ハロン湾のベストシーズンと雨の日について在住者が解説!
ベトナムのハノイから行く人気の観光地「ハロン湾」の旅行者向けベストシーズンを解説します。また、雨の日はハロン湾は楽しめないのかどうかもハノイ在住者が詳しく説明します。
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ハノイのハロン湾のベストシーズンは3月~5月/9月~11月
ハノイから行くハロン湾のベストシーズンは、通常、春(3月から5月)と秋(9月から11月)です。この時期は天気が比較的安定しており、湿度が低く、気温も心地よいです。
夏(6月から8月)は非常に暑く湿度も高いため、避ける方が良いでしょう。また、冬(12月から2月)は寒く霧が多くなることがあるので、景色が見えにくいことがあります。
おすすめは3月~5月。9月~11月は日によっては冷え込む
一方でタビスパのおすすめは3月、4月、5月です。この時期は雨も降りませんし、快晴の日が続きます。確かに気温は高く暑いですが、寒いよりはマシですし、カヤックや手漕ぎボート探索といったアクティビティもあるため、南国旅行らしくて良いのではないでしょうか。
ハロン湾の年間天気・気温と湿度|快適に過ごせる時期をチェック
ハロン湾を訪れる際に知っておきたいのは、年間を通しての気温や湿度の変化です。ベトナム北部に位置するハロン湾は、気候が大きく二つに分かれます。
ハロン湾の気温は年間を通じて温暖ですが、乾季(11月~4月)は気温が20~25℃前後で快適に過ごせる時期です。この期間は湿度も比較的低く、クルーズ船での観光やビーチアクティビティを楽しむのに最適です。
一方、雨季(5月~10月)は平均気温が25~35℃と高くなり、湿度も80%を超えることが多いため蒸し暑さを感じることがあります。また、急なスコールや台風の影響を受けやすいため、天候の変化に注意が必要です。
快適に観光を楽しむためには、乾季を狙って訪れるのがおすすめです。特に11月から3月の間は寒いですが、天気・天候が安定しており、美しい景色を満喫できるでしょう。
ハロン湾現地の天気予報の確認方法と活用方法
旅行前にハロン湾の天気予報をチェックすることで、観光計画をスムーズに進めることができます。雨季や台風シーズンに訪れる場合は、最新の天候情報を把握しておくことがより重要です。
天気予報を確認する方法
- インターネットの天気予報サイト
Weather.comやAccuWeatherといった大手の天気予報サイトで、ハロン湾の週間天気予報や気温、降水量を確認できます。また、台風の予報もリアルタイムでチェック可能です。 - 現地の天気予報アプリ
スマホのアプリを利用することで、現地の詳細な天気情報を確認できます。特に風速や湿度も確認できるため、クルーズやビーチ観光を予定している場合に便利です。 - ホテルやツアー会社に問い合わせる
現地のホテルスタッフやツアーガイドに確認することで、最新の天候や現地の状況を知ることができます。特に台風シーズン中は事前に問い合わせることをおすすめします。
観光を楽しむためには、天気予報を定期的に確認し、予定を柔軟に変更できるように準備しておきましょう。
ハロン湾クルーズのベストシーズンは乾季と雨季に注意が必要
上記ではハロン湾の季節別のベストシーズンを紹介しました。一方でハロン湾やハノイのある北部は大きく分けて雨がたくさん降る雨季と、晴れた日が続く乾季に分けることもできます。雨季は5月中旬頃から始まり、10月下旬に終わります。11月から5月上旬までは乾季となります。
そのため、上述した夏(6月~8月)は雨季の真っただ中となるので、お盆にハロン湾を予定している人は注意が必要です。
また、上記でベストシーズンとして紹介した9月、10月、11月は、9月~10月は雨季となりますが、気温は高く夏服でも大丈夫ですが、11月は雨季が終わり晴れた日が多くなる一方で、日によっては大きく気温が探り、特に霧がかかった日はジャンパーを着こまなければならないほど寒くなります。
「せっかく南国に来たのにこんなに寒いなんて聞いてない!」と驚く旅行者もいるでしょうが、ハノイは実は熱帯気候ではなく、南国を象徴とする熱帯気候に属するのはベトナム中南部以南となります。
