ベトナムでジャコウネココーヒーをお土産に!値段・本物/コピルアク


ベトナム旅行で少し特別なお土産を探しているなら、「ジャコウネココーヒー(コピルアク)」がおすすめです。希少価値の高い高級コーヒーとして知られ、コーヒー好きの家族や友人への贈り物にも注目されています。
ただし、ベトナムで販売されているジャコウネココーヒーには、本物の豆だけでなく、通常のコーヒー豆を混ぜたブレンド品や、風味を人工的に再現した商品もあります。スーパーやお土産店で購入する際は、値段だけで判断せず、原材料やジャコウネココーヒーの含有率を確認することが大切です。
そこで、今回はベトナムのジャコウネココーヒーの特徴や本物と偽物の違い、値段の目安、購入時の注意点を解説します。さらに、ハノイ・ダナン・ホーチミンでジャコウネココーヒーをお土産に購入できるおすすめ販売店も紹介します。
是非ベトナム旅行のお土産に奮発してみてください!
ベトナム土産で人気のジャコウネココーヒー(コピルアク)とは?

ジャコウネココーヒーは、ジャコウネコが食べたコーヒーの実から、排泄物に含まれる種子を回収して作る希少なコーヒーです。インドネシア語では「コピルアク(Kopi Luwak)」と呼ばれ、インドネシアのバリ島をはじめ、ベトナムでも高級コーヒーとして知られています。
ジャコウネコの消化管を通過する過程でコーヒー豆に変化が生じ、通常のコーヒーとは異なる風味を持つとされています。生産量が限られるため価格も高く、ベトナム旅行ではコーヒー好きの人への特別なお土産として購入されています。
ジャコウネココーヒーができるまで

ジャコウネコは熟したコーヒーの実を食べます。果肉は消化されますが、内部にある種子は完全には分解されず、消化管を通って排出されます。この過程で酵素や微生物などの作用を受けることが、ジャコウネココーヒー独特の風味に関係すると考えられています。
排出された種子は回収後、洗浄・乾燥・脱殻などの工程を経て、焙煎用のコーヒー生豆になります。そのため、ジャコウネコの排泄物をそのまま焙煎して飲むわけではありません。
ただし、ジャコウネコが食べた実だからといって、必ずしも最高品質のコーヒー豆になるわけではありません。最終的な味や品質は、コーヒー豆の品種、回収後の処理、焙煎方法などにも左右されます。また、生産方法によってはジャコウネコを狭い飼育施設に閉じ込めるなど、動物福祉上の問題が指摘されていることも知っておきたい点です。
ベトナムでお土産として人気の理由

ベトナムは世界有数のコーヒー生産国で、特にロブスタ種は輸出高ダントツ1位なのはご存知でしたか。そのベトナムも近年は山岳高原の一部でジャコウネココーヒーの栽培が小規模ながらはじまっています。
ジャコウネココーヒーは一般的なコーヒー豆より高価ですが、希少性があり、ベトナム旅行の記念品やコーヒー好きの人への贈り物として特別感があります。豆のまま購入できる商品や、家庭で淹れられる粉末タイプなど、販売形態もさまざまです。
ベトナムのジャコウネココーヒーは本物?偽物との違い

ベトナムでジャコウネココーヒー(コピルアク)をお土産に買う際、最も注意したいのが本物と偽物の違いです。お土産店やスーパーには「Kopi Luwak」「Weasel Coffee」と書かれた商品が並んでいますが、必ずしも本物のジャコウネココーヒー豆を100%使用しているわけではありません。
実際には、本物のジャコウネココーヒーを少量だけ配合したブレンド商品や、通常のコーヒー豆に香料を加えて風味を再現した商品も販売されています。まずは以下の違いを理解しておきましょう。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 本物100% | ジャコウネコの消化管を通過したコーヒー豆のみを使用 |
| ブレンド | 本物のジャコウネココーヒーと通常のコーヒー豆を混合 |
| 人工発酵・香料入り | 通常のコーヒー豆を加工し、ジャコウネココーヒーに似た風味を再現 |
本物・ブレンド・人工発酵コーヒーの違い
本物のジャコウネココーヒーは、ジャコウネコが食べて排出したコーヒーの種子を回収し、洗浄・乾燥・焙煎して作られます。自然の生産過程を経るため大量生産が難しく、通常のベトナム産コーヒーより高額で取引されています。
一方、ベトナムではジャコウネココーヒーを数%だけ配合したブレンド商品も販売されています。例えば、本物を3%、通常のアラビカ種とロブスタ種を97%使用した商品もあります。この場合、本物が含まれていること自体は事実ですが、ジャコウネココーヒーと呼ぶにはあまりにも含有量が少なすぎますよね。
さらに、通常のコーヒー豆に香料を加えたり、人工的な発酵工程を取り入れたりして、ジャコウネココーヒーに似た風味を再現する商品もあります。これらは製造方法が異なるため、ジャコウネコ由来のコーヒー豆と同じものではありません。
Weasel Coffee(イタチコーヒー)は偽物?
ベトナムのスーパーやお土産店では、「Weasel Coffee(イタチコーヒー)」という名称の商品をよく見かけます。ベトナム語の「Cà phê chồn」もジャコウネココーヒーを意味する言葉ですが、これらの名称が書かれているからといって、本物のジャコウネココーヒーとは限りません。
実際に、ベトナムのスーパーなどで販売されている1000円以下で買えるWeasel Coffeeには、通常のアラビカ種やロブスタ種に香料を加え、ジャコウネココーヒーに似た風味を再現した商品となります。また、本物のジャコウネココーヒーを1~3%程度だけ配合し、残りの大部分を通常のコーヒー豆で占めるブレンド商品も存在します。
そのため、スーパーやコンビニで安価なWeasel Coffeeを見つけても、本物のコピルアクを安く購入できると考えない方がよいでしょう。
本物のジャコウネココーヒーをお土産に買いたい場合は、商品名だけでなく、原材料とジャコウネココーヒーの含有率を確認してください。表示が分からない場合は、販売店に本物の豆を何%使用しているか尋ねることをおすすめします。
ブランド名だけで本物と判断してはいけない
ベトナムでジャコウネココーヒーを購入する際は、パッケージに書かれているブランド名や商品名にも注意が必要です。例えば、筆者が以前スーパーで見た商品に「Kopi Luwak」とありました。しかし、会社に問い合わせてみると、実はジャコウネココーヒー豆ではなく、単に「コピルアク株式会社」というだけでした。パッケージにはイタチのイラストもあるので、これは意図的にだますもとも解釈できますよね。

