ハノイの政治スポットの要所。「ホーチミンの家(ホーおじさんの家)」

ベトナムの英雄ホーチミンは、フランス独立からベトナム戦争にかけて生きた、ベトナムで最も偉大な革命家・政治家です。そして、ホーチミンが亡くなるまでの11年間をすごした場所が、ここでご紹介する「ホーチミンの家」。

その生前の人柄が偲ばれる素敵な場所として、とても人気のある観光スポットとなっています。

ホアンキエム湖からタクシーで20分

ホーチミンの家
素朴な高床式家屋がホーチミンの家

ホーチミンの家は、ホアンキエム湖からタクシーで20分ほど西へ向かったところ。ハノイ市が管理している政府敷地内で、ホーチミンの遺体が眠るホーチミン廟から徒歩で行くことができます。その他ホーチミンの功績や生涯を追えるホーチミン博物館も、このすぐ傍。

地図で確認

生前の人柄が偲ばれる「ホーチミンの家」とは?

「ホーチミンの家」は、1958年から1969年まで、ベトナムの英雄ホーチミン主席が住んでいた2階建ての建物です。とても国の最高権力者のものとは思えないほど、質素の造りをしています。その設計は、フランスで建築を学んだベトナム人であるグエン・ヴァン・ニンによって行われました。

ホーチミンの家の回廊

この建築物は、ベトナムの伝統的な技法とフランスのモダンな様式を組み合わせて形作られています。1階には壁がなく、広いスペースに大きなテーブルセットが置かれています。このスペースは、来客を迎えたりミーティングルームとして使用されていたとのこと。2階には書斎と寝室の2部屋があります。

この住居が建築されるさいに、ホーチミンは建築家を招いたとのこと。そして、1人で暮らすのに十分なスペースや高級な木材は使用しないことなどについて話し合ったのだとか。ホーチミンの生前の人柄が偲ばれる、そんな人気の観光スポットとなっています。

ホーチミンの息づかいを感じられる観光スポット

この「ホーチミンの家」の室内には入ることはできません。ですが、廊下から書斎や寝室内の机やベッド、愛読書や時計などを見学することが可能。そこで、すべてが生前のまま、大切に保存してあるのを確認することができるでしょう。

ホーチミンの家の庭

家の前にはジャスミンの木が植えられていて、池には大きなコイが泳いでいます。これらもホーチミンが育てたものなのだそう。彼はジャスミンの花をこよなく愛したそうで、花が咲く季節には今でもあたり一面がほのかに香っています。また、仕事を終えたホーチミンは、毎日手を叩いてコイを呼び寄せて、パンなどのエサを与えていたとのこと。

当時のホーチミンの生活、その息遣いまで感じられるような、そんな観光スポットです。

ホーチミンの住居周囲には見どころがたくさん!

ホーチミンが働いていた場所

この「ホーチミンの家」は、ホーチミンが祀られている「ホーチミン廟」の北側に位置しています。手前にあるクリーム色をした洋館は、ホーチミンが1954年から亡くなる1969年まで執務を行った大統領府。残念ながら、その内部を見学することはできません。

住居に入る手前の右側には、両脇にマンゴーの木が植えられている「マンゴーの道」。この道幅5m長さ200mの道を、ホーチミンは日々、仕事の行き帰りを歩いていたのだとか。1954年から1958年までホーチミンが書斎として使っていた部屋もそばにあります。

ホーチミンの車
年代物のクラシックカー

また近くには、ホーチミンがじっさいに使用していた車も展示。1955年に旧ソ連から贈られた高級車のポベーダやボルガ、そして、晩年に使われていたフランス製のプジョー404と、歴史好きな人だけでなく車好きな人にも必見の展示となっています。

ホーチミン廟や博物館と併せて行こう!

ホーチミンはその人柄から、子供たちの間では「ホーおじさん」とも呼ばれていました。現在ベトナム南部の都市ホーチミンは、ホーチミン氏の偉大な功績から名づけられています。フランスから独立に導いた革命家ホーチミン氏の人柄や息遣いを感じることができる、おすすめの観光スポットとなっています。ハノイ観光のさいには、ぜひその予定に入れてみてください。きっと時間を飛び越えて過去を旅しているような、そんな不思議な気持ちになることと思います。

観光情報

ホーチミンの家 Ho Chi Minh House
住所:1 Ngo Bach Thao. Ngoc Ho. Dist.Ba Dinh. Ha Noi
営業時間:7:30~11:00 / 13:30~16:00※時期によって前後する場合あり
アクセス:ホアンキエム湖からタクシーで20分。ホーチミン廟の敷地内