ベトナムのお菓子お土産特集!予算1万円でどれだけ買える?
物価の安いベトナムでは、観光エリアの中心であっても少ない予算でたくさんのお土産を買うことができます。今回はベトナムのお土産に相応しいお菓子や食べ物を中心としたお土産を1万円の予算内でどれだけ買えるかご案内します。ベトナム旅行者におすすめのお菓子ブランドもご紹介します。
ベトナムのおすすめお土産といえばお菓子!雑貨はもう古い?
一昔前まで、ベトナムのお土産といえば雑貨が定番でした。木彫りのアオザイ人形や陶磁器、カゴバッグなどは、とりわけ女性の買うベトナムお土産として人気でした。もちろん現在もベトナム雑貨は健在ですし、おすすめしたいお土産ではあるのですが、近年はそれ以上に「お菓子」のお土産が進歩している様子がうかがえます。
10年前と今のベトナムのお菓子お土産の違い
ほんの10年前では、ベトナムのお菓子お土産を買いたい場合は、地元のスーパーに行って調味料や現地のポテトチップスなどを買う程度。もちろんベトナム旅行らしいパッケージではありませんし、市場で買う場合はビニール袋に入れられて渡される始末で、とてもではありませんがお土産らしいとは言えませんでした。
しかし、ベトナムのお土産はここ数年で大分様変わりしました。ベトナム現地人もしくは外国人旅行者に人気の地場ブランドが次々と出現し、お土産専門のスーパーもできました。雑貨店でもお菓子のお土産を売るようになり、パッケージや化粧箱のデザインも旅行土産らしく、パッと見ただけで「ベトナム旅行に行ってきたんだ」と分かるような素敵なお土産も多くなりました。
ベトナム旅行でお菓子お土産を選ぶおすすめポイントとは
ベトナム旅行でお菓子のお土産を買う際は、気を付けてほしい点もいくつかあります。そこで、旅行者や出張者は下記のようなポイントに気を付けてみてください。
1.パッケージがひと目みただけで「ベトナム旅行」だと分かる
上記でも触れましたが、ベトナムに限らず海外旅行先ではパッケージのデザインが非常に大切です。ひと目みただけでベトナム旅行に行ったことが分かることが重要となります。かなりベタではありますが、ベトナムの伝統や風景写真があるようなパッケージを選ぶといいでしょう。
2.贈る相手によって買う場所や予算、お菓子の品質などを変える。
ベトナムのスーパーやお土産店に行ってお菓子土産を物色してみると分かるのですが、お菓子土産によってパッケージデザインの品質は雲泥の差があります。古臭いデザインのものもあれば、印刷がずれてパッケージの写真や印字がぼやけている商品もあります。
そのため、自分用、家族用、友人用、ばらまき土産、会社の同僚上司、お世話になっている顧客など、お土産を贈る相手によって購入する場所や予算、品質は変えるべきと言えます。
3.ベトナムのお菓子のお土産は市場では買わない
ベトナムに来たからには、ローカル市場で買い物もしたいですよね。ハノイならドンスアン市場、ダナンはコン市場とハン市場、ホーチミンはベンタイン市場が有名どころですが、いずれもお菓子のお土産を購入するのはおすすめしません。
まず、市場で売っているお菓子や食べ物としての定番どころは、「ドライフルーツ」、「コーヒー豆」、「G7ブランドのインスタントコーヒー」となりますが、いずれも高温多湿の環境で野ざらしで保管されているので、風味は劣化していますし、雑菌が付着して人が口に入れることができる基準を大幅に超えています。また、市販品に関しても埃かぶっていたり、賞味期限が切れているのも普通のためおすすめできません。自分用であればまだしも、他人に贈るお土産としては不適切と言えます。
ベトナムのお菓子お土産の定番「YUGOC」ブランドを買おう!
ベトナムでは近年数多くのお菓子ブランドが立ち上がっていますが、その中でも旅行者向けのパッケージで商品化された「YUGOC」というブランドが高い人気を誇っています。
YUGOCが旅行者に支持されている理由は主に3つ。
1.ベトナム旅行らしいパッケージ
2.ベトナム特産のお菓子土産
3.公式サイトからの購入で宿泊ホテルにデリバリーしてくれる
公式サイトから購入する際、注文画面でクレジットカード決済するか、「ホテルのレセプションに代金を預ける」を選択すれば、指定日時にデリバリーしてくれて、ホテルレセプションに預けてくれます。旅行者は直接受け取る必要がないので、自由に外出できるのが特徴です。
YUGOCの公式通販サイト※当日/翌日配達はホーチミン・ハノイ・ダナン市内が可能
URL:https://yugoc.com/
予算1万円でベトナム旅行のおすすめお菓子土産はどのくらい買える?
