初めてのハノイ観光で子連れ家族の歩き方とおすすめスポット
ハノイ観光客の中でも「子連れ家族」におすすめしたい現地の歩き方、及び足を運んでほしい観光スポットを紹介します。初めてのハノイ旅行者向け観光ガイドです。
初めてのハノイ旅行。子連れ家族が現地を観光する注意点とは?
初めてのハノイ旅行で、子連れ家族が現地観光するときに注意してほしいポイントを以下に2つ紹介します。
1.ハノイ旅行中の屋台料理は極力避ける。子供はお腹を壊す確率大
ハノイ旅行中、屋台グルメをほお張るのも現地の楽しみ方の1つです。しかし、子連れ家族は細心の注意が必要です。子供は大人と比べて胃腸が弱いですし、初めて食べる食材や香辛料にお腹を壊すことはよくあります。絶対に食べない方がいいとは言わないものの、家族で一皿頼んで少しずつ食べるのが良いでしょう。
2.道路を渡るときは絶対に子供の手を握る
ベトナムは車やバイクは日本ほどやさしくはありません。というのも、日本では歩行者優先ですが、ベトナムでは小さいものより大きいものが優先されます。例えばバイクより車、車よりバスといった具合です。そのため、相手が止まってくれるだろうと進んでしまうと、本当に事故を起こしてしまうことがあります。子供は大人よりも注意を怠りやすいので、道路を渡る際は必ず手を引くようにしましょう。これはベトナム人も同様です。
子連れのファミリー向け「ハノイ観光で持っていきたい持ち物」紹介
子連れ家族の場合は、ハノイ観光の持ち物にも気を付ける点が幾つかあります。一部は忘れても現地調達ができますが、なるべく日本から持参した方がいいものを紹介します。
ハノイ旅行者向け子連れファミリーの持ち物
- 日焼け止めクリーム(UVカット)
日焼け止めはもちろんハノイ市内でも買えますが、ベトナム産は品質が悪いですし、外国メーカーは日本人の肌向けに開発されていないため、子供にとっては刺激が強いかもしれません。日本から持参すべきものと言えるでしょう。 - ムヒ(痒みどめ)
ベトナムには虫よけスプレーは売っていますが、虫刺され後の痒みを押さえるスッとするムヒは売っていません。雨季は蚊が発生しやすいですし、ハロン湾やニンビンなど自然エリアに行くときの必需品です。 - 常備薬&酔い止め
ベトナムで売っている解熱剤や鎮痛剤は日本の市販品よりも2倍ほど含有成分が多いです。そのため、日本人が飲むと急速に吐き気・眩暈・眠気が襲いますので、薬は日本から持っていくようにしましょう。また、車の酔い止め薬はベトナムでは売っていませんので、こちらも必要な人は持参しましょう。
乳幼児向けの持ち物はほとんどハノイ現地で買える!
一方で乳幼児向けの持ち物は基本的にすべてハノイ市内のコンビニやスーパーで買えます。紙おむつや離乳食、粉ミルクのような赤ちゃんの必須アイテムは、実は「パンパース・メリー・グーン・明治・森永」がベトナムに進出しているため、日本で日ごろ使っているものを現地調達できるはずです。
離乳食に関しても同様で、日本製が欲しければ在住日本人が多く暮らすエリアに行くことで、日本製の日用雑貨を気軽に手に入れることができます。ちなみにハノイ市内には日本のイオンもあるので、初日に足を運んで、日本製の乳幼児商品すべてを揃えるのも良いでしょう。
ハノイ子連れ家族の現地観光:博物館は無理して行く必要なし
ハノイ市内には数多くの博物館や美術館があります。ガイドブックにも掲載されているのは、
- ベトナム国立美術博物館
- ベトナム軍事歴史博物館
- ホアロー収容所
- ホーチミン博物館
- 国立歴史博物館
- 国立歴史博物館(旧革命博物館)
- 女性博物館
- 民族学博物館
など。しかし、これらは子供が楽しめる観光スポットではありません。「ガイドブックに紹介されてる定番どころだから」と考えて旅程に組み込みがちですが、ハノイには他にも数多くの観光スポットがあるので、無理していく必要はないと考えます。
また、ハノイのホアンキエム湖からタクシーで15分ほど西方に走ると、ホーチミン廟に行けます。こちらは日中は閉鎖されて外観を見学するだけとなります。
ホーチミン廟に行く必要がないと考えたら、廟から歩いて行ける「ホーチミンの家」と「ホーチミン博物館」も旅程から除外することになります。さらに目と鼻の先に「文廟」と「ベトナム軍事歴史博物館」もあるので、こちらも対象から外すと良いでしょう。