ベトナムのジャコウネココーヒーの値段・相場

ベトナムで販売されているジャコウネココーヒー(コピルアク)の値段は、商品によって大きく異なります。スーパーでは数万ドンで購入できるWeasel Coffeeもありますが、本物のジャコウネコ由来の豆100%を使用した商品は、100gで100万ドンを超えるのが普通です。
実際の販売例を見ると、ジャコウネコ由来の豆100%と表示された商品は125gで約150万~210万ドン、一方で通常のコーヒー豆を使った安価なWeasel Coffeeは200gで7万~8万ドン程度の商品もあります。ただし、価格は販売店や商品によって変わり、100%という表示だけで本物と証明されるわけではありません。
| 種類 | 販売価格の参考例 | 特徴 |
|---|---|---|
| ジャコウネコ由来100%と表示された商品 | 125g:約150万~210万ドン | 高額な贈答用商品が中心 |
| 本物を一部配合したブレンド | 商品によって大きく異なる | ジャコウネコ由来の豆が数%の場合もある |
| 人工発酵・香料入りなどの代替商品 | 200g:約7万~8万ドンの販売例あり | 通常のコーヒー豆を主原料とする商品 |
本物のジャコウネココーヒーはなぜ高い?
本物のジャコウネココーヒーが高額になる理由は、生産できる量が限られているためです。通常のコーヒー豆とは異なり、ジャコウネコが食べて排出した種子を回収する必要があり、その後も洗浄・乾燥・選別・焙煎などの工程が必要となり、一度に抽出できるのはたった3g程度とも言われています。
ベトナムのスーパーでジャコウネココーヒーは買える?

ベトナムのスーパーでは、「Weasel Coffee」や「Cà phê chồn(ジャコウネココーヒー豆)」と書かれたコーヒーを販売していることがあります。ロッテマートや大型スーパーのコーヒー売り場でも見かけますが、本物のジャコウネココーヒーをお土産に買いたい旅行者は注意が必要です。
スーパーで売っているWeasel Coffeeの実態
スーパーで販売されているWeasel Coffeeは、通常のベトナムコーヒーと同じような価格帯で購入できる商品もありますが、もちろん、これらは含有量が数%程度か、もしくはジャコウネココーヒーを語った偽物である可能性が示唆されます。
「スーパーだから正規品でしょ?」と考える人も多いかもしれませんが、ベトナムではスーパーだけでなく空港の免税店であっても偽物やそれに近い低品質の商品は普通に出回っています。
もちろん中には本物のジャコウネココーヒーを売っているところもあるかと思うので、事前にブランド名や製造元などを確認することは忘れないでください。
本物をお土産に買うなら販売店で何を確認する?
本物のジャコウネココーヒーを購入したい場合は、まずは「本物のジャコウネココーヒー豆を扱っていることをPRしているお土産店」を探すのがいいでしょう。また、お店のスタッフがしっかりと本物であることを説明できることも条件です。
ジャコウネココーヒーは仕入れにもお金がかかるので、お店側も気合を入れて売るはずですし、当然スタッフにも説明できるように指導するのが普通です。また、口コミなどでお店情報を調べるのも大切です。

ベトナムでジャコウネココーヒーを買えるおすすめ店
ベトナム旅行で本物のジャコウネココーヒー(コピルアク)をお土産に買いたい旅行者に向けて、ハノイ・ダナン・ホーチミンの主要観光地で、正真正銘本物のジャコウネココーヒーを取り扱うお土産店を紹介します。
ハノイ|Anne’s Maison

