はご覧の「ハロン湾の夕暮れ」です。ハロン湾の夕暮れは日帰りツアーでは見ることができないので、必然的にクルージングの宿泊ツアーに参加することが条件となります。
大型客船で遊覧中、日暮れどきにさしかかると、空がグラデーションを描く橙へと染まり、ゆっくりと山々や奇岩にカーテンをかけていきます。運が良ければ、辺りの風景一帯が紫になって幻想的な一瞬を体験することができます。
3.ディープなベトナム旅行を。サパの美しい棚田風景
こちらも北部からの自然風景。ハノイからバスで6時間弱で行くことができる中国との国境に面しているサパは、少数民族のモン族が暮らす山岳地帯。ディープなベトナム旅行を求めるバックパッカーや旅慣れた旅行者に人気を集めている観光地で、現地ではのどかな田舎風景やトレッキング、少数民族との交流などをツアーで申し込むことができます。その中で目に焼き付けてほしい風景が、サパの棚田。モン族が耕す広大で美しいライスフィールドを見ることができます。
4.ベトナムリゾート地のダナンでは「ラグーン」の風景で貴重な体験を
ベトナム中部のダナンは昨今日本人旅行者に人気のビーチリゾート地で、東南アジアを代表する観光地として注目されています。そのダナンからは「ラグーン」の自然風景がランクイン。個人的には当記事で1、2を争うおすすめ度で、ラグーンを歩いたことがない人にとっては摩訶不思議の世界です。ラグーンのある場所は、ダナン市街地からタクシーで40分ほど北上し、ハイヴァン峠超えた先。ラグーンの傍にあるランコー村は、旅行会社が催行する漁村見学ツアーの行き先にもなっていますが、そのツアーでラグーンに行けるかは微妙。
ラグーンの風景はウユニ塩湖のような鏡の世界。湾内に海水と淡水が入り、足が浸かる程度の低い水位が一定にどこまでも広がるのがラグーンの特徴。透明度が非常に高いため、背後の連山が湖に鏡のように映し出され、微妙に陸に出た砂浜を歩くことができます。ラグーンを見れる場所はベトナムの観光地の中でもここくらいなので、ダナン観光で是非押さえてほしいスポットです。
5.ベトナム旅行の夜の風景No.1はココ。ホイアンの灯篭流し
ベトナム各地の観光地において、タビスパが個人的にNo.1と称する夜の風景がこちら。ホイアンはベトナム中部ダナン市街からタクシーで40分で行ける世界遺産の町。17世紀の交易時代に繁栄し、当時は日本の徳川家康公が朱印船をホイアンに派遣していました。そんな日本とも縁のあるホイアンでは、毎日夜になると、日本橋とトゥボン川付近において、伝統の灯篭流しを体験することができます。ライトアップされた日本橋も素敵ですし、灯篭流しがトゥボン川を流れる夜の風景はまるで時間が静止したかのよう。ダナン&ホイアン旅行を通してのハイライトとなること間違いありません。
6.ベトナム旅行者の穴場風景!ムイネーのホワイトサデューン
ベトナム旅行者にとっては、あまり知名度のない「ムイネー」は穴場の観光地となるでしょう。ホーチミンからバスで5時間強と多少時間がかかりますが、ホーチミン在住日本人も絶賛するリゾート地に行くことができます。ホテルはバンガローやロッジタイプが多く、そのほとんどが海沿いのオンザビーチという立地。南国ヤシの木々が並ぶ一本道をひたすら進んだ先には、イエローサデューンと呼ばれる黄色い砂丘がありますが、ここでベトナム旅行者に推したい風景は、さらにその先にある「ホワイトサデューン」と呼ばれる白い砂丘。
湖に寄り添うように広がる美しい砂丘の風景は非常に清潔でシンプル。360度パノラマで見渡すことができます。砂丘と空以外に視界を遮るものは一切なく、くっきりと水平線が見える場合、びっくりするくらい空が低く、近く感じられることを知っていますか?そんな体験を是非してみてください。ちなみにホワイトサデューンでは自分でバギーを運転したり、ジープを借りて砂丘を運転することができます。※ジープは運転手付き。
7.ベトナム旅行で摩訶不思議に出会う。カオダイ教総本山の「1つ目」風景
