ハノイ大教会を通る「リークオックスー通り」

Top Image
Image 1
Image 2
Image 3
Image 4

「リークオックスー通り(Ly Quoc Su)」は、ハノイ大教会を横切っている幅広いストリート。シクロや電気自動車といった観光バスが行き交い、本場のベトナム料理レストランや、カラフルで可愛らしい雑貨を扱っているお店などが立ち並んでいる、旅行者にとってとても魅力的な観光スポットです。

また、この通りの名前の由来になっている、有名な高僧が祀られているお寺や、路地裏にはスパや有名なマッサージ屋さんも。ここでは、リークオックスー通り(Ly Quoc Su)の魅力をご案内いたします。

目次

    ハノイ大教会を横切ってシクロが行き交うストリート

    リークオックスー通りの道看板
    リークオックスー通りの道看板

    ハノイ大教会に対して縦に通っているのがニャートー通り、正面を横切っているのが「リークオックスー通り(Ly Quoc Su)」となります。地元民と観光客が混在しているニャーチュン通りと比べると、比較的観光客をメインターゲットにしたお店が多くみられるのが、このストリートの特徴のひとつとなっています。

    このストリートは比較的幅の広くて、観光客を乗せる電気自動車やシクロはもとより、バイクも多く走っていて、交通量は多い方となります。横断するときなどは、周囲をしっかりご確認してください。

    旅行者に魅力的なお店がたくさん並んでいる

    リークオックスー通りの風景
    旅行者向けのお店もたくさんある

    この「リークオックスー通り」には名物グルメや雑貨店が、マッサージ店などが並んでいます。その一方で、地元の人たちが集まる老舗のローカル食堂の姿も見られます。

    リークオックスー通りのカフェ
    これでも中はカフェ

    また、路地の奥のほうには隠れ家みたいな雰囲気の素敵なスパなどがあったりも。旅行者にとって、探索のしがいのあるエリアでもあるのも嬉しい観光スポットとなっています。

    伝説の高僧が祀られている「リー・クオックスー寺」

    リークオックスー通りの食堂
    町食堂

    このストリートの名前の由来となっているのは、李朝時代の高僧であるリー・クオックスー。このお坊さんはもともと、若い頃は、ベトナムの南の長安(現在のニンビン省ホアルー)で家族を持っていた漁師だったそう。

    しかしあるとき、修行のためにインドへと巡礼の旅へでかけました。そして苦難のすえ、悟りの境地にたどりつきました。そのあとはベトナムに舞い戻り、故郷と都を往復しながら、仏教の布教につとめたという伝説的な人物なのだそうです。

    リークオックスー通りの50番地には、この伝説の高僧が祀られている「リー・クオックスー寺」があるのです。

    このお寺には、山吹色をした塀と大小3つの扉があり、通常は小さい門からなかに入ることができます。その門には「慈悲」という文字、なかに入ると「極楽」という文字が刻まれているのを確認することができるでしょう。また、中央の大きな門には「阿弥陀仏」との文字が書かれています。

    「リー・クオックスー寺」の敷地は、通りの建物や喧騒とはまた違った雰囲気を漂わせています。庭の広さは40畳ほどで、大きな木が茂っていて、落ち着きのある空間となっています。このお寺を訪れたなら、きっとゆったりとした穏やかな気持ちになることができるでしょう。

    まとめ

    リークオックスー通りの風景

    旅行者にとって魅力的なお店が立ち並んでいる「リークオックスー通り」。ベトナムの伝説的な高僧が祀られているお寺があったり、レベルが高いと評判のマッサージ屋さんがあったり。探索のしがいがあるのもうれしいポイントです。ニャートー通りやゴーフィン通りと一緒に、ゆっくりと時間をかけてお店を見て回ることをおすすめします。ぜひ足を運んでみてください。

    観光情報

    リークオックスー通り Ly Quoc Su Street
    住所:Ly Quoc Su St. Dist.Hoan Kiem. Ha Noi
    アクセス:ホアンキエム湖から徒歩10分

    Writer/この記事を書いた人

    著者の写真

    古川 悠紀
    トラベルライター

    FacebookInstagram

    大学卒業後、日本で販売店営業、外資(米国)メーカー勤務を経て2011年にベトナムのホーチミンに移住。トラベルライターとして東南アジア各国を周遊・居住し旅行生活経済の記事を請け負う。実績にAll About、阪急交通社、自著「ベトナムとビジネスをするための鉄則 55」、寄稿「トリコガイドベトナム(アルク出版)」、「複住スタイル(英和出版)」、下川裕治著/編に記事の寄稿等がある。