ハノイ発のチャンアン旅行はがっかりするって本当?口コミ等

ハノイ発の世界遺産チャンアン旅行において、「期待外れ」、「がっかり」するという口コミや声が一部で見受けられます。ここではチャンアン旅行ががっかりするとされる理由や真相を紹介。
さらにチャンアン観光でがっかりしないためのコツ、ツアー選びをベトナム在住者が詳しく解説します。
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ベトナム世界遺産ニンビン省の「チャンアン」ががっかりと言われる理由を解説
「チャンアン」はベトナム北部ニンビン省に位置する世界遺産で、壮大な自然景観と洞窟探検が観光のハイライトとなっています。しかし、一部の観光客から「がっかり」との声が聞かれるのも事実です。それにはいくつかの理由があります。
チャンアンががっかりと言われる理由① 天気によって満足度が大きく左右される
チャンアン含むニンビン省は訪問する季節や天候によって、景観が大きく変わります。雨季には川の水が濁り、ポンチョを着てボートに乗ることになりますし、霧がかった日はハンムアなど景勝地の風景も視界が悪くなってしまいます。
この日にタイミング悪くチャンアン観光に当たってしまった旅行者は、「がっかり」と思ってもしかたないでしょう。
チャンアンががっかりと言われる理由② 現地の混雑の影響
チャンアンは人気の観光地であるため、旅行のハイシーズンは連日多くの国内外の観光客で混雑します。特に近年は中国、インド、ロシアといった国の団体ツアー客が多く、時間帯やタイミングによってはボートの待ち時間が長くなったり、行く先々で団体客が視界に入り、ストレスを感じる人もいます。
チャンアンががっかりと言われる理由③ ボート体験の単調さ
チャンアンでの観光のメインはボート。しかし遊覧となりますが、ボートツアーが観光客によっては単調に感じられることもあります。ボートは船主含め4人乗りの小型手漕ぎボートとなり、遊覧時間は2時間以上乗り続けるため、途中で飽きてしまう人や、期待した冒険感が得られないと感じる人が「がっかり」と感じる要因となっています。
チャンアンががっかりと言われる理由④ 個人の期待や嗜好の差
チャンアンのみならず、観光地の評価は個人の期待や嗜好によるところが大きいです。チャンアンと併せて行くホアルーは廟となるため、子供や若い人、歴史に興味がない人にとっては物足りない、がっかりと感じられる場面があります。
ハノイ発チャンアン旅行ががっかりしないためのポイント
ニンビン省のチャンアン複合景観は独特の魅力と歴史背景を持つ世界遺産ですが、事前に現地の状況や体験内容を正しく理解しておくことで、「がっかり」という評価を防ぐことができます。適切な時期を選び、観光プランを工夫すれば、期待以上の思い出を作ることができるでしょう。
チャンアン旅行でがっかりしないコツ① 天候と時期を選ぶ
チャンアンの魅力を最大限に楽しむには、晴れた日を選ぶことが重要です。
特に乾季となる11月~4月の訪問がおすすめで、特に2月から4月は穏やかな天気の中でボートクルーズを満喫できます。また、混雑を避けるためには平日に訪れるのが良いでしょう。1月下旬から2月のいずれか約10日間はベトナム旧正月となります(毎年日付が異なる)。多くの国内旅行組でチャンアンはごった返すので、この期間は避けるのがおすすめです。
チャンアン旅行でがっかりしないコツ② 現地ツアーの選び方に注意を払う
ハノイ発のチャンアン行き現地ツアーは各旅行会社で催行していますが、日本語ガイドの有無やチャンアンと併せて訪れる観光スポットの場所、昼食の食事内容などが異なります。実際参加した旅行者の口コミや評価を参考に、現地の事情に詳しい日本語対応ガイド付きのツアーを選ぶと、より充実した体験が可能です。
チャンアン旅行でがっかりしないコツ③ 快適な服装と持ち物
チャンアンツアーのハイライトとなるボートの遊覧は、動きやすい服装と歩きやすい靴がおすすめです。また、日差しが強い日には帽子や日焼け止めも必須です。11月から2月はジャケットが必要なほど冷え込む日もあるので、防寒対策も忘れないでください。
チャンアンとタムコックはどっちががっかりしない?違いを徹底比較!
