ダナン半日観光!ハイヴァン峠&ラグーン(ランコー村)で絶景と出会う

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ベトナム中部は世界遺産のホイアン旧市街やビーチの広がるダナンなど、南国リゾートを楽しめる人気の観光地。

そのダナン郊外には、半日から楽しめる自然景勝地があります。見どころとなる絶景ラグーンや霧が買った峠道など、非日常の時間を体験することができます。今回はハイヴァン峠とラグーン(ランコー村)の行き方や見どころなどをご案内します。

目次

    ダナンからタクシーをチャーターしよう

    ランコー村の様子
    ランコー村の様子

    今回向かうのはダナンを北上したところに聳える「ハイヴァン峠」と峠を越えた先にあるランコー村とラグーンの3か所。午前の早い時間に出れば半日で帰ってくることも可能。移動手段はタクシーをチャーターするといいでしょう。

    ラグーンの入り口
    ラグーンの入り口

    行きたい場所(上記3か所)を伝えて、往復の料金を交渉してください。いずれの観光地も車を降りて散策するため、メーター制だと高くつきます。また、観光中は荷物はタクシーに置かないで、必ず手に持っていきましょう。逃げられたら困りますよね。

    ハイヴァン峠で「世界の車窓から」の絶景風景に出会う

    ハイヴァン峠の道中の風景
    ハイヴァン峠の道中の風景

    ダナンからタクシーに乗って北上すること20分ほどでハイヴァン峠に着きます。峠を山頂に向かって上っていくわけですが、道中には御覧のような絶景に出会うことができます。ハイヴァン峠は渦巻くように単線が通っていて、いまでも1日数本のディーゼル列車が走っています。遠く見える町がランコー村。漁村です。海はラグーン(礁湖)になっているので、水位が低く、どこまでいってもエメラルドグリーン。

    ハイヴァン峠から見れる風景
    観光地となっている

    このスポットは道中にあり、傍には多くの観光客が記念撮影しているので、すぐ見つかるはず。タクシーに止まってもらい、しばし絶景を楽しんでください。ちなみにこちらの風景はテレビ朝日「世界の車窓から」でも紹介された有名なスポットです。

    山頂のトーチカを見学しよう

    ハイヴァン峠のトーチカ
    霧がかったトーチカ

    絶景を愛でたあとは、再び山頂に向かって車を走らせます。しばし登っていくと、次第に霧が立ち込めてきます。時期にもよりますが、雨季の湿った空気の時期になると、御覧のように視界はほぼ霧に……。

    トーチカの写真
    ここでも商売魂で商売しているお店が多々ある

    山頂で見学できるトーチカとは、戦争で使う防衛ライン。フランス統治時代に造られ、ベトナム戦争中に実際使われました。見学の商用時間は10分少々。休憩がてら歩いてみるといいでしょう。

    大自然が織りなす幻想的な絶景「ラグーン(礁湖)」を歩こう

    ハイヴァン峠を越えた先20分少々走ると行くことができるのが、今旅最大の見どころとなる「ラグーン」です。ここでは小さな牡蠣の養殖が盛んで、1キロ500円くらいで買うことができます。タイヤに牡蠣の種を付けて水中で養殖。育ったらタイヤを搾れば数百の牡蠣(ベイビーオイスター)が剥がれ落ちます。

    牡蠣の養殖
    牡蠣の養殖
    タイヤを絞っているところ
    タイヤを絞ると牡蠣が落ちてくる

    非現実的絶景を!ラグーンを散歩

    ラグーンの様子
    まるで水上を歩いているみたい

    ラグーンは日本語では礁湖と呼ばれていて、特定沿岸地域で形成される湾のような場所。海水が内陸に入り込み作られ、場所によって淡水と海水に分かれます。

    特徴は御覧のように水位がどこまでも一定で、くるぶしから膝程度までしかありません。天気がいい日には、まるでウユニ塩湖のように背景の山々が水面に反射します。

    ラグーンで記念撮影
    ダナン旅行で最もインスタ映えするスポットかも

    インスタ映えすることは間違いなし。カップル、子連れ家族、団体、学生などなど旅行者層問わず絶対に満足するはずです。「ダナン旅行で一番楽しいひとときだった」というお言葉もたくさん見受けられます。

    水上レストランでシーフード・ランチ!

    ラグーンを歩いて記念撮影やら絶景を楽しんだあとは、水上に建つレストランでランチをとりましょう。水上レストランは何店舗か並んでいますが、客がたくさんいるお店に入るのがベター(客がいないお店は何かしら理由があるかも……)。ここでは新鮮なシーフードを食べることができます。値段も安く、ダナンやホイアンで食べるよりも3割から4割ほど安いです。

    人気レストラン「ランチャイ」
    人気レストラン「ランチャイ」
    ランチャイで食べられる海鮮
    ランチャイで食べられる海鮮

    ランコー村を散策

    ランコー村の様子
    ランコー村の様子

    ラグーンから車で10分少々のところにある「ランコー村」は、小さな漁村です。散策といっても特に観光地はなく、村に暮らす人々の生活風景をのぞいたり、村の中央にある不釣り合いなカトリック教会を見学したりする程度。ただ、こちらでは別途ツアーに申し込むことによってホームステイをすることも可能。ご希望の方は現地のツアーデスクに相談してみるといいでしょう。

    気に入ったら5つ星ホテル「アンサナランコー」に宿泊も

    アンサナランコーホテル
    アンサナランコーホテル

    アンサナランコー(Angsana Lang Co)はランコー村から10分ほどの距離にある5つ星ホテル。立地環境を活かした広大な敷地面積を有し、海に隣接しているほか、ホテル内を川が蛇行しているのが特徴。大きな屋外プール、ゴルフ場、フィットネスジム、複数のカフェレストラン、スパも完備。日本人旅行者向けのホテルはこの周辺ではアンサナランコー一択となりますので、是非こちらをご利用ください。

    アンサナランコーのビュッフェ会場
    アンサナランコーのビュッフェ会場
    屋外プール。プール付き客室もある
    屋外プール。プール付き客室もある

    ダナン観光のハイライト的観光エリア。マストで行こう!

    今回ご案内したハイヴァン峠とラグーン、ランコー村は大自然が残るベトナム中部の魅力がぎゅっと詰まったおすすめの観光地。日ごろ日本の社会に浸かれているビジネスマンや主婦の方は、しばし非現実の時間をここで満喫してみてはいかがですか。

    Writer/この記事を書いた人

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    古川 悠紀
    トラベルライター

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    大学卒業後、日本で販売店営業、外資(米国)メーカー勤務を経て2011年にベトナムのホーチミンに移住。トラベルライターとして東南アジア各国を周遊・居住し旅行生活経済の記事を請け負う。実績にAll About、阪急交通社、自著「ベトナムとビジネスをするための鉄則 55」、寄稿「トリコガイドベトナム(アルク出版)」、「複住スタイル(英和出版)」、下川裕治著/編に記事の寄稿等がある。