では、予算1万円ではどの程度のお菓子のお土産を買うことができるのでしょうか。ベトナムは世界的に見ても物価の安い国として知られていますが、旅行者が買うお土産はやはり外国人価格が設定されているので、高めの印象を受けます。しかし、そこらへんのパパママショップや市場、ローカルスーパーで買うよりもはるかに質の高いお菓子が手に入ります。
ここでは予算1万円でどのくらいのベトナムのお菓子お土産を買うことができるのかをご紹介。ご案内するお土産の価格相場も記載しております。
職場へのお土産におすすめ!便利なバラマキお菓子
まずはバラマキ土産編。お菓子お土産の中でも、「安い」、「一箱にたくさん入っている」、「個包装されている」、「誰が食べても美味しい」が条件のお土産をご紹介します。
主に職場のオフィスに持っていき、「これ皆に分けて」と事務の人に渡す用のバラマキ土産に最適です。
タビスパ一押しのベトナムお菓子お土産「バインケップゴー(Banh Kep Ngo)
ベトナム在住日本人のタビスパ特派員が絶賛するベトナムのお菓子お土産がこちら。バインケップゴーは焼きクレープという意味で、フランス統治時代に作られたとされるベトナムの和菓子です。バニラとピーナッツバターの風味が心地よく、薄い生地が4重から5重に重なっているため、クッキーのようでありながら、口の中で軽く噛むだけでほろほろと崩れる食感を楽しめます。
ちなみに筒状もしくは円形のものもありますが、こちらは硬い触感で、焼き八つ橋のような味わいで、あまりおすすめはしません。
YUGOCブランドではバインケップゴーをVINACREPEとしてお土産パッケージデザインにして販売しています。一枚ずつ個包装されているので、バラマキ土産として最適です。
バインケップゴー 300円~400円
ベトナムの落雁(和三盆)「バンダウサン(Banh Dau Xanh)」
緑豆など豆類をすりつぶし、砂糖と合わせてサイコロ状に固めた、きな粉にもよく似た素朴な味わいの「バンダウサン(Banh Dau Xanh)」。ベトナムで古くから食べられている伝統のお菓子です。日本の和菓子でいう落雁・和三盆で、口に入れるとほろほろと崩れる柔らかい触感が特徴です。
ローカルスーパーでも売っていて、パッケージデザインにこだわらなければ一箱サイコロサイズで個包装されたものが200~300円程度で売っています。旅行土産用にパッケージデザインされたものであっても、50~100円程度上乗せすればしっかりしたものが買えるので、会社に持っていくバラマキ土産、あるいはこのお土産をメインに渡す相手に対しては、旅行者向けに洗練された方を買っていきたいところです。
バンダウサン 200~300円
ベトナムの「コショウ」は世界一の輸出高
あまり知られてはいませんが、実はベトナムは世界一のコショウ(胡椒)の輸出国です。2位のブラジルとの輸出高は2倍以上の差があり、ぶっちぎりで世界No.1なんです。1本 約100円〜250円ほどなのでばら撒きにもぴったりですね。
また、「ただの胡椒じゃつまらない」という人に対しておすすめしたいのが、写真上のベトナムならではの「ライム塩」。ライムと塩と胡椒が絶妙にブレンドされていて、魚や肉料理にぴったりです。ちなみにベトナムにおける胡椒の特産地はリゾートアイランドとしても知られている南部フーコック島です。一般的名お菓子お土産とは属性が少し異なりますが、食べ物としては興味深いお土産になることでしょう。
胡椒 3個 約300円
ライム塩 3個 約150円
友人にバラマキたいお土産候補No.1「パームシュガー」
パームシュガーといえば、東南アジアや南国、ヤシの木をイメージする旅行者が多いのではないでしょうか。パームシュガーはヤシの木から作られる優しい甘さの砂糖で、南国のお土産として人気です。国や都市によってパームシュガーの原料に使うヤシの木の種類は異なり、ベトナムでは主にオウギヤシの樹液が使われます。値段は通常の砂糖よりは高いですが、お土産品として製品化されているものは調理用としてだけではなく、そのまま食べるお菓子としても楽しめるので、できればそちらがおすすめです。
