ベトナムでジャコウネココーヒーをお土産に!お店紹介/コピルアク

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ベトナム旅行では近年の名物土産として「ジャコウネココーヒー(コピルアク)」が注目されています。

ここではジャコウネココーヒー豆をお土産として買うときの注意点や、ベトナムのハノイ・ダナン・ホーチミン等、主要観光地で旅行者向けにおすすめできる販売店(お土産ショップ)を紹介します。

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目次

    ベトナムのハノイ土産におすすめのジャコウネココーヒー(コピルアク)とは?

    ジャコウネココーヒーはインドネシアのバリ島旅行のお土産として2000年代初頭に有名になりましたね。ジャコウネココーヒーはインドネシア語で「コピルアク/Kopi Luwak」と呼ばれ、英語でもこの表記で広く知られています。

    ジャコウネコがコーヒーの実を食べ、排出されるコーヒー豆は、1日数グラムしか取ることができなく、世界で最も高価なコーヒー豆とも言われています。また、糞と聞くと汚いイメージですが、排出されるコーヒー豆は実は消化されていません。これはジャコウネコの腸内に存在する特殊な酵素のおかげと言われています。

    ジャコウネコが食すコーヒーの実は高品質の証

    ジャコウネコが食すコーヒーの実は高品質の証

    ジャコウネコはコーヒーの実であれば何でも食べるわけではありません。

    コーヒーの実の果肉が甘く、ジューシーな品質の高い実のみを食します。そのため、往々にしてジャコウネココーヒー豆を生産できる地域は、高品質のコーヒー豆を栽培できる場所となります。

    ジャコウネココーヒー(コピルアク)がベトナム土産として注目されている背景

    ジャコウネココーヒー(コピルアク)がベトナム土産として注目されている背景

    ジャコウネココーヒー豆(コピルアク)は、現在インドネシア、タイ、ベトナムにて産出されていますが、その中でもお土産として評判が高いのはバリ島とベトナムの2か国となります。

    ベトナムは欧米にジャコウネココーヒーを輸出している正規品販売会社が数多く存在しているため、現地で安く購入できるとあって欧米人旅行者に非常に高い人気を誇ります。

    ベトナム旅行者がジャコウネココーヒーを買う時の注意点

    ベトナム旅行者がジャコウネココーヒーを買う時の注意点

    ベトナム旅行者がジャコウネココーヒーを買うときは、幾つかの注意点が必要です。場合によってはジャコウネココーヒーではないものを買ってしまい、後悔することもあるかもしれません。

    1.ベトナムで販売しているジャコウネココーヒーとイタチコーヒーの違い

    ベトナム国内のスーパーやコンビニに行くと「Weasel coffee」と呼ばれる、比較的安いコーヒー豆が販売しているのを見かけることがあります。

    こちらはジャコウネココーヒーではなく、「イタチコーヒー」となり、種類が異なります。コーヒー豆を人工的に発酵・焙煎したものとなりますので、コンビニで売っている100円200円のものを買うのは避けましょう。

    2.お土産店に売っている安いジャコウネココーヒーは品質が低いわけ

    旅行者向けの雑貨やお菓子などを販売している一般的なお土産店でもジャコウネココーヒー(コピルアク)を謳う商品は数多くありますが、これらで注意したいのは「ジャコウネココーヒー豆の含有率」と「量産品か否か」です。

    ジャコウネココーヒーと謳っていても、実際は他のロブスタ種が混じっているブレンド豆で、ジャコウネココーヒー豆は1割も含まれていないこともあります。また、観光客向けに販売している大型店が仕入れているジャコウネココーヒーは、大量生産品なので含有率だけでなく、鮮度や品質、品種に問題がある場合があります。

    ベトナムでジャコウネココーヒー豆を買うときは「コーヒー専門店」がおすすめ

    ベトナムでジャコウネココーヒー豆を買うときは「コーヒー専門店」がおすすめ

    ベトナム旅行者が高品質のジャコウネココーヒー豆(コピルアク)を買いたいときは、「コーヒー豆の専門ショップ」で買うのがおすすめです。また、ジャコウネココーヒーは上述したように、産出量が非常に少なく、世界で一番高いコーヒー豆と言われています。