ハロン湾クルーズのベストシーズンに観光しても「雨」が降る可能性はある
ハロン湾クルーズのベストシーズンである乾季に観光すれば雨に降られないわけではありません。雨季の時期と比較するとぐっと雨降りの日は少なくなりますが、場合によっては運悪くハロン湾クルーズ中に雨に降られることは十分考えられます。
ベトナムのハノイやハロン湾に降る雨は「スコール」。心配無用
ベトナムのハノイやハロン湾で降る雨はスコールと呼ばれる突発性豪雨で、小一時間集中して降り続けます。その後はからりと晴れ渡ることが多いので、仮に雨が降ってもそれほど心配する必要はありません。
ただしベストシーズン以外のハロン湾の雨の日は注意が必要
ベストシーズンは乾季となるため、雨が降っても1日1回程度です。しかし、ベストシーズン以外の雨季の時期は1日複数回の雨(スコール)が降るほか、雨の前後は風が強く吹き付け、気温も下がるので注意が必要です。
9月から11月上旬にかけては台風もやってくるので、他の時期と異なり1日降り続くこともあります。9月と10月は3連休が複数回あるので、ハロン湾を目的にハノイ旅行を計画している日本人旅行者も多いことでしょうが、台風情報はだけは気に留めておいた方がいいかもしれません。
ハロン湾クルーズ中の天気・スコール対策|突然の雨への準備方法
ハロン湾は熱帯気候に属しており、特に雨季(5月~10月)にはスコールと呼ばれる突然の激しい雨が発生することがあります。クルーズ中にスコールに遭遇することも珍しくありませんが、事前に対策を講じておけば問題なく楽しむことができます。
天気がスコールの備え方と対策
- 防水ジャケットやレインコートを持参する
スコールは予測が難しく、急に降り出すことが多いです。防水ジャケットやコンパクトなレインコートを用意しておくと安心です。ツアーによってはガイドが使い捨てのポンチョを配ってくれます。 - 防水バッグやビニール袋を使用する
貴重品や電子機器を濡らさないように、防水バッグやビニール袋で保護しましょう。特にカメラやスマートフォンは水濡れ対策を徹底することが重要です。 - 船内施設を利用する
スコールが発生した際は、クルーズ船内のレストランやラウンジで過ごすのも一つの方法です。屋内施設を利用することで雨を避けながら観光を楽しむことができます。 - 旅行プランを柔軟に変更してくれるツアーを選ぶ
台風や豪雨が前もって予想される場合、ツアーによって対応が違います。通常は①ハロン湾に停泊している船に乗って昼食(運行はなし)、②もう1つの世界遺産チャンアンのボートトリップに切り替える、などです。
スコールに対する備えをしっかり行うことで、雨季のハロン湾観光も安全かつ快適に楽しむことができます。
ハロン湾の12月、1月、2月がベストシーズンじゃない理由。しかし場合によってはおすすめ
冒頭で説明したように、ハロン湾クルーズベストシーズンは3月~5月、もしくは9月~11月となります。では、12月から2月はなぜベストシーズンではないのでしょうか。
実は12月~2月はハロン湾では冬に該当し、この期間は「霧」が発生します。乾季のため雨の心配はほとんどありませんが、霧ともやがハロン湾の風景を邪魔して、視界不良となります。多少の霧もやであれば、むしろ幻想的な風景に様変わりするのですが、濃い霧がたちこめてしまうと、辺りが見えなくなってしまいます。
ただし、あまりにも霧が多いとクルーズが欠航となるので、前方周囲がまったく何も見えない、なんてことはございませんのでご安心ください。
また、12月~2月は気温も低いので、防寒具は必須です。日によっては夏服でも問題ないですが、ハロン湾クルーズ当日の気温は神頼みとなってしまいます。
ハロン湾クルーズツアーは大雨だと延期になることに注意
旅行者がハロン湾クルーズに参加する場合は、原則現地オプショナルツアーを予約することになります。ハノイ市内は晴れていても、ハロン湾は雨の場合もあります。また、当日雨が降ってクルーズ船が欠航する場合は、ツアー会社によって対応が異なります。