バラマキ土産何十箱も買うものではありませんが、10人未満の友人には一人一箱これを渡せば満足してくれるはずです。ちなみに普通のスーパーで売っているバナナの葉に包まれたパームシュガーは、化学物質が多めに含まれているのでおすすめできません。
パームシュガー 300~500円
茶請けに最適!「バインコム(Banh Com)」
ベトナム北部ハノイの名物となるバインコムは、ベトナム在住日本人もおすすめするお菓子です。緑豆を練ったお餅となり、ベトナム全国のスーパーで売っています。昔からある和菓子的なお菓子ですが、味は申し分ありません。
注意点としては、お土産らしいデザインがないのと、賞味期限が数日と短いので、最終日に購入して、帰国後はすぐに渡して食べてもらう必要があります。自分や同居家族へのお菓子お土産としてはいいかもしれませんね。また、購入する場所はスーパーがおすすめです。空港でもよく見かけますが、値段が5倍くらい高いです。
バインコム1個 50~80円
自分や両親、会社の上司におすすめのベトナムお菓子お土産はコレ!
続いてご紹介するのは、自分や家族、会社の先輩上司など、日ごろお世話になっている大切な人へ贈るベトナムのお菓子お土産をご紹介します。
1個当たりの価格は少し高めですが、お土産としての質は非常に高いですし、下記で紹介するお菓子はどれを渡しても喜んでもらえること間違いありません。
ベトナムの特産品!日本女子にぴったりの「非加熱生はちみつ」
ベトナムの特産品は数多くありますが、その中でも特におすすめしたいのが「非加熱の生はちみつ」です。不要な加工や添加物は一切含めず、専用ろ過機で抽出した蜂蜜を即瓶詰めしたものとなります。日本では養蜂場の直売所でしか手に入れることができなく、スーパーで手に入る蜂蜜とは味わいがまったく異なります。
ベトナムでは健康食として蜂蜜をそのまま食べる習慣がありますが、多くのベトナム人はスーパーで買わずに、田舎に住む親類を当たって養蜂場から取り寄せています。外国人旅行者はそれができませんが、人気お菓子ブランド「YUGOC(ユーゴック)」は旅行者向けにパッケージした非加熱生はちみつを販売しています。それ以外のブランドは基本的に蜂蜜100%であっても熱処理がされているので、日本で買うのと変わりありません。
非加熱生はちみつ 500~1000円
中高年世代の男性に向けたお菓子お土産はこれ一択!「マカダミアナッツ」
ベトナムでは2010年以降に中南部高原山岳地帯で栽培がはじまったマカダミアナッツですが、現在では市場でも気軽に買えるほどベトナム全国の観光地に浸透しています。
マカダミアナッツをお菓子のお土産として購入する際の注意点は「made in vietnam」であることを確認することです。ベトナムではオーストラリアからの輸入品も多く出回っていますが、品質が高いのは実はベトナムの方。ベトナムでは加工機械を使わないで昔ながらの製法で焙煎しているため、風味と殻の中のナッツ油が失わずに済みますが、輸入品は大がかりな機械で加工しているため、風味が飛んでいるのが残念。見た目は粒がそろっていて綺麗ですが、いざ食べてみると「あれ、味がしない……」なんてこともありますので、お菓子お土産として買う場合は、産地がベトナムであることをしっかりと確認するといいでしょう。
ベトナム旅行のお菓子お土産としては、会社の上司や父親など中高年の男性におすすめです。
殻つきマカダミアナッツ 700~1500円
ベトナム旅行のお菓子お土産の定番「コーヒー豆」
ベトナムはブラジルに次ぐ世界第2位のコーヒーの産地でもあります。また、世界に流通しているロブスタ種の6割はベトナム産とも言われています。ただし、最近はベトナムでも日本と同様アラビカ種の流通が浸透をはじめ、インスタントになって旅行者向けに売られているのはアラビカがほとんどです。
コーヒーは一袋約100円〜500円ほどで購入出来ます。人気のハイランズコーヒー やチュングエンの「G7」ブランドはハズレなしです。インスタントではなく細粗挽きコーヒー豆を買う場合は、専用のフィルターがあると、もっと本格的なベトナムコーヒーを楽しむことができます。
