モダンとレトロが入り混じる。ハノイの「ニャーチュン通り」

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「ニャーチュン通り」は、ベトナムのレトロとモダンが混在しているエリア。また、ベトナムの時間の流れや世代の違いを感じることもできる、おすすめの観光エリアとなっています。ハノイ大教会の傍にありロケーションのよさも抜群。観光の合間にゆったりと過ごしたり、お土産探しにもぴったり。ここでは、ニャーチュン通りの様子と、その魅力の数々をご紹介します。

目次

    地元民と旅行者が共存するストリート

    ベトナムの首都、ハノイにある「ニャーチュン通り」。

    この通りは、人気の観光スポットであるハノイ大教会を横切っている、100mほどの短いストリートです。タイミングが合えば教会の美しい鐘の音が鳴り響いている、素朴でちょっとロマンチックな雰囲気を肌で感じることができます。

    ハノイにはたくさんの魅力的なストリートがありますが、この「ニャーチュン通り」もとても個性的です。

    この通りのきわだった特徴のひとつは、地元で暮らすベトナム人と外国人旅行者が共存していること。昔ながらの老舗の個人商店が並んでいると思えば、外国人経営のモダンなお店、そして、大手カフェチェーンなどのお店も並んでいます。さまざまな形態の店舗が混在している、カオスな雰囲気のストリートとなっているのです。

    ハノイ大聖堂のそばにあることもあり、観光の合間にもふらっと立ち寄ることができる便利なロケーションも魅力。また、雑貨屋などもあるので、ベトナム土産探しにも適したエリアです。小さなストリートなので、一通り見て回ってもそれほど時間はかかりません。

    ベトナムの今と昔が混在しているエリア

    この「ニャーチュン通り」は、ベトナムの今と昔が混在しているのもその特徴のひとつ。

    たとえば、老舗のフォー屋さんの隣には、若者に人気のホットドック屋さんがあったり。それぞれでみることができる違いに、ベトナムの今を知ることができるでしょう。そんなふうに、時代の流れやジェネレーション・ギャップなどを感じることができるのも魅力の一つとなっています。

    同じベトナムに暮らす人たちでも、世代によって生活のスタイルが違うことがここでは実感することができるでしょう。ベトナムの今と昔、その両方を垣間見ることができるのも、古き良きハノイ観光で押さえておきたい一つ。そういった風景を眺めていると、なんだかベトナムという国に暮らす人たちに対して親しみを感じられるようになるから不思議です。

    地元の人たちにも人気の散歩エリア

    また、この「ニャーチュン通り」を進んだ右手には、芝生の公園が広がっています。ここには、等間隔にベンチが置かれていて、日向ぼっこをしたり読書をしたりと、地元の人たちが思い思いにゆったりとすごしています。

    この公園は、ベトナムの老若男女問わず、散歩や談笑をしたりする憩いのオアシスになっているのです。昼間はそれほど人の数は多くないので、旅行者たちが観光の合間に疲れを癒すのにもぴったりな公園です。

    また、夜になるとこの公園は、「ニャーチュン通り」とともに、近くに住んでいるベトナム人が続々と集まってくる人気の散歩エリアに。そういった地元の人たちの等身大の生活感を感じられるのも、このエリアの魅力となってます。

    ハノイ大教会の見学前後に歩いてみよう

    いかがでしたか?ベトナムハノイのオールドモダン「ニャーチュン通り」。昔ながらのレトロな町並みや老舗の個人商店、モダンなカフェやアパレルショップなどが交差する不思議な町。地元の人たちの世代間の違いなどを感じられる魅力的な観光エリアとなっています。ハノイ大教会を見学したあとに、ぶらりと散歩してみることをおすすめします。

    DATA

    ニャーチュン通り
    住所:Nha Chung St. Dist.Hoan Kiem. Hanoi
    アクセス:ホアンキエム湖から徒歩5分

    Writer/この記事を書いた人

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    古川 悠紀
    トラベルライター

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    大学卒業後、日本で販売店営業、外資(米国)メーカー勤務を経て2011年にベトナムのホーチミンに移住。トラベルライターとしてベトナムを中心に東南アジアの旅行・生活・経済の記事を請け負う。実績にAll About、阪急交通社、自著「ベトナムとビジネスをするための鉄則 55」、寄稿「トリコガイドベトナム(アルク出版)」、「複住スタイル(英和出版)」、下川裕治著/編に記事の寄稿等がある。