ベトナムの観光地の中でも、日本人に最も人気のある南部ホーチミン。そのホーチミンからほぼ毎日日帰りでツアーが催行しているのが、車で2時間ほどのタイニン省にあるカオダイ教総本山。ベトナムは仏教大国ですが、全国に新興宗教がまだ残り、カオダイ教はその中でもベトナム最大を誇ります。仏教、キリスト教、イスラム教、道教などが混在した異色の教えを説く宗教で、ここで見てほしいのが礼拝の風景。そして、奥には大きな1つ目の球体があり、こちらが「天眼」と呼ばれる宇宙を見る目。人生でいまだかつて見たことのない摩訶不思議な風景を見ることができるでしょう。
8.最もベトナムらしい風景!メコン最大の観光地「カントーの水上市場」
南部ホーチミンから行くことができるメコンデルタは、ジャングルクルーズツアーで人気の観光地ですが、ここで紹介する水上市場の風景は、さらに奥に入ったカントーと呼ばれる町で毎朝開催されています。カントーはメコンデルタ地方最大の都市であり、市街から15分ほどタクシーで走ったところにある「カンラン」と呼ばれる場所で水上市場を見学することができます。早朝の5時頃から大小の問屋船が100近くメコン川を往来して、船同士で商売をはじめます。一応観光地にもなっているので、ツアーに参加したり、サイゴン川の岸辺に停泊しているボートの主と交渉して遊覧することができます。
カントーはホーチミンから5時間程度かかりますので、早朝の5時に出発するためには前泊する必要があります。ホーチミンから催行している定期ツアーはありませんので、カスタムで組むか、自力で行くことになります。
9.ベトナム少数民族のチャム族と高床式住居の風景
ベトナムには53の少数民族が全国各地に点在して、チャム族は最大規模を誇ります。ホーチミンからメコンデルタに入り6時間ほど車で走ったところにあるチャウドックは、チャム族とベトナム人が共存する小さな町。カンボジアの国境にも面しています。ベトナム人にとっては格式高い仏教寺院がある聖山とバーチュアスー廟が有名で、聖山の山頂から望む自然風景と遠くに見えるカンボジアは、一見の価値があります。チャウドックの市街地から手漕ぎボートで対岸に渡った先には、チャム族が暮らす小さな村があり、イスラム教の彼らから民芸品を買ったり、高床式住居を見学することができます。観光地としての見どころはそれほど多くはありませんが、バックパッカーには根強い人気があります。ちなみに聖山に建つ唯一の4つ星ホテル「ヌイサンロッジ(Victoria Nui Sam Lodge)」から望む風景は、数々の旅行雑誌にも取り上げられています。オフシーズンであれば5000~7000円ほどで宿泊できます。
ホテル公式HP:https://www.victoriahotels.asia/en/hotels-resorts/nuisam.html
10.ベトナムで最も美しいサンセットの風景はフーコック島にあり
最後はこちら。ベトナム最西端の観光地である離島「フーコック島」から望むサンセットの風景がランクイン。ベトナムの東側は東シナ海に面していますが、特殊な地形のため、海に沈む美しいサンセットの風景は見ることが叶わないとされています。しかし、タイランド湾沖に浮かぶフーコック島では、美しいサンセットの風景を見ることができ、「ベトナムで最も美しい」とさえ言われています。しかも夕日の風景を見る場所は一つではなく、市街地から南北のユーンドンビーチ及びオンランビーチ沿いのどこでも見ることができるのがポイント。海に面してカフェやレストラン、ホテルヴィラなどが建ち並ぶエリアもあるため、一生の思い出に残る風景に出会うことができます。是非最愛のパートナーと一緒に訪れてください。
ベトナムの旅行先は風景で決める
ベトナムの旅行先をまだ迷っている方は、ここで紹介した風景の中から決めてみてはいかがですか。ベトナムの観光地は年々増えていますが、見どころはやはり南国らしいダイナミックな自然風景です。是非日本では決して体験できない時間を過ごしてください。