インスタントコーヒー 350円
細粗挽きコーヒー豆(500g) 700~1000円
フィルター 1個 200円
ベトナム産カカオを使った「高級チョコレート」
2010年頃からベトナムではベトナム産カカオを使った高級チョコレートが一大ブームとなり、日本人旅行者の間でもお菓子お土産として人気を博しました。新型コロナ以降はブームも落ち着いてしまった気配がありますが、それでも今でも数多くのベトナム地場ブランドがあります。
ベトナム産の高級チョコレートは、板チョコが一枚500円前後とかなり高価格帯となるのが特徴ですので、贈る相手はよく選んだ方がいいでしょう。ちなみに、有名ブランドの多くは外国人旅行者向けのパッケージデザインではないので、「ザ・お土産」のようなデザインの化粧箱を希望する場合は、ブランドではない通常のチョコレートを買うといいでしょう。ただし驚くほど味わいがなく美味しくありません……。
高級チョコレート 500円~800円
ベトナムの輸出高世界1位!特産品「カシューナッツ」
あまり知られていませんが、カシューナッツの輸出高世界1位は断トツでベトナムです。ベトナム全国にカシューナッツ農家があり、通常の薄塩味だけでなく、最近はチーズ、ガーリック、唐辛子などレパートリーも増えてきました。
日本ではピスタチオやピーナッツなどは有名ですが、カシューナッツはあまり食べられていませんね。是非ベトナム旅行を機会に試食してみてください。会社の先輩上司と万人受けするお菓子土産となります。
自分・友人用に気軽にあげたいおすすめお菓子お土産
続いてご紹介するのは、「バラマキ土産とまではいかないけれど、自分や仲の良い友達に買っていきたいお菓子」、「高級である必要も見た目にこだわる必要もそれほどないお菓子お土産」をご紹介します。
両親におすすめ!ベトナム産「ハス茶」
お菓子とは少し違いますが、こちらもコーヒーと同様ベトナムの伝統の食べ物として紹介しておかなければなりません。お茶という性質柄伝統色が濃いので、特に旅行向けのパッケージである必要もないでしょう。
ベトナム人はコーヒーと同じくらいお茶も好きです。特にハス茶がお土産に人気です。香りの良いハス茶はリラックス効果が高く、安眠・美肌効果・デトックス効果など様々な効能があります。値段も安く一箱約200円から購入できます。スーパーではハス茶以外にも色んな種類のお茶を見つけることができます。
ハス茶 2箱 約400円
単なるカップ麺じゃつまらない!「インスタントフォー」
ベトナム料理と言えばフォーですが、そのフォーのカップ麺がスーパーなどで手軽に購入することができます。1個約50円から100円程度と安く、フレーバーは牛か鶏が主に出回っています。たくさん種類があるので自分や友達用に買って味比べするのもおすすめです。
ただ、カップ麺の場合はバッグに詰め込む際に他の荷物に押しつぶされないように注意してください。帰国後に開けてみたらカップがつぶれて中身が飛び出ていた、なんてトラブルもしょっちゅうあります。
フォーのカップ麺 60円
家族みんなで一緒に食べよう!「ドライフルーツ」
南国のベトナムでは美味しいフルーツを格安で堪能できます。生のフルーツは日本に持って帰ることはできませんが、ドライフルーツなら持って帰ることができます。種類もマンゴー、パパイヤ、ドラゴンフルーツ、ドリアンなど日本では中々食べる機会がないものも多いです。
その中でもおすすめはYUGOCのドライフルーツ。マンゴーとドラゴンフルーツが人気。パッケージもベトナム旅行らしいのでお土産に最適です。
ドライフルーツ 200~300円
YUGOC公式HP:https://yugoc.com/
まとめ:ベトナムのお菓子お土産は上記すべて購入しても1万円未満!
ここでご紹介したベトナムのお菓子お土産は、それぞれ複数個買っても合計1万円未満で収まります。ベトナムでの買い物は物価が安いのでついつい買い過ぎてしまわないように気を付けながらショッピングを楽しんで下さい。