チャンアンとタムコックはいずれもニンビン省に位置し、両スポットは車で15分の距離にあります。ともにボートトリップで自然の美しさを楽しめる観光地ですが、それぞれに異なる魅力があるので、がっかりしないためにもチャンアンとタムコック双方の特徴を理解しておくと良いでしょう。
世界遺産チャンアンの特徴とがっかりポイント
チャンアンは世界遺産に登録された複合景観です。洞窟を通るボートクルーズや寺院観光が楽しめます。スケールの大きさと、観光客向けに整備されたスポットが魅力で、アトラクションめいた時間を楽しめます。
その一方で、チャンアンにある寺院は観光地として比較的最近作られたものなので、歴史的な要素は少ないのががっかりな点と言えるかもしれません。また、ニンビン省の手漕ぎボートの船主は昔から「両足でオールを漕ぐ」のが伝統ですが、チャンアンの船主はマナーの観点から手で漕ぐよう自治体から指導を受けています。
タムコックの特徴とがっかりポイント
タムコックは田園風景の中を進む穏やかなクルーズが楽しめます。観光地化されていない素朴な風景が広がり、旅行者に飲食を売りつける商船を見ることができます。「ベトナムらしい」点においてはありのままの風景を楽しめるタムコックに軍配が上がり、取り分け欧米人の間ではチャンアンよりもタムコックの方が人気です。
一方で船から見ることができる自然風景はチャンアンの方が圧倒的に迫力があります。チャンアンと比べると川幅も狭く、それでいて遊覧時間はチャンアンと同じ2時間なので、その点でがっかりする人はいるでしょう。
がっかりしないためのチャンアンとタムコックの比較ポイント
壮大な景観と世界遺産を求めるならチャンアンを選び、ベトナムらしい素朴な雰囲気を楽しむならタムコックがおすすめです。どちらを選ぶかは、旅行者の目的や好みによると言えるでしょう。
チャンアン以外の観光スポットががっかりしない条件
チャンアン以外にもベトナムのニンビン省には魅力的な観光スポットが数多く存在します。
チャンアン行きの現地ツアーでは、「チャンアン+〇〇」となるので、チャンアンを訪れる際は併せて訪れる観光スポットをよく吟味して決めるのが“がっかり”しないコツと言えるでしょう。
古都ホアルー:ベトナム初の首都。初代皇帝の廟を見学できる
ホアルーは、968年から1010年までベトナムの首都であった歴史的な場所です。ディン朝とレ朝の時代の遺跡が残り、ベトナム初代皇帝と正妃の廟の見学ではベトナムの文化と歴史を学ぶことができます。
日本の旅行会社が催行しているチャンアンツアーのほとんどが「チャンアン+ホアルー」です。
バイディン寺:圧倒的な巨大仏教寺院
バイディン寺は、アジア最大級の仏教寺院として知られています。広大な敷地には巨大な仏像や無数の石像が並び、圧巻のスケールです。特に夕方以降はライトアップされた幻想的な景観を楽しむことができます。バイディン寺は、心を落ち着けたい観光客や仏教文化に興味のある人にぴったりのスポットです。
ハンムア:壮大な景色を望む絶景スポット
ハンムアは、ニンビンで最も有名な絶景スポットの一つです。山頂にある展望台からは、タムコックや周辺の山水風景を一望することができます。頂上までの階段は約500段とハードですが、その価値は十分にあります。
晴れた日には、息をのむほど美しいパノラマビューが広がり、山頂から眺められる風景はポストカードやニンビン省のイメージ画像として使われるほどです。
ヴァンロン自然保護区:静寂の中で楽しむ自然
ヴァンロン自然保護区はチャンアンから車で約30分にある自然が広がる保護区です。ボートに乗りながら静かな水辺と独特のカルスト地形を巡ることができます。
野鳥や希少な動植物も生息しており、自然観察が好きな人にぴったりのスポットです。チャンアンと比べて観光客が少なく、静けさを楽しむことができます。船主に頼めば野生の猿が見れるスポットに連れて行ってくれます。
クックフォン国立公園:大自然の宝庫。圧倒的なスケールを目の前に
クックフォン国立公園はベトナム最古の国立公園で、豊かな生態系を誇ります。公園内では珍しい動植物を観察したり、森林トレッキングを楽しむことができます。特に自然好きな人にはたまらないスポットで満足度も高いですが、同じニンビン省にあるもののチャンアンから離れているため、催行している旅行会社は少ないのが難点です。
まとめ:がっかりしないチャンアン観光を実現!ツアー選びが最重要
チャンアン旅行が「がっかり」と言われる背景には、期待値やイメージと現地体験とのギャップがあります。しかし、適切な準備やプランニングを行うことで、魅力的な体験に変えることができ、けっしてがっかりすることはありません。
最適な天候や時期を選び、口コミを参考にした現地ツアーを選ぶことで満足度の高い時間をおくることができます。また、チャンアンだけでなくバイディン寺やハンムアなど併せて訪れる周辺スポットも吟味することが、がっかりしない最重要項目です。ぜひ素晴らしいチャンアン旅行を計画してください。