ハノイ観光で英語はどれくらい通じる?

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ベトナムの首都ハノイ。近年は歴史と文化ある都市を求めて、多くの観光客が訪れます。大きなホアンキエム湖を中心としたハノイの活気ある街は、東南アジアの美しい歴史や文化をそのまま象徴したようで心を奪われます。

ところが、そんなハノイに是非行きたい!と思っても、言語の不安が大きいために、あと一歩足を踏み出す勇気がない、という方もいます。そんな問題を解消するために、ハノイではどれだけ英語が通じるのかを徹底検証してみましょう。ホテルやショップ、市場などでは、どれだけ英語が通じるのでしょうか。

目次

    ハノイのホテルにおける日本語事情

    ハノイのインターコンチネンタル
    ハノイのインターコンチネンタル

    観光事業が重要な収入源になっているハノイ市では、ホテル事業が非常に盛んです。格安のユースホステルから5つ星の高級ホテルまで、観光客のニーズに合わせて様々なホテルを見つけることができます。そんな中、ホテルの英語事情はどうなのでしょうか?

    3つ星以上のホテルだと、必ず英語が堪能なスタッフがいます。大抵支配人がカウンターに出て接客をしているので、満足のいくサービスを受けることができるでしょう。

    アウチウ通りのホテル
    アウチウ通りのホテル

    また、外国人用の安いユースホステルでも、スタートアップから始める若者がオーナーの場所はかなり英語が通じます。共有スペースなどで他の観光客と情報交換ができるため、語学の心配はいらないでしょう。

    問題は、中級クラスのホテルです。街中にある大きくもなく小さくもないホテルは山のようにあります。どんな人でも働けるため、英語がわからないスタッフが受付を務めていることもあり、意思疎通がうまくいかないこともあります。

    4つ星相当のブティックホテル「エレガンスダイヤモンド」
    4つ星相当のブティックホテル「エレガンスダイヤモンド」

    また、これは3つ星以上のホテルにも言えることですが、清掃員は全く英語がわからない人が圧倒的です。何か細かい注文を清掃員にしようと話しかけても、理解してもらえない場合がほとんどです。

    かくいう筆者自身も、「清掃を少し遅らせてほしい」という旨を清掃員に伝えたら、「清掃はいらない」と勘違いされたようで、部屋を掃除してくれませんでした。清掃員と話すときはグーグル翻訳などの文明の利器を使うことをお勧めします。

    ハノイのショップにおける日本語事情

    ハノイ旧市街の雑貨店
    ハノイ旧市街の雑貨店

    ハノイに来たら楽しみたいのが何と言ってもショッピングですよね?可愛いお洋服やカバン、靴やアクセサリーなど様々なものが売ってあるために目移りしっぱなしです。商品に関する詳しい情報を聞きたいときや、値段交渉をしたいとき、お店の人がベトナム語しかできなかったら困りますよね?

    ハノイのアウチウ通りの雑貨店
    観光客ばかり行くようなお店は大抵英語が通じる

    安心してください、大体のショップでは英語を話せる店員がいます。ただし、小さいショップでも大きいショップでも、1人ずつしか英語が話せるスタッフがいない、というのも普通なので、誰か別の外国人の対応に当たっている場合は待たなければいけないかもしれません。

    テンプレートの英語を話せる人はたくさんいますが、細かい質問に答えてくれる人はなかなかいないかもしれません。

    ハノイの市場における日本語事情

    ハノイのドンスアン市場
    ハノイのドンスアン市場

    ベトナム旅行といえば、活気のある市場で地元の人に混じってのショッピングも魅力です。市場では生鮮食品から雑貨、小物までなんでも売っていますが、英語ができるスタッフがいるお店は限られています。

    ドンスアン市場でよく見られる光景
    ドンスアン市場でよく見られる光景

    服飾や雑貨、小物を扱っているお店では外国人を相手に商売をしているケースが多いので言葉に関する問題はありません。ところが、生鮮食品などを扱うお店では主に地元の人を相手にしているため、英語を話せる人が極端に少ないのが現状です。

    観光客向けの施設では英語は問題なく通じる

    その他博物館やレストラン、スパなど、外国人観光客が行くような施設では、基本的に通じると思っていいでしょう。仮に通じない場合は、スマホのグーグル翻訳で意思疎通を図りましょう。ベトナム語をオフラインで利用できるようにダウンロードしておけば、ネット環境の必要なくいつでも翻訳することができます。

    Writer/この記事を書いた人

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    古川 悠紀
    トラベルライター

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    大学卒業後、日本で販売店営業、外資(米国)メーカー勤務を経て2011年にベトナムのホーチミンに移住。トラベルライターとして東南アジア各国を周遊・居住し旅行生活経済の記事を請け負う。実績にAll About、阪急交通社、自著「ベトナムとビジネスをするための鉄則 55」、寄稿「トリコガイドベトナム(アルク出版)」、「複住スタイル(英和出版)」、下川裕治著/編に記事の寄稿等がある。