ホーチミン市内の観光エリア徹底紹介!
南北に長いベトナムは、観光エリアとしては北部、中部、南部と大きくに3つの地域に分けることができます。北部の主要都市は、首都であるハノイ。中部の主要都市は、国際空港があるビーチリゾートのダナン。そして、南部はベトナム最大の商業都市であるホーチミンです。
ホーチミン市街地は、近代的な高層ビルとフランス統治時代の歴史ある建築物が融合する大都会。しかし、一歩市内を離れてみると、雄大な自然が広がります。今日は百貨店でショッピングした後におしゃれなルーフトップバー、明日は市場の後に地元の屋台。こんな風に、時代の最先端も、長年愛されるローカルなスポットも、まるごと楽しめるのがホーチミンの魅力でもあります。1日2日では到底回ることはできませんので、短期旅行者は、なるべく効率的に観光探索をしたいところ。そのためには、まずはしっかりとホーチミン市内の観光エリアを知っておくことが大切。
ここでは、ホーチミンの観光名所を一挙にご紹介いたします。
ホーチミン市街地の観光エリアを徹底紹介!
ホーチミン市街地は24の行政区分がされていて、面積でいえば東京都より若干小さいくらい。一見すると非常に大きな地域ですが、旅行者がお世話になる観光エリアは、その内の中心市街地のみとなります。
ホーチミンのすべてが詰まっている「1区」
東南アジア有数の商業都市として知られるホーチミン市。ガイドブックに紹介されている観光名所や、日本人旅行者が宿泊するホテルが集まるのが1区のエリアです。百貨店や高級ブティック、近代的なショッピングセンターなども多数集まっているので、ショッピングもこのエリアがおすすめ。
市民劇場(オペラハウス)、ベンタイン市場、聖母マリア教会、統一会堂、ドンコイエリア、ファングーラオ(バックパッカー街)などもすべてがこの1区のエリア内となります。
観光客と現地人が入り混じる3区
1区の北部にある3区は、戦争証跡博物館があるエリア。1区から歩いて行くこともできます。ガイドブックで紹介されているおすすめの雑貨店や、トリップアドバイザーで上位にランクインしている人気のレストランなどもありますので、旅行者にとっては1区に次ぐ重要なエリアとなるでしょう。
ホーチミンで一番の高級住宅街「2区(タオディエン地区)」
1区からタクシーで東に20分ほど走ったサイゴン川の対岸は2区となります。2020年開通予定の地下鉄メトロに合わせて、沿線傍には高級マンションが建ち並ぶようになりました。その2区には「タオディエン」と呼ばれる地区があり、在住欧米人が多く暮らすことから、西洋の町並みで構成されています。また、ベトナム人富裕層もタオディエンでビラを建てたりと、「ベトナムで最も高級な住宅街」とも呼ばれるようになりました。近年は旅行者向けの雑貨店やスパ、レストランも多く営業していて、サイゴン川を眺めての食事が人気となっています。
ベトナム最大の中華街「5区、6区(チョロン)」
ガイドブックで紹介されている中華街「チョロン(Cho Lon)」。大きな市場という意味を持つ愛称で、地区で言えば5区と6区に跨っています。市民劇場からタクシーに乗って西へ15分ほど走ると、だんだんと町並みがローカルチックになり、漢字の看板などが目立つようになります。チョロンの入り口です。観光スポットでいえば「アンドン市場」や「ビンタイ市場」といった卸売り市場。「ティエンハウ寺」や「オンボン寺」といった仏教寺院が知られています。
ホーチミン郊外の観光エリア
ホーチミンを少し郊外へ離れると、あっという間に大自然が広がるエリアに突入します。「メコンデルタ」のメコン川クルーズでは、鬱蒼と生い茂るヤシの葉を小舟でかきわけてジャングル探検できます。夜のクルーズではホタルを鑑賞も可能。「エレファントイヤーフィッシュ(象耳魚)」をまるごと揚げたメコンデルタの名物料理もぜひご堪能あれ。
同じくボートクルーズでも、マングローブの森を探検できるのは「カンザー国立公園」。総面積約75,000ヘクタール、200種類以上の動植物が棲息する広大なエリアを舟で巡ります。保護区内にいる猿を観測したり、ワニ釣り体験ができたりと、貴重な動物を間近で見ることも可能です。こちらはホーチミン市内の端に位置しています。
さらに車を南東に向かって走らせれば、海沿いの町「ブンタウ」に辿り着きます。ここはホーチミンから最も近いビーチで、地元の人たちの避暑地になっています。道沿いには、露天やシーフードの屋台などのお店がずらり! 高台の丘に立つキリスト像からは、街全体を見渡すことができます。
いずれの場所も、車で1時間半~2時間。日帰りでも行ける距離で、旅行会社のツアーも連日運行しています。
ホーチミン観光は1区を拠点に活動しよう
ホーチミンは急速に成長する商業都市である一方、昔ながらの面影を今も色濃く残す街です。初めてのホーチミン旅行者であれば、1区内でショッピング、スパ、グルメのすべてが収まることでしょう。
また、少し離れて郊外に行けば、自然の中でのんびりとした時間を過ごせます。きらびやかな街並みも、のどかな田園も、広大な河や海も、すべてベトナムらしさ溢れる風景。こちらはツアーに参加するのがおすすめです。