ハノイの7月&8月の観光旅行情報を在住者が解説
7月もしくは8月にベトナムのハノイに旅行を検討している人へ向けて、旅行ライターとして活動するベトナム在住者がハノイの現地観光情報をお届けします。
7月&8月は夏休みやお盆にハノイ旅行を計画している人も多いでしょう。しかし、7月と8月のハノイはあいにく雨季の真っ只中。しかし、日本とは異なる天気なので、現地の歩き方や注意点を知っておけばいつも通りに楽しむことができます。是非ご覧ください。
ハノイの7月&8月の気候・天気の疑問を解決!平均気温は29度
ハノイの7月&8月は最高気温で33度、最低気温で26度前後となり、平均は29度です。ちなみにハノイは年間を通じて最も気温が高くなるのは5月となり、6月をピークに少しずつ気温は下がっていきます。そのため、ほとんど変わりませんが、体感的には8月より7月の方が暑い日が多いです。
7月&8月のハノイは雨季!降水確率は56%。2日間に1日は雨が降る
ハノイは年間を通じて乾季と雨季に区別されます。雨季は5月中頃からはじまり、11月頃まで1日複数回のスコールが降ります。7月と8月の平均降水確率は約56%となるので、2日1日は雨が降る統計となりますが、体感的には毎日どこかしらの時間帯で数十分から1時間程度の雨は一度は降っている印象が強いです。
ハノイのスコールはどんな雨?よく降る時間帯はある?
一般的にスコールと言えば1回数十分から小一時間程度の局地的豪雨となります。ハノイでも同様ですが、ハノイは熱帯気候ではなく温帯気候のため、少々他のエリアと天気が異なります。
ハノイでは数時間にわたって雨が降り続くことも多く、特に8月は降水量が多く、傘では防げないような強い雨風が数時間降り続くことも少なくありません。一方で雨は霧がかかる早朝と夕方、深夜に降る傾向で、観光に最適な日中やナイトマーケットが開催される7時から23時頃までは比較的晴れることが多いです。
7月と8月の台風情報。ハノイはそれほどの心配はないが注意点もある
ハノイの台風シーズンは9月以降となります。7月から徐々に台風関連のニュースは多くなってきますが、本格的に台風が上陸しはじめるのは9月から11月の間となります。
ただし、台風ほどではないしても、スコールはそれに近い豪雨となりますので、台風の有無に関わらず、雨が降り始めたら即屋内施設に避難して、雨をやり過ごすのが賢明な判断と言えます。
ベトナムのハノイの7月と8月の市内観光は雨を想定したプランを立てよう
ベトナムのハノイの7月と8月に観光を計画している人は、雨が降ったときを想定した市内観光プランを立てるのが良いでしょう。外出するときに空を見て、快晴であれば仮に雨が降ったとしても数十分で止む可能性が高いです。一方で空が灰色に覆われているような天気であったり、風が強く町を吹き付けている場合は、一度雨が降るとなかなか止まない可能性があります。
前者の場合はカフェやレストランでゆっくり食事をすれば、お店を出るときには雨が止んでいるでしょう。しかし、後者の場合は長雨を想定して、以下の市内観光スポットをプランに組み込んでみるのがおすすめです。
7月と8月のハノイ旅行は高級スパのパッケージコースを満喫しよう
7月と8月のハノイ現地の特徴は「雨が多い&気温が高い」ことが挙げられます。高温多湿の日々が続くので、べったりとした汗をかいてしまいがちです。
そんなときは高級スパでリラクゼーションを満喫してください。ホアンキエム湖周辺及びハノイ旧市街には幾つかの日本人向けスパがあります。事前予約で個室手配や割引といった特典を受けられますので、是非ご利用下さい。
>>ハノイ市内のおすすめスパ一覧
ハノイ市内には博物館もたくさん!半日かけて回るのもおすすめ
ハノイ市内にホアンキエム湖周辺、及びホーチミン廟周辺に数多くの博物館、史跡があります。2~4か所回れば、半日は簡単に過ぎてしまいます。
ただし、おすすめはホアンキエム湖周辺の博物館です。ホーチミン廟周辺にはホーチミンハウス、ホーチミン博物館、タンロン遺跡などがありますが、周辺でタクシーを捕まえるのが難しいことがあり、途中で雨が降ってしまったら立ち往生となるリスクがあります。
ハノイ旧市街でお土産ショッピング!買いたいお菓子土産はコレ
