ホーチミン観光の中心「1区」の概要を解説

東南アジアの一国・ベトナム南部の都市であるホーチミン。首都であるハノイを政治や文化の中心地とすれば、ホーチミンはベトナム最大の経済都市です。そしてそのなかでも、もっとも賑やかなエリアが「1区」。ここでは、このエリアの魅力をご紹介していきましょう。

目次

    ホーチミンの「1区」とは?

    「1区」は、ホテルやオフィスビル、デパートなどが立ち並んでいる、ベトナム最大の経済都市・ホーチミンでも最も賑やかなエリア。タンソンニャット空港からタクシーで20分ほどのところに位置していて、名実ともにホーチミン市の心臓部となっています。ガイドブックに掲載されている、ホーチミンの観光スポットのうち、8割くらいはこの「1区」にあります。

    「プチパリ」とも言われているホーチミン。その特徴のひとつは、フランス統治時代の面影の残っている建物や近代的な高層ビルが混在していること。その独特の景観も魅力のひとつです。また、この「1区」は治安が良いのも嬉しいところ。そのため、観光客にとって過ごしやすいエリアとなっています。また、旅行者だけでなく、在住者なども集まるエリアでもあります。そんなこともありレストランなどでは、ベトナム料理だけでなく、日本食など、世界各国の美味しい料理を楽しめるのも魅力です。

    ホーチミンでもっとも華やかな「ドンコイ通り」

    この「1区」の観光スポットは、フレンチ・コロニアルな建築物をはじめとして、博物館や美術館、そしてマーケットなど多岐にわたっています。そのなかでも最重要といえるのが、「ドンコイ」と呼ばれているエリア。ここは、「ホーチミンの銀座」とも言われていて、1区のなかでも一番賑やかなエリアです。

    ここを訪れるのはホーチミン観光での王道中の王道

    その中心であるドンコイ通りは、「ベトナムのシャンゼリゼ通り」とも言われている、ホーチミン観光の目抜き通り。市民劇場からサイゴン川に向かって東西に走っている道で、この通り沿いには、日本人御用達の高級ホテルやブティック、雑貨店、スパ&マッサージ、レストラン、カフェなどが数多く軒を連ねています。

    また、ノンラーを被ってアオザイを着たスタッフのいるお店などもあります、ベトナムらしさを演出してくれているのも、観光客にとってはうれしいところです。

    ベンタイン市場やバックパッカー街も見逃せない

    ベトナム随一の経済都市・ホーチミンの象徴ともいえるのが、大規模な屋内市場である「ベンタイン市場」。このマーケットの内部は、女性に人気な可愛らしい雑貨の天国となっています。またこの周辺では、毎夜ナイトマーケットが開催されていて、雑貨や屋台グルメなどを楽しめるようになっています。

    そして、このベンタイン市場から徒歩で約10分くらいのところにあるのが、バックパッカーの聖地とも言われている「ファングラーオ通り」。東南アジアのなかでは、タイのカオサン通りに次ぐ規模を誇っています。ここでは、安宿をはじめとして、旅行代理店や格安マッサージ店、レストランなどがよりどりみどり。

    市民劇場から徒歩10分で行ける「日本人町」

    近年のベトナムには、多くの日系企業が進出しています。そして、ホーチミンに滞在している日本人の多くが暮らしているのが、日本人町として有名な「レタントン通り」周辺のエリア。このエリアには、日本食レストランや輸入雑貨店など、日本人向けのお店などが充実しているのが特徴です。この「レタントン通り」も1区にあります。

    初めてのホーチミン旅行ならば、1区のホテルに滞在しよう

    ホーチミンでもっとも賑やかな観光エリア「1区」。ホーチミンにおける名所の大部分が集中しているため、旅行者の大半が同エリア内のホテルに宿泊することになります。ガイドブックでは“ドンコイエリア”、“ベンタイン市場周辺エリア”などと呼ばれていますが、これらもすべて1区の中にあることは覚えておくといいでしょう。