ホーチミンの象徴!ベトナムの熱気を感じる「ベンタイン市場」

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ベトナムの熱気を感じることができる市場は、どこの町でも必ずあり、庶民の台所の役割を果たしています。昨今大都市に成長したホーチミンであっても、それは同じ。ホーチミン市内最大の「ベンタイン市場」は、市街中心部にある屋内市場で、旅行者にとっても観光スポットとしてにぎわっています。

活気あるベトナムを肌で体感することができるおすすめの名所でもありますので、ここではベンタイン市場の魅力をご案内いたします。

目次

    市民劇場(オペラハウス)から徒歩15分

    市民劇場(オペラハウス)から徒歩15分

    「ベンタイン市場」があるのは、ホーチミンの中心地である1区。周辺は歩行者やバイク、車の往来が激しいので、道を渡るときにはご注意を。市民劇場から徒歩で行くなら、レタントン通り、もしくはレロイ通りを真っ直ぐ進んで15分程度で行くことができます。

    地図で確認

    ホーチミンを代表する歴史ある屋内市場

    ホーチミンを代表する歴史ある屋内市場

    ベンタイン市場は17世紀初頭に露天商たちがサイゴン川の近くに集まっていたところから始まりました。1870年、フランス統治時代に政府が中央市場として正式に市場として設立。1912年には新しい建物に移転して、市場の名前を「ベンタイン市場」としました。建築はフレンチコロニアルで、聖母マリア教会や中央郵便局と同じ時代に作られました。

    雑貨店だけでも1000を超えるという

    ベンタイン市場で買い物をするときは、値段交渉が必須。最初は高めの値段を言ってくるので、値切り交渉が必要となります。うまく交渉して、納得のいくお値段で購入しましょう。そのコミュニケーションもまた楽しい。

    ホーチミン最大級!3000以上ものお店が立ち並ぶ

    ホーチミン最大級!3000以上ものお店が立ち並ぶ

    この「ベンタイン市場」は、ホーチミン市内で最大級の規模を誇り、お店の数はなんと3000以上で、正確な数は把握できていません。

    最近はアオザイの既製品も多くなってきた
    最近はアオザイの既製品も多くなってきた

    外国からの旅行者が数多く訪れることもあり、ベトナムのお土産にもぴったりなデザインがほどこされたTシャツや、伝統的な衣装であるアオザイ、置物雑貨などが数多く販売しているのも特徴。多くは昔ながらレトロなお店ですが、最近では、おしゃれな感じのお店も増えつつあります。

    もちろん、旅行者だけのマーケットではないので、ホーチミンで暮らすローカルな人びとの日常的な買い物風景なのども楽しむことができます。

    本場のベトナム料理を楽しむのにもうってつけ!

    本場のベトナム料理を楽しむのにもうってつけ!

    この「ベンタイン市場」は、買い物にベストなだけでなく、本場のベトナム料理を楽しむのにもうってつけの観光スポットです。市場内は雑貨エリアと食品エリア、食堂エリアにわかれていて、食堂エリアでは数十の屋台がお店を広げています。旅行者にも人気があるようで、日本語のメニューも見かけます。フォーやバインセオ、生春巻きに揚げ春巻きといって定番グルメを食べることができます。

    ベンタイン市場の食堂エリア

    ただし、日本に比べると衛生状況はあまりよくありません。そのため、人によってはお腹を壊すことも。胃腸が弱いと感じる方は、こうした屋台での食事は控えたほうが良いかもしれません。

    ホーチミン滞在初日に行こう!

    ホーチミン滞在初日に行こう!

    旅行者に好まれるお土産ものはもちろんのこと、ローカルな人びとの生活風景や本場のベトナム料理も楽しめる、とても魅力的な観光スポットです。ホーチミン観光のさいには、ぜひ足を運んでみてください。

    ただ、旅行者が多く集まり人でごった返すこともあり、スリやひったくりの被害も多発しています。そのあたりはくれぐれもご注意を。

    観光情報

    ベンタイン市場 Ben Thanh Market
    住所:Cho Ben Thanh. Dist.1. Ho Chi Minh
    営業時間:8:00〜17:00
    アクセス:市民劇場から徒歩15分

    Writer/この記事を書いた人

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    古川 悠紀
    トラベルライター

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    大学卒業後、日本で販売店営業、外資(米国)メーカー勤務を経て2011年にベトナムのホーチミンに移住。トラベルライターとして東南アジア各国を周遊・居住し旅行生活経済の記事を請け負う。実績にAll About、阪急交通社、自著「ベトナムとビジネスをするための鉄則 55」、寄稿「トリコガイドベトナム(アルク出版)」、「複住スタイル(英和出版)」、下川裕治著/編に記事の寄稿等がある。