ベトナム旅行の費用は?相場と予算付で徹底解説!

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日本人の海外旅行先の中でも近年特に人気が高まっているのがベトナムです。女性を中心に多くの方が一度はベトナムに行ってスパやアジアングルメを楽しんで、至福のひとときを過ごしてみたいと思っているのではないでしょうか。

日本に比べて物価も安いといわれるベトナムですが、旅行に行く場合、どのぐらいの費用がかかるのでしょうか。
今回はベトナム旅行でかかる大まかな費用と予算、及び相場を具体的に調べてみました。

目次

    ベトナム旅行はいつから行ける?

    ベトナム旅行はいつから行ける?

    新型コロナ以降、海外旅行へ行く際はワクチン接種の有無や出入国時のPCR検査の可否など、いろいろと確認事項が増えましたね。徐々にそのような規制も緩和されているのですが、ベトナム旅行はいつから行けるのでしょうか。

    2022年9月以降コロナ規制緩和!ベトナム旅行は気軽に行けるようになった!

    実はベトナムは2022年5月頃からコロナによる規制がほとんど解除され、すでに国内需要に関してはコロナ前の水準に戻っています。データ上では世界で最も早く旅行需要がV字回復した国とされています。

    そのベトナムは2022年8月以降は外国人旅行者に対しても大幅に入国規制を緩和し、日本人旅行者に対しては下記が免除されています。

    ・入国ビザ(査証)
    コロナ前と同じ待遇。15日以内の観光目的の入国はビザ不要
    ・ワクチン接種の有無や証明書など
    すべて必要なし
    ・PCR検査
    空港・現地ともに必要なし

    上記の通り、日本のパスポートを持っていれば、コロナ前と変わらない条件でベトナムへ入国し、現地で観光を楽しむことができます。

    ベトナム旅行をする上での観光の注意点

    ベトナム旅行をする上での観光の注意点

    ベトナム旅行をする上での観光の注意点としては、まずはコロナの規制は解除されているものの、やはり場所によってはマスクを付けた方が無難であるということです。観光施設や商業施設に入る際はマスクを求められることもありますので、念のため持っていくのがいいでしょう。

    また、上述したようにベトナム人による国内観光は既に回復しているため、ベトナムの5月頭のゴールデンウイークや9月の独立記念日、2月の旧正月期間はどこの観光地も非常に混み合い、飛行機・ホテルともに料金が値上がりします。この期間中にベトナム観光を計画している方は、料金が高くならないうちに事前に予約をしてください。

    ベトナム旅行の費用相場に関する注意点

    ベトナム旅行の費用相場に関する注意点

    ベトナム旅行を計画している方は、まずはどのくらいの予算を持っていけばいいのか、現地の物価に対する費用感や相場を調査することでしょう。

    しかし、日本とベトナムではお店の性質が異なることに注意が必要です。日本では、外国人が行くお店と日本人が行くお店は違いがありませんが、ベトナムでは外国人向けのレストランというものがあり、通常よりも料金が高くなります。食堂では100円で食べられる料理が、旅行者向けのお店に行くと500円かかることもざらです。

    「ベトナムは物価が安い!」というのは本当ですが、それはあくまでも現地人が利用するお店と日本の物価を比較したときの話であることを覚えておくといいでしょう。

    日本発ベトナム旅行のパッケージツアーの費用相場

    日本発ベトナム旅行のパッケージツアーの費用相場

    日本から旅行会社に申し込んで、ベトナム旅行行きのパッケージツアーに申し込むとしたら、費用相場はどのくらいを想定すればいいのでしょうか。

    ベトナム旅行のパッケージツアーは、およそ4~5日間で10万円前後となります。コロナ以降は燃油料金が上がっていますが、その一方で航空券自体はそれほど価格が上がっていないのは、飛行機の便数が2022年以降急速に増加(回復)しているからです。もともとベトナムはホテル代金が安いため、3日間・4日間・5日間であっても、実はパッケージツアーの代金は10万円前後で推移しており、それほど変動はありません。

    ベトナム旅行を安い費用で行ける時期はいつ?

    ベトナム旅行を安い費用で行ける時期はいつ?