    本場のベトナム現地であっても、やはり本物のジャコウネココーヒー豆は多少値が張ります。逆に相場よりも安い場合は、本物ではない、あるいは含有率が低いものとみなしてください。

    ベトナムのハノイ市内で本物のジャコウネココーヒーを買うならココ!旅行者向けおすすめ店

    以下ではベトナムのハノイ旅行者向けに、ハノイ市内で本物のジャコウネココーヒー豆を購入できるお土産店を紹介します。是非足を運んでください。

    ハノイ旧市街:コーヒー土産の老舗「Anne’s Maison」

    ハノイ旧市街:コーヒー土産の老舗「Anne’s Maison」

    Anne’s Maison(アンズメイソン)は古くからハノイ旧市街にある老舗のお土産店です。以前は「Coffee&Gift Shop」という店名で日本人旅行者にも高い支持がありました。

    現在はHang Buom通りに移転して、コーヒー豆を中心にベトナムの伝統にちなんだお土産品を販売しています。

    Anne’s Maisonの店内の様子

    Anne’s Maisonでは本物(正規品)のジャコウネココーヒー豆(コピルアク)を扱っていることで以前より知られています。高品質&本物のコーヒー豆をコンセプトに販売している信頼できるお土産店です。

    ジャコウネココーヒー以外にもロブスタ、アラビカ、モカ、オリジナルブレンド、バターコーヒー豆なども扱っているので、ベトナム産コーヒー豆をお土産に買って行きたい人は、まずはAnne’s Maisonに訪れてみてください。

    コーヒー&お土産店「Anne’s Maison/アンヌメゾン」
    ハノイ旧市街のお土産店「Anne’s Maison」。コーヒーを中心にベトナム伝統の食品・雑貨が充実。コピルアクやバター焙煎、オリジナル配合コーヒーもおすすめです。
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    ベトナム高級ジャコウネココーヒーの色や味・香りの違いは?

    ベトナムの高級ジャコウネココーヒーはアンバーブラウンからダークブラウンまで幾種ありますが、往々にして淹れたてのジャコウネココーヒーは真っ黒となります。

    また、香りはフルーティかつ焼き栗のような香ばしさが特徴です。一概には言えませんが、ナッツのような香りを感じることもあり、またロブスタ種のコーヒー豆は若干の渋みがあります。

    ベトナムのジャコウネココーヒーとインドネシアのコピルアクの違い

    ベトナムのジャコウネココーヒーは、ドライフルーツのようなマイルドな酸味や、若干のワイン酵母が含まれることがよくあります。 一方でインドネシアのコピルアクは、滑らかな舌触りと甘酸っぱい風味が特徴です。

    また、ジャコウネココーヒーやコピルアクは、ともにハチミツに浸すことでハーブのようなほろ甘い香りに変わるので、是非試してみてください。

    まとめ:ベトナム旅行のお土産にジャコウネココーヒーを買おう

    今回はベトナム旅行者に向けて、高品質のお土産の1つとして「ジャコウネココーヒー豆(コピルアク)」をおすすめしました。ベトナムでは偽物や低品質のジャコウネココーヒーが多く出回っており、バリスタでない限り本物と偽物の区別はできません(仮に試飲させてもらっても判別つかないでしょう)。そのため、周辺の口コミやお店の事業方針、コンセプト、理念などを頼りに、信頼できるお店を探すのが肝要となります。

    本物を手に入れたいと考えるベトナム旅行者は、ここで紹介した注意点を考慮しつつ、お店探しをしてみてください。

    Writer/この記事を書いた人

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    古川 悠紀
    トラベルライター

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    大学卒業後、日本で販売店営業、外資(米国)メーカー勤務を経て2011年にベトナムのホーチミンに移住。トラベルライターとして東南アジア各国を周遊・居住し旅行生活経済の記事を請け負う。実績にAll About、阪急交通社、自著「ベトナムとビジネスをするための鉄則 55」、寄稿「トリコガイドベトナム(アルク出版)」、「複住スタイル(英和出版)」、下川裕治著/編に記事の寄稿等がある。