ハノイ子連れ家族の現地観光:ニンビン(チャンアン)よりハロン湾がおすすめの理由
ハノイ旅行者の8割は世界遺産ハロン湾、もしくはチャンアン複合景観(ニンビン)を観光すると言われています。子連れ旅行者の中にも、「ちょうど今どちらに行こうか悩んでるところ」、「両方行ってもいいかも」と迷っている家族もいるでしょう。
子連れ家族のハノイ旅行者におすすめなのは、「ハロン湾」です。
ハロン湾とチャンアン複合景観の比較
- 所要時間
ハノイ市内からハロン湾までは3時間強となります。多少長旅ですが近年は高速道路の整備も進んでいるので、徐々に時間は縮まっている方です。
一方でチャンアンまでは2時間強となるので、移動に関してはチャンアンが魅力に映ります。 - 現地の楽しみ方
ハロン湾はイメージ通り、クルーズ船で遊覧することになります。あくまでも湾内なので波もなく、船酔いの心配もありません。ただし、見れる風景はチャンアンとそれほど変わりません。
一方でチャンアンは手漕ぎボートで遊覧することになります。およそ2時間ほど乗船するため、子供だけでなく大人も少々疲れてしまいます。また、蒸し暑いときや肌寒いとき、雨風が強いときもボート上で我慢しなければならないのもデメリットでしょう。
途中で雨が降った場合、チャンアンはボート上でポンチョを着て続行します。一方でハロン湾クルーズであれば、雨が降っても、甲板から船内に戻ればいいだけなので過ごしやすいのも子連れ家族向けと言えます。
子連れ家族のハノイ市内観光の楽しみ方:子供も体験可能なスパを予約しよう
子連れ家族のハノイ市内観光の楽しみ方の1つに「スパ」はいかがでしょうか。町中にある安マッサージ店は、技術が低いため子供は足や腰を痛めてしまう可能性が高くおすすめしません。
一方でおすすめできるのは「高級スパ」です。プロから指導を受けたセラピストが施術をしてくれるほか、多くのお店では5歳程度から受けられますし、その他「妊婦マッサージ」をメニューに用意しているお店もあります。この手の高級スパは、いずれも予約が必要です。少し煩わしいかもしれませんが、予約すれば無料で「個室優先手配」や「割引サービス」、「サウナやジャグジー無料利用」といった特典を受けられるので、是非予約していってください。
子連れ家族のハノイ観光者は「ホテルライフ」を楽しむのもおすすめ
ハノイを訪れる子連れ家族は、市内観光や世界遺産観光も良いのですが、しっかりと「ホテルライフ」も満喫していってください。ハノイは5つ星の高級ホテルでも、宿泊料金は1万円前後から泊まれます。そのため、せっかくの海外旅行なので、少し奮発して5つ星を予約するのがおすすめです。
ハノイ市内の5つ星ホテルであれば、「屋外プール」、「スパ&マッサージ店」、「多国籍レストラン」、「ラウンジ」、「24時間ルームサービス」があります。その他ホテルファシリティによってはキッズクラブがあるところも少なくありません。子供向けの遊び場があるだけでなく、子供を預けておけるサービスもあります(ホテルスタッフが面倒を見てくれます)。子供を預けてしばしの間夫婦で時間を過ごすのも良いでしょう。
子連れのハノイ観光客向け「現地ツアー」の選び方
子連れ家族のハノイ旅行者のもう1つの楽しみ方が「現地ツアーに参加する」ことです。ファミリー向けの現地ツアーは数多くあるので、ハノイ滞在中1度くらいは参加してみるのも良いでしょう。
ちなみに筆者の個人的なおすすめは「料理教室」です。あまり日本人には馴染みなく、確かに客層の多くは欧米人旅行者のようですが、体験した日本人旅行者の多くは「ハノイ旅行中一番楽しかった」、「最初はあまり気乗りしなかったけど、実際に参加してみるとかなり満足度が高い」と皆さん思い出に残る時間を過ごしている様子がうかがえます。
まとめ:ベトナムのハノイは子連れ旅行者向け!観光スケジュールのポイント
今回はベトナムのハノイに訪れる子供連れの旅行者向けに、現地観光のポイントを紹介しました。ハノイはベトナムの首都となるため治安も良いですし、円安のいまでも十分物価安を体験できるはずです。
ビギナー旅行者にも優しい都市となるので、次の海外旅行を検討している子供のいるファミリーは、是非ベトナムのハノイを選んでみてください。