ハノイ旅行で午前中に行きたい観光スポット

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ベトナムの首都ハノイは、文化と歴史、そして現代的に発展した都市が混在する興味深い街です。ベトナムの歴史を一番いい形で保存してある街とも言えるでしょう。そんなハノイは日本とは異なる気候・気温となります。また、朝から昼にかけてしか見ることのできない街の雰囲気があったり、朝しか空いていない観光地があります。

そこで、ここでは午前中に回っておきたい観光スポットをご案内します。

目次

    ハノイの朝は早い!朝市の活気を味わって!

    ハノイのドンスアン市場周辺にて
    ノンラー(菅笠)を被った行商人たち

    朝に行って欲しいのはなんといっても市場!日本でも同じですが、朝に商品が下され新鮮な野菜や肉、魚やフルーツなどが所狭しと並びます。ドンスアン市場は市の中心にある最も栄えている市場ですが、朝と午後とでは全く見せる顔が違います。

    ハノイのドンスアン市場
    朝のドンスアン市場は、現地の仕入れ業者で賑わう

    午後になると観光客が一気に増えますが朝の早い時間だと地元の人たちが多く食材を求めてやってきます。北部訛りのベトナム語が飛び交い、首都の活気を目の当たりにすることができます。

    街の中心なのに朝は静か?ホアンキエム湖は朝に行こう!

    ハノイのホアンキエム湖
    湖畔のベンチでくつろぐ現地人

    ハノイの街の真ん中には大きな湖があります。ホアンキエム湖と呼ばれ、ハノイの人々から愛されている湖です。その湖には体長1mを超える巨大な亀が生息していることでも知られ、彼の姿を拝めた人は幸せになるとも言われています。何年か前に1体の亀がなくなったとの報道がありましたが、まだ生きている亀がいるようです。

    ホアンキエム湖の遊歩道
    ホアンキエム湖の遊歩道

    ホアンキエム湖の周りは大通りになっていて、朝からバイクが行き交う音で賑やかですが、一度ホアムキエム湖の中にある公園に入ってしまえば、周囲の喧騒が聞こえなくなるから不思議です。それもそのはず、その公園はお寺になっていて、外界から遮断されたような作りになっているのです。

    玉山祠
    玉山祠

    地元の人がお祈りに来るところも見ることができますし、もちろんブッダ像に向かってお祈りすることもできます。静かな公園はホアムキエム湖にせり出すような形で作られているので、池の中に公園があります。

    少し歩けば水辺で釣りをしているおじさんがいたり、朝のデートを楽しむカップルがいたりします。ハノイの優雅な気質が垣間見える一角になっています。

    朝しか開いてない!冷凍保存されたホーチミンを拝見!?

    ハノイのホーチミン廟
    ホーチミン氏の遺体が眠るホーチミン廟

    建国の父ホーチミン。彼の遺体は、実は冷凍保存(特別な保存方法)されていて、ハノイのホーチミン廟というところで拝見することができます。ロシアのレーニン、中国の毛沢東と同じように保存されているホーチミンですが、共産主義社会の強い影響を垣間見ることができる施設でもあります。

    そんな貴重な施設、開館時間はなんと朝8時から11時半までの3時間半のみです。ここはハノイでも有数の観光地なので観光客が絶えないため、入館時間が極端に限られている以上は入ることがとても難しい場所なのです。

    ホーチミン廟周辺
    周辺は衛兵で固められている

    朝7時前から並ぶ人もいます。特別な予約は必要ありませんが、過度な露出のある服(ノースリーブやハーフパンツ)は禁止され、節度ある服装を求められます。また、カメラやビデオカメラは持ち込み禁止のため、貴重なホーチミンの写真は撮ることができません。

    さらに、廟の中では立ち止まることが禁止されているので、じっくり拝見することができないのです。極端にゆっくり歩いていると、警備に当たっている警察に急かされます。ここまでしても訪れる観光客の足が止まないのはそれだけの価値があるからです。ぜひ、早起きしてベトナム建国の父ホーチミンの顔を拝みに行ってはいかがでしょう?

    午前中にはベトナムらしい風景がたくさん!

    午前中だけでも回れるところがたくさんあるハノイ。活気のある街ですが、ベトナム独特の風情が残る素敵な街です。朝もやの中を市内散策するのも粋ではないでしょうか。朝の早い時間だからこそ見ることができる、ベトナムらしい風景を求めに、1日くらいは早起きしてみてはいかがでしょうか。