Anne’s Maison(アンヌメゾン)は、ハノイ旧市街のHang Buom通りにあるコーヒーとベトナム土産のお店です。以前は以前はコーヒーとお茶の専門店として営業していました。現在もベトナム伝統をコンセプトに、コーヒー豆や茶葉、伝統雑貨などを幅広く取り扱っています。
また、本物のジャコウネココーヒーを扱っているほか、アラビカ種やロブスタ種、バター焙煎コーヒー、オリジナルブレンドなども購入できます。ベトナム産コーヒーを比較しながらお土産を選びたい旅行者におすすめです。

店内にはコーヒー以外にも、ベトナムの工芸品や食品土産が並びます。ジャコウネココーヒーを購入する際は、原材料や含有率、豆・粉の違いについてスタッフに確認するとよいでしょう。
お店はハノイ旧市街の観光エリアにあり、ホアンキエム湖周辺の街歩きと組み合わせて訪れることができます。コーヒー好きの人への高級土産だけでなく、職場や友人向けのベトナム土産をまとめて購入できるのも魅力です。
| 名称 | アンヌメゾン / Anne’s Maison |
| 住所 | 119 Hàng Buồm, Hoàn Kiếm, Hà Nội |
| 営業時間 | 9:00~22:00 |
| 行き方 | ハノイ旧市街のHang Buom通り沿い。ホアンキエム湖周辺から徒歩でアクセス可能 |
ダナン|Anne’s Maison

ハノイで人気のAnne’s Maisonは、ダナンのミーケビーチ南側にも2026年秋に店舗をオープンしました。Trần Bạch Đằng通りに位置するお土産店で、ジャコウネココーヒーをはじめ、ベトナム産コーヒーを購入できます。
近くには「Barett Urban Zone」というエンタメ&グルメの複合施設があり、繁華街となっているので、そちらを観光するついでに立ち寄ってみてください。
| 名称 | アンヌメゾン / Anne’s Maison |
| 住所 | Barett Urban Zone, 75 Trần Bạch Đằng, Ngũ Hành Sơn, Đà Nẵng |
| 営業時間 | 11:00~22:00 |
| 行き方 | ダナン大聖堂から車で10分 |
| 電話番号 | +84 904 009 992 |
ホーチミン|YUGOC(要事前注文)

ホーチミンで本物のジャコウネココーヒー(コピルアク)をお土産に購入したい方は、ベトナム土産ブランド「YUGOC(ユーゴック)」に相談してみてください。YUGOCは2018年にホーチミンで創業したお土産ブランドで、非加熱生はちみつや伝統菓子、カシューナッツなど、ベトナムの特産品を幅広く販売しています。
YUGOCでは上記で紹介したAnne’s Maisonのジャコウネココーヒーの注文に対応しています。ただし、店頭で常時販売しているわけではなく、購入を希望する場合は、旅行前に問い合わせて、前払い(ネット決済)が必要となります。
YUGOC直営店はベンタイン市場から徒歩1分のレロイ通りにあるので、ぜひ一度ご覧ください。
公式サイト:YUGOCへのお問い合わせはこちら
| 名称 | ユーゴック |
| 住所 | 108-110 Lê Lợi, Bến Thành, Hồ Chí Minh |
| 営業時間 | 10:30~18:00 |
| 行き方 | ベンタイン市場から徒歩1分 |
| 購入方法 | ジャコウネココーヒーは要事前注文 |
ベトナムのジャコウネココーヒーの味と香りの特徴

ジャコウネココーヒー(コピルアク)は、まろやかな口当たりや独特の香りを持つ高級コーヒーとして知られています。苦味が穏やかで、ナッツやチョコレート、熟した果実を思わせる風味が感じられるのが特徴です。
普通のベトナムコーヒーと何が違う?
ベトナムで広く飲まれているコーヒーは、ロブスタ種を使った深煎りのものが中心です。しっかりした苦味やコクが特徴で、練乳を加えたベトナムコーヒー(カフェスアダー)にもよく使われています。
一方、ジャコウネココーヒーは、通常のコーヒーとは異なる生産工程を経ることで、独特の風味が生まれるとされています。苦みは抑えられ、後味にほのかな甘みや香ばしさを感じられます。
ジャコウネココーヒーをお土産に買うなら豆?粉?
ジャコウネココーヒーはコーヒー豆、コーヒー粉、ドリップコーヒーで買うことができます。ベトナム旅行のお土産に購入する際、見た目を重視するならコーヒー豆のまま持ち帰るのがおすすめです。
粉に挽いた商品は見た目では普通のコーヒー粉と違いが分からなくなってしまいます。また、ドリップコーヒーはインスタント感覚で飲めるので贅沢感がありますが、値段はやや高めです。
ジャコウネココーヒーを豆で買う場合、自宅のコーヒーミルで挽くかと思いますが、これには少し注意が必要です。ジャコウネココーヒーは発酵と酸化をしているため粘度があり、また豆の形と強度がふぞろいです。手動のミルで挽くとうまく粉になってくれない(小さな欠片がたくさん残る)こともあるので、自動ミルで挽くのがおすすめです。