    もし旅行日程を自由に決めることができるならば、なるべく費用が安い時期にベトナム旅行を計画したいものですね。ベトナム旅行の費用が安い時期は、日本の旅行閑散期となります。例えば10月~2月、4月、6月は比較的安く行くことができます。一方でゴールデンウィーク・お盆・年末年始は高騰するのはベトナムも同じ。また、2月は日本人旅行者は多くありませんが、ベトナムの旧正月となるため、宿泊ホテル代が高騰し、それがツアー代金を押し上げることになります。

    ちなみにベトナム旅行の費用が安い12月から5月は南部ホーチミン・ニャチャン・フーコック島などで観光のベストシーズンを迎えます。

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    日本からベトナムまでの航空券代の費用・相場・予算

    日本からベトナムまでの航空券代の費用・相場・予算

    日本からベトナムへの直行便は、東京・大阪・名古屋・福岡から就航しており、ベトナムの「ハノイ・ダナン・ホーチミン」の3都市を結んでいます。東京-ホーチミン間は6時間のフライトとなり、直線距離では東南アジアではフィリピンに次ぐ近場となります。日本人に人気のタイのバンコクやインドネシアのバリ島よりも早く行けるのは少々驚きですね。

    ベトナム行き直行便の航空券の費用相場は6~8万円

    ベトナム航空

    日本とベトナムを直行便で結ぶのは「JAL・ANA・ベトナム航空・ベトジェットエア」となります。このうちレガシ航空であるJAL・ANA・ベトナム航空は往復で6万~8万円前後、ANAは10万円前後かかるのが予算感となります。

    ベトナム航空が日系航空会社と同じクラスの料金であることに驚くかもしれませんが、ベトナム航空は国内最大手の航空会社で、世界からも高い評価を得ています。

    もし飛行機代を安く抑えたいのであれば、乗継便にすると往復4万から5万円程度にまで下がります。乗り継ぎ便は中国(広州、北京)、香港、台湾などが中間地点に位置していて便利ですが、乗り継ぎ時間は3~6時間程度と長めです。

    格安航空会社LCC「ベトジェットエア」で予算も費用も節約を!

    格安航空会社LCC「ベトジェットエア」で予算も費用も節約を!
    ⒸVietjetair

    2019年以降は格安航空会社(通称LCC)の「ベトジェットエア」も日本行きに参戦。LCCと言えば、ちょっと心配という人もいるかもしれませんが、ベトジェットエアは「世界の安全な航空会社」の7つ星を獲得しており、国内線・国際線合わせて130路線以上が就航しています。

    ベトジェットエアを利用した際の予算相場は5~7万円。乗り継ぎ便と異なり直行便となるので、多少座席間隔は狭いですが、それさえ許容できれば十分利用する価値はあります。予算も費用も節約して、その分、現地観光に回すといいでしょう。

    ベトナム旅行の市内の移動と交通事情から見る費用・相場・予算

    ベトナム市内の移動と交通事情から見る費用・相場・予算

    ベトナム市内を観光や食事などで移動する時には、「タクシー」となります。市内を走る電車が開通するのは2023年となりますが、それでも観光スポットを網羅してくれるわけではありませんし、旅行者にとっての移動手段がタクシーであることには変わりありません。

    ただし、タクシーといっても、四輪タクシー、バイクタクシー、Grabのような配車アプリも旅行者は利用できます。料金相場は1キロ9000~1万5000ドン。ホーチミンは観光スポットが市内1区に集まっているため、片道200円程度でおおよその観光スポットに行くことができるはずです。

    どこへ行くかも分からないうちは、交通手段の予算や費用は決めづらいですので、大体の予算相場として、1日1000円程度を目安に旅行日数分をかけてみてはいかがでしょうか。

    ベトナム国内移動は「鉄道」と「バス」

    ホーチミンニャチャン行きのゴールデントレイン

    また、国内の他エリアへの移動には、「国鉄の南北統一鉄道」「長距離ツアーバス」のいずれかを使います。どちらもベトナムを縦断しているものになり、全国どこの観光エリアにも一本で行くことができます。ただし南北統一鉄道はいまだディーゼルなので、最高速度も70km程度。