初めてハノイに訪れる旅行者がお土産を買うなら、おすすめはハノイ旧市街です。以前はハノイ大教会周辺にお土産店がたくさんあったのですが、コロナ以降は多くのお店が旧市街に移転しています。
ちなみに押さえておきたいお菓子土産は、「YUGOC(ユーゴック)の生はちみつを始めたとしたベトナム名物お菓子」や「Marou(マルウ)の高級チョコレート」、「高級コーヒー豆のジャコウネコ珈琲」など。
■YUGOCは宿泊ホテルにデリバリーが可能です。
YUGOC公式HP:https://yugoc.com/
■ジャコウネココーヒーはココがおすすめ!本物を買える
Anne’s Maison:https://tabispavn.com/hanoi-kopiluwak/
7月&8月にハノイ旧市街を歩くなら「マーマイ通り」。夜は「ターヒエン通り」が一押し
7月と8月のハノイは日中で30度以上となるので、旧市街を隈なく歩くのは体力的にしんどいです。そのため、旅行者に人気、というよりは旅行者向けのお店がたくさん並ぶ通りを重点に歩くのが良いでしょう。
ハノイ旧市街は全部で36の通りがありますが、旅行者の観光エリアとなっているのは中央部と南部の実です。北部はドンスアン市場のみ。中央部は「マーマイ通り(Ma May)」が最も賑わうエリアとなり、トリップアドバイザーや旅行ガイドブックに掲載されているレストランやスパは大体この通りか周辺となります。
ハノイのナイトマーケットは金曜から日曜の週末にかけての開催となるので、平日にハノイ旅行を計画している人には、こちらの「ターヒエン通り(Ta Hien)」がおすすめです。ターヒエン通りは、昼はほとんどのお店が閉まっている閑静なエリアですが、夜になるとご覧のようにオープンエアのナイトバーや食堂エリアと変貌し、毎晩旅行者で賑わっています。
8月のお盆は降水量が1年で一番多い!ホテルライフに徹するのもおすすめ!
8月のお盆にハノイ旅行を計画している人も多いでしょう。雨を気にしながら観光するのが嫌な人は、いっそのことホテルライフに徹するのも良いかもしれません。
ポイントは「5つ星ホテルに宿泊する」ことです。5つ星ホテルであれば、ホテル内に複数のカフェ&レストラン、ナイトバー、スパ、屋外プール、フィットネスジムなどがあります。プールは雨が止んだあとも気温的には十分泳げます。ちなみにホアンキエム湖周辺よりタイ湖沿いのホテルの方が規模が大きいです。インターコンチネンタル、シェラトン、パンパシフィックといったインターナショナルホテルが並んでいます。
7月&8月のハノイ観光。世界遺産はチャンアンよりハロン湾に行くべき理由
7月と8月のハノイ旅行者の中で、世界遺産のハロン湾とチャンアン複合景観(ニンビン省)のどちらに訪れようか迷っている人は、「ハロン湾」が断然おすすめです。
その理由は「チャンアンは手漕ぎボートツアーなので、雨が降ったら大変」だからです。チャンアンもタムコックも2時間強のボート遊覧となり、途中で雨が降ったらポンチョを被ることになります。正直かなり大変ですし、視界も霧がかかり風景も見えません。
一方でハロン湾であればクルーズ船の遊覧となるので、雨が降っても船内に引っ込めばいいだけです。台風が来ると欠航の可能性がありますが、上述したように本格的な台風シーズンは9月以降なので、7月と8月はそれほど心配はありません。
7月と8月のハノイ旅行は現地ツアー参加もおすすめ!満足度が保証される
ハノイ市内は2023年より電車が開通されていますが、まだまだ旅行者にとっては使い勝手は良くありませんし、郊外には行きません。そのため、バッチャン村やハロン湾、ニンビン省といったエリアに行く場合は、現状現地オプショナルツアーへの参加が必須となっています。
また、市内観光であっても、料理教室やジュエリー作り体験などは非常に満足度が高い現地ツアーとなりますし、両者とも室内ツアーなので雨天でも楽しめます。
まとめ:7月と8月のハノイ旅行。スパや現地ツアーは事前予約して押さえておこう
今回は7月と8月のハノイ現地情報を紹介しました。旅行者が最も気になる雨ですが、8月は特に注意が必要です。雨で現地観光が困ってしまうのは他の外国人旅行者も同じことです。そのため、すぐに一杯になってしまうスパや現地ツアーは、事前に予約しておくのがおすすめです。その際は是非当サイト「タビスパ」をご利用ください。