前日に欠航することが分かれば、同じく世界遺産のチャンアンに向かうこともあるでしょうし、当日出発後に欠航と分かった場合は、ひとまずハロン湾に行き、停泊している船内で食事をとったり、周辺の市場散策にスケジュール変更するのが普通です。現地ツアーの催行にはガイドや車の手配、船の手配などでお金がすでにかかっているので、基本的に払い戻しはないとみてください。
ハロン湾観光におすすめの服装|天気別の対策
ハロン湾は一年を通じて多くの観光客が訪れるベトナムの人気スポットです。しかし、天気の変化によって快適に過ごすための服装は異なります。
ここでは、晴れの日、雨の日、秋冬シーズン(11月・12月)と天気別に分けて最適な服装対策を紹介します。
天気が晴れの日の服装|日差し対策を万全に
晴れの日のハロン湾は、特に乾季にあたる3月から5月、および10月から12月に多く見られます。この時期は空が澄んでおり、観光には最適なコンディションです。しかし、強い日差しにさらされることもあるため、日差し対策が重要です。
- 薄手の長袖シャツや通気性の良いTシャツ
- 帽子やサングラスで紫外線対策
- 日焼け止めクリームをこまめに塗る
- 歩きやすい・滑りにくいスニーカーなど(洞窟探索や小島の登頂があるため)
船でクルーズを楽しむ際も日差しを遮るための帽子は必須です。特にクルーズ船のデッキでは直射日光を受けやすいので、UVカットアイテムを用意しましょう。
雨の日の服装|突然の雨やスコールに備える
ハロン湾の雨は、主に雨季(6月から9月)に集中しますが、突発的なスコールが発生することもあります。特に海上をクルーズする際は風が強まることもあるため、雨具の準備を怠らないようにしましょう。
- 軽量でコンパクトなレインコートやポンチョ
- 防水性のある靴やサンダル(滑りにくいものを選ぶと安心)
- 荷物を濡らさないようにする防水バッグやビニール袋
- 雨傘(特に折りたたみ傘が便利)
ハロン湾クルーズでは、船内で雨を避けられるものの、デッキや島への上陸時に濡れる可能性があります。必ず防水対策を行いましょう。
11月・12月の秋冬の服装|気温が下がる時期に備えて
11月・12月のハロン湾は乾季にあたり、過ごしやすいシーズンとされています。しかし、特に朝晩は気温が下がりやすく、肌寒さを感じることがあります。東京の12月上旬並みの寒さとなる日もあります。
- 薄手のジャケットやパーカー
- 長袖のシャツやセーター
- 足元を冷やさないための靴下やスニーカー
- 日中は軽装でも良いが、夜に備えて羽織れるものを持参
この時期は観光客も多く、特にクルーズ船でのツアーが人気です。屋外での活動が多いため、寒さ対策は必ず行いましょう。
ハロン湾でのマリンスポーツと天気の関係|雨の日でも楽しめるアクティビティ
ハロン湾では美しい自然環境を活かしたマリンスポーツが人気です。晴れた乾季は透明度の高い海でのアクティビティが楽しめます。しかし、雨の日でも楽しめる観光もあるため、天候に合わせた計画が大切です。
乾季に楽しめるマリンスポーツとアクティビティ
- カヤック:穏やかな海でのカヤック体験は人気のアクティビティです。景色を楽しみながら自由に探検できます。
- シュノーケリング:透明度の高い海では、色鮮やかな海中の世界を楽しむことができます。
- 小島の登頂:こちらは台風やそれに近い大雨でもない限り雨天決行ですが、やはり晴れた人が眺めが良くておすすめです。軽いトレッキング感覚で山に登り、ハロン湾の絶景をパノラマで見渡すことができます。
雨季や雨の日でも楽しめるアクティビティ
- クルーズ船内のエンターテイメント:雨の日でもクルーズ船内ではショーや食事を楽しむことができます。
- 洞窟観光:スンソット洞窟やドウゴー洞窟のような鍾乳洞は、天候に関係なく観光できるスポットです。
まとめ:ハロン湾はベストシーズンでも雨の可能性がある。現地の天気をよく確認しよう
ハロン湾はベストシーズンとされる乾季でも雨の可能性はゼロではありません。突然のスコールや曇天など、予想外の天候変化が起こることもあります。
旅行を成功させるためには、出発前に必ず現地の天気予報を確認し、状況に応じた服装や準備を整えておくことが重要です。晴天を楽しむための日焼け対策や、雨天時の防水対策、さらには気温低下に備えた防寒対策まで万全にしておきましょう。しっかりと準備を整えた上で、ハロン湾の美しい景色とクルーズ体験を存分に楽しんでください。