    一般的には国内移動をする際は長距離バス会社を利用することになります。ホーチミンから行ける中南部のムイネーやニャチャン、ダラットといったリゾート地は、片道1000~1500円程度が予算相場となります。

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    ベトナム旅行にかかるホテルの費用相場と予算

    ベトナムのホテル代の費用・相場・予算

    ベトナムは他の海外諸国と比べて、ホテル代が驚くほど安く済みます。大手旅行会社の調べによると、5つ星ホテルの平均宿泊料金、及び滞在に必要な最低限の旅費と共にベトナムは世界1位。

    ホーチミンなどの中心地になるとその分値段は上がりますが、地方エリアや少し田舎に行くと、4つ星や5つ星でも驚くほど安い価格でホテルに宿泊できます。

    ベトナムのホテルのベッドルーム

    目安としてはワンルームのミニホテルで2000円~、4~5つ星ホテルで1万円から宿泊することができます。ゲストハウスや民泊タイプの部屋では、一泊1000円程度の施設もあります。ただし、アジアの旅に不慣れな方や、そこまでの節約は考えていない方は、治安などの面を考えると宿泊費は1万円/1日としておきましょう。また、時期によってホテルの相場も変わってきますので、なるべく早い段階で予約しておくのがベター。

    ちなみに1泊1万~1万5000円の予算を確保することができれば、基本的にホーチミンやハノイといった都市部のホテルでも4つ星から5つ星ホテルに宿泊できます。

    ダナンのようなリゾート地でも探せばいくらでもこの費用・予算で泊まれる高級ホテルは見つけることができますが、広大な敷地を持つ海沿いのリゾートホテルに宿泊したいのであれば、1泊2~3万円を予算として確保しておくと確実です。

    ベトナム旅行の食費は高い?レストランの費用相場と予算

    ベトナムの食費&お土産の費用・相場・予算

    ベトナム人が通うようなローカル屋台や食堂、レストランの場合、日本と比べて1/3程度の予算で食事を楽しむことができます。冒頭でご説明したように、旅行者向けのレストランに行くと同じ料理でも値段が数倍高くなることが普通です。ただし、それでも1食あたりの予算・費用は1000円から1500円程度で収まるはずです。

    ホーチミンのインドシンレストラン

    旅行者向けのレストランは費用はかかるものの、冷房完備で伝統音楽の生演奏があったり、ムードに気をつかっていたりと、値段以上の魅力を感じることができるはずです。また、高級レストランであっても3000円ほどを予算として用意しておけば、しっかりとしたコース料金を楽しむこともできます。

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    ベトナム旅行で高級スパ&マッサージ!費用相場を知ろう

    ベトナムでスパを楽しむ場合の費用・予算・相場を知ろう

    ベトナム旅行では高級スパや安マッサージも満喫したいですね。スパといえば、タイやマレーシア、インドネシアといった東南アジア全般で旅行者に人気がありますが、タビスパでは、事前予約をすることで、ほとんどのスパが無料でカップルルームを貸切りで手配することができますので、是非活用してください。

    日本人旅行者に人気のお店でスパを体験するとなると、費用・予算感は2時間パッケージで店舗型が5000~1万5000円。5つ星ホテル内のスパが8000~2万円程度となります。ダナンのようなリゾートホテルでは、南国バカンスを感じるためにホテルスパもおすすめですが、ハノイやホーチミンでは基本的に店舗型のスパの方が満足度が高いです。

    また、安マッサージ店でフットマッサージを30分程度受けるくらいであれば、セラピストのチップを含めて1000~1500円程度がおおよその費用感となります。

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    ベトナム旅行のツアーの費用は実は格安のわけ

    ベトナム旅行のツアーの費用は実は格安のわけ

    例えばバンコクやシンガポールで郊外ツアーに参加した場合、「あれ、この距離なら電車で自分たちだけで行けるわ」とちょっと後悔したことはありませんか。

    一方でベトナムは市内中心部から郊外へ向かう交通インフラが整っていないため、ベトナム語が理解できない旅行者が自力で郊外の観光地に向かうことはできません。また、ホーチミンからメコンデルタ、ハノイからハロン湾、ダナンからミーソン遺跡といった現地ツアーは、いずれも車で渋滞がなくとも90分以上かかります。そのため、長距離を安全に行き、さらに日本語ガイドが案内してくれるベトナムの現地ツアーは、他国と比較すると好条件・割安ということができます。

    ベトナム旅行の現地予算・費用は「1日1万円」を目安に

    ベトナム旅行の全体の旅費や予算はどのくらい?

