【ベトナム】フーコック島観光に必要な旅行費用を紹介！

ベトナム南部に位置するフーコック島は近年日本人旅行者に注目されているリゾートアイランドです。ここではフーコック島の観光・滞在における必要な旅行費用を紹介します。

ベトナム・フーコック島観光に必要な「ホテル」の旅行費用

ベトナムのフーコック島は2010年代後半以降、4つ星、5つ星ホテルが続々とオープンしました。世界で名高いノボテル・インターコンチネンタル・シェラトン・プルマンといったインターナショナルホテルもあり、いずれも南国バカンスの装いです。

ベトナムは元々宿泊料金が安いことで知られており、リゾート地として開拓されているフーコック島であっても、1泊1万円から2万円で上記のようなリゾートホテルに宿泊できます。

フーコック島の旅行日数は2泊から4泊が平均となるので、ホテルの旅行費用は2万円～8万円。ベトナムのホテルは1室大人2名の部屋でも5歳から7歳までの子供は無料となりますので、旅行会社のパッケージツアーではなく個人で手配するのが安く行くコツとなります。

ベトナム・フーコック島の「食事」の旅行費用は一食2000円

ベトナム・フーコック島はリゾートアイランドとなるので、誰もが「新鮮なシーフードを食べたい！」と考えていることでしょう。確かにフーコック島で食べられる海鮮はどれも一回り大きく、また生け簀で飼われているので生きたまま調理され新鮮そのものです。

フーコック島で日本人旅行者がシーフード料理を食べたい場合は、ホテルのレストランかナイトマーケットを利用するのが一般的ですが、いずれも値段はそれほど安くありません。確かに日本で食べるよりは2～5割程度安いかもしれませんが、それでもカニやエビなどはベトナムでも高いです。

シーフード以外のベトナム料理は比較的手ごろなので、それらを交えながら現地で食事を楽しむことを検討すると、1人当たりの一食予算は約2000円前後と考えておくといいでしょう。

ベトナム・フーコック島の「観光スポット」の旅行費用・料金

ベトナム・フーコック島旅行では、ビーチで海水浴以外にも以下のような観光スポットを楽しむことができます。

• 博物館（ココナッツプリズン）
• 真珠の養殖場
• コショウ畑見学
• ヌクマム工場見学
• サファリ＆動植物園
• 遊園地
• カジノ
• 滝

遊園地とサファリ＆動植物園はヴィンパールホテルの広大な敷地内にあります。入場料は一人約4000円と物価安のベトナムからすると割高ですが、それ以外の観光スポットはほとんど費用がかかりません。

そのため、フーコック島の観光スポットの旅行費用は1人1万円前後で十分です。ただし、以下で紹介する「現地ツアー」は別途費用が必要です。

ベトナム・フーコック島「現地ツアー」の旅行費用・料金

ベトナム・フーコック島では、現地オプショナルツアーを上手く活用することでより充実した観光をおくることができます。

フーコック島現地で申し込めるオプショナルツアーは多彩ですが、旅行者には以下内容が人気です。

• スキューバダイビング
• シュノーケリング
• 船上ホタルイカ釣り
• ジープで島内周遊
• 市内観光ツアー

日本人対応の旅行会社・ツアーデスクがありますが、いずれも料金は英語ツアーデスクよりも高めで、1つのツアー予算は1万円～2万円。英語ツアーだと5000円～1万円程度が予算となります。

フーコック島の現地ツアーは基本的に英語ツアーが主流となります。

ベトナム・フーコック島の日本発「航空券」の旅行費用

ベトナム・フーコック島は2023年時点では日本からの直行便は出ていないため、東京や大阪、福岡、札幌といった主要都市から行く場合も南部都市ホーチミンを経由して行くことになります。

例えば東京発ホーチミン経由フーコック島行きは、オフシーズンであれば5万円～10万円、ハイシーズンだと8万円～15万円前後が相場となります。

この料金幅は格安航空会社（LCC）で行くか、レガシー航空で行くかの違いです。格安航空会社（LCC）はベトジェットエアがあり、レガシー航空はベトナム航空とバンブーエアがあります。ホーチミンも観光するならば、日本⇔ホーチミン間はレガシー航空で、ホーチミン⇔フーコック島間は格安航空会社を利用するのがおすすめです。

ホーチミン発フーコック島行き「航空券」の旅行費用

一方でホーチミン発フーコック島行きの国内線の旅行費用は「約1万円」となります。レガシー航空はベトナム航空とバンブーエアが就航していますが、費用は格安航空会社とそれほど変わりません。

具体的に調べてみると、格安航空会社は7000～1万円、レガシー航空は1万円～1万2000円前後となります。

ホーチミンからフーコック島の所要時間はたったの1時間となるので、格安航空会社でも十分です。

フーコック島観光にかかる旅行費用のまとめ

上記ではフーコック島の旅行費用をジャンル別に分けて紹介しましたが、実際に現地で掛かる旅行費用をまとめると、以下を目安に予算を検討してみてください。

2泊3日のフーコック島旅行費用

日本人旅行者はホーチミンに1～2泊、フーコック島に2泊の計5日間の旅行日数を検討している人が多いことでしょう。2泊3日のフーコック島観光にかかる旅行費用の予算はおよそ「3～5万円（ホテル別）」となります。現地オプショナルツアーに申し込まなければ3万円前後で十分です。そのほとんどは食費となりますので、もしシーフードを諦めるのであれば、3万円以下のエコ旅も可能です。

フーコック島の旅行費用を節約するコツ

フーコック島の旅行費用をなるべく節約したい場合は、上述したように「現地オプショナルツアーを利用しない」、「シーフード料理をなるべく食べない」のがポイントです。

ただし、旅の充実度が下がる恐れもあるので、フーコック島滞在中1度は現地オプショナルツアーやシーフード料理を楽しむ、といったルールを自分たちで決めるのがおすすめです。

シーフードを堪能したいのであれば、カニやエビではなく海鮮サラダや海鮮パスタ、マグロステーキといった料理ならば安く食べられます。

旅行費用を安く抑える現地ツアーの選び方

例えば市内観光は自分たちでタクシーをチャーターできますし、シュノーケリングも自分で購入してホテル傍のビーチで楽しめるので、あえてツアーに参加する必要はありません。

しかし、ダイビングや船上ツアー、離島巡りなどは自力で行くことはできないため、現地ツアーの申し込みが必要です。

また、大抵の現地ツアーは日本語ガイドである必要はなく、英語ガイドでも旅行の満足度は下がりません。日本語ガイドだと確かに安心できますが、ここはベトナム。海外旅行を楽しむ意味でも英語に触れるのもおすすめです。

まとめ：フーコック島は安い！旅行費用はそれほど掛からない

今回はフーコック島の旅行費用について具体的に紹介しました。フーコック島は食事とツアーさえ気を配れば安い旅行費用で観光できます。フーコック島自体は2泊から3泊程度がちょうどいい旅行日数となるので、ホーチミンと併せて二都市周遊旅行を計画するのがおすすめです。余った予算はホーチミンで使うのがいいでしょう。

Writer／この記事を書いた人

古川 悠紀
トラベルライター

大学卒業後、日本で販売店営業、外資（米国）メーカー勤務を経て2011年にベトナムのホーチミンに移住。トラベルライターとして東南アジア各国を周遊・居住し旅行生活経済の記事を請け負う。実績にAll About、阪急交通社、自著「ベトナムとビジネスをするための鉄則 55」、寄稿「トリコガイドベトナム（アルク出版）」、「複住スタイル（英和出版）」、下川裕治著/編に記事の寄稿等がある。