ミリオタ必見!ホーチミンの「ヤンシン市場」

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ベトナムは1960年から75年までベトナム戦争が続きました。そのため、ホーチミンにはさまざまな戦争の遺品がいまも残されているのも特徴のひとつとなっています。

ここでご案内するのは、実際に戦争のときに使用されていたミリタリーグッズを取り扱うお店が立ち並んでいる「ヤンシン市場(Cho Dan Sinh)」。この市場はミリオタの人にとっては、まさに必見の観光スポット。ここでは、ヤンシン市場の魅力をご案内いたします。

目次

    ベンタイン市場から徒歩15分

    ヤンシン市場の様子

    この「ヤンシン市場」があるのは、ベンタイン市場から南に徒歩で15分くらいのところ。ベンタイン市場向かいのロータリーをこえて、チャンフンダオ通りに歩くと、南に抜けるヤンシン通りが見えるので、そこを直進すると左手にマーケットが見えてきます。

    ミリオタにはたまらない「ヤンシン市場」とは

    ヤンシン市場の様子

    「ヤンシン市場」は、ミリタリーグッズを扱うお店がたくさんある中規模のマーケットです。ここには、たとえばジッポや水筒、戦闘用のヘルメット、迷彩服など、数多くのミリタリーグッズを取り扱っているお店が所狭しとひしめいています。

    これらのグッズの多くは、ベトナム戦争の時にアメリカ軍が残していった、実際に使用されていたもの。これが「ヤンシン市場」最大の特色となっているのです。

    ヤンシン市場の様子

    ベトナムの南部に位置するホーチミンは、1975年にベトナム戦争が終結した場所。そのため、このような貴重な戦争の遺品がたくさん残されているのです。これだけの品々が揃っているのは、ホーチミン広しといえどもヤンシン市場だけといえるでしょう。

    また、このマーケットでは、通常の衣料品や日用品、電気工具関連などを販売しているお店も充実しています。そのため、ミリタリーグッズに関心がない人でも充分に楽しむことが可能。ホーチミンに住む人びとの日常の生活も垣間見ることもできるので、そのようなローカルな感覚を楽しみたい人にもうってつけの観光スポット。

    このマーケットの周辺にはローカル食堂なども並んでいます。そこで本場のベトナム料理を堪能することも可能となっています。

    本物とイミテーションが選べる!

    ヤンシン市場の様子

    この「ヤンシン市場」では、実際に戦争中に使用された本物のミリタリーグッズだけでなく、そのイミテーション(模造品)も販売されています。それらのイミテーションを本物と偽って売りつけられることはまずありません。店員さんに「本物はどれか」と聞くとちゃんと教えてくれるので、ご安心を。

    ミリオタの人なら、ここはしっかりと本物をおさえておきたいところですが、それほどこだわりのない人なら、これらをお土産ものとして購入するのもおすすめ。イミテーションのほうが本物よりも数割ほど安くてお求めやすくなっています。

    男性向けの市場「ヤンシン市場」へ行こう!

    実際にベトナム戦争で使用されていたミリタリーグッズの数々を取り扱っているお店がひしめいている「ヤンシン市場」。ミリオタの人ならずとも、ホーチミンにお越しのさいにはぜひ足を運んでみてほしい男性向けの観光スポットとなっています。お土産ものを探すのにもぴったり!ただ、夜になると人気が少なくなるので、スリにはご注意を。

    観光情報

    ヤンシン市場 Cho Dan Sinh
    住所:104 Yersin St. Dst.1 Ho Chi Minh
    営業時間:6:00〜18:00
    アクセス:ベンタイン市場から徒歩15分

    Writer/この記事を書いた人

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    古川 悠紀
    トラベルライター

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    大学卒業後、日本で販売店営業、外資(米国)メーカー勤務を経て2011年にベトナムのホーチミンに移住。トラベルライターとして東南アジア各国を周遊・居住し旅行生活経済の記事を請け負う。実績にAll About、阪急交通社、自著「ベトナムとビジネスをするための鉄則 55」、寄稿「トリコガイドベトナム(アルク出版)」、「複住スタイル(英和出版)」、下川裕治著/編に記事の寄稿等がある。