    では、実際に初めてベトナム旅行に行く場合、現地でかかる実際の費用・予算はどのくらいを見ておけばいいのでしょうか。

    ベトナム旅行といっても、ハノイやホーチミン、ダナンにフーコック島など、都市部とリゾート地では費用の使い方が異なるので一概には言えないのですが、おおむね「1日1万円」を目安に予算を考えてみるといいでしょう。

    ただし、こちらには「飛行機代」、「ホテル代」、「お土産代」は含まれておりませんので、別途予算を確保しておく必要があります。

    ホーチミン発メコンツアー
    ホーチミン発メコンツアー

    1日1万円の予算に設定した場合は、多少食費を切り詰めることによって、高級スパを受けることができますし、現地オプショナルツアーに参加することもできます。

    現地ツアーの場合は1日日帰りツアーに申し込むと、それだけで予算のほとんどがとられてしまいますが、ツアー参加中はお土産代と食事の飲み物代以外はかかりませんので、自由観光よりも案外予算や費用を抑えられることも多いです。

    ベトナム旅行の費用:1週間(7日間)の予算目安は5~10万円

    ベトナム旅行の費用:1週間(7日間)の予算目安は5~10万円

    ベトナム旅行を1週間(7泊8日もしくは6泊7日)するとしたら、現地でかかる費用は5~10万円程度が予算となります。1日1万円換算してもいいですが、1週間も滞在する場合は、現地の大衆食堂を利用したり、1日ホテルで過ごしたりすることも想定されるので、「今日は5千円しか使わなかぅた」といった日も出てくるでしょう。

    一方で「1泊2日で他の観光エリアに行ってみようかな」、「高級スパや高級フレンチを体験しようかな」といった欲が出てくると、なまじベトナム生活に慣れてきた分、お金の使い方も荒くなる可能性があります。それでも滞在費用は10万円あればお釣りがくるでしょうし、日本の旅行会社からパッケージツアーに申し込んでいれば、20万円以内の費用で1週間贅沢なベトナム旅行が保障されます。

    ベトナム旅行の費用:2週間(14日間)の予算目安は15万円

     ベトナム旅行の費用:2週間(14日間)の予算目安は15万円

    一方で2週間程度のベトナム旅行であれば、個人でホテルと航空券を手配することになるため、宿泊費用と航空券は割高となります。一方でベトナム現地の滞在に関しては、4~5日以降はベトナムの物価にも慣れてくるころなので、費用は自分次第でいくらでも節約することができます。ただし、「貧乏旅行は嫌だ」と言うのであれば、1日1万円を目安に15万円程度を滞在費用として予算をもっておくと安心です。

    ベトナム旅行の費用はタイ旅行と比較してどちらが安い?

    ベトナム旅行の費用はタイ旅行と比較してどちらが安い?

    ベトナム旅行とよく比較される「タイ旅行」。「東南アジア旅行を計画しているけれど、ベトナムとタイはどっちが旅行費用は安いんだろう?」と考えている人が多い様子です。

    物価自体はそれほど変わりありませんが、タイの場合は移動費と食費がベトナム以上にかかる見込みです。一方で日本とタイはLCC(格安航空会社)も多数就航しているので、航空券はタイの方が安く手に入れることができるかもしれません。

    ただし、現地滞在(食費・宿泊費・ツアー)費用だけを比較すれば、タイよりもベトナムが安く、一方で「スパ・お土産代・航空券」はタイの方が安く済ませることができるでしょう。

    ベトナム旅行は事前に予算と費用の確認を

    初めてベトナム旅行を計画する場合は、予算感がなかなか分かりにくいので、まずはスパや現地ツアーなど、費用がかかるものをリストアップして、事前に予約をして予算を決めておくといいでしょう。