ホーチミンでローカルタイムに浸る「タイビン市場」
ベトナムは近年都市部を中心に急成長を遂げており、特に南部ホーチミンは東南アジアでも有数の経済都市に数えられるようになりました。しかし、近代的なショッピングセンターやコンビニエンスストアが並ぶ一方で、昔ながらのローカル市場も廃れてはいません。
「タンビン市場」は、ベンタイン市場と異なり100%地元の人びと向けの市場。そのため、お土産になりそうなものはないのですが、等身大のホーチミンの人々の生活をみることができます。
ベンタイン市場から徒歩15分
「タンビン市場」があるのは、ホーチミンの中心地の1区。バックパッカーが集まるファングラーオ通りにあります。ベンタイン市場から10分ほどかけてファングーラオ通りに行き、同通りを最後まで歩くと、コンクイン通りとの交差点に当たり、その角に建ってます。市民劇場(オペラハウス)からはタクシーで10分程度。その気になれば徒歩でも十分行ける距離です。
庶民の台所「タンビン市場」を歩こう
ホーチミンのローカルマーケットといえば、もっとも有名なのは「ベンタイン市場」ですね。一方「タンビン市場(Cho Thai Binh)」は、ガイドブックでもあまり紹介されていなく、旅行者にとっては穴場の市場となるかもしれません。ただ、現地人にとってはお馴染みで、ホーチミン人なら誰もが知っています。
タンビン市場で買い物するときは、ベンタイン市場のように値段交渉をする必要があまりないのも魅力のひとつです。しつこい客引きもありません。ですが、観光客向けではないので、お土産になりそうなものはも少なめ。
タンビン市場は取り扱っている商品の種類によって区分けしてあります。屋外は魚介や野菜のエリア、屋内は肉類や日用品、調味料のエリア。また、タンビン市場の外回りにもたくさんのお店で溢れていて、日用品などの買い物をしている地元の人たちの姿があります。
ローカルな市場としては規模は大きいのですが、だいたい30分くらいで一通り見て回ることができるコンパクトさも魅力。観光の合間に訪れることも可能となっています。
ホーチミンでの生活のすべてがここに
この「タンビン市場」では、ホーチミンで暮らす人びとにとって、必要なものが一通りそろっています。
たとえば、バックや財布、サンダルといった日用品の数々も販売されています。マーケットに隣接されたテントのなかには、ブンや春巻き、バインセオなど、ベトナムのご当地グルメが食べられるお店がずらりと並んでいる食堂エリアもあります。
また、ライムや紫小玉ねぎ、赤唐辛子、青唐辛子、ニンニクなどのお馴染みのものから、日本ではあまり見かけることがないハーブやスパイスも。これらはすべて量り売りで売られています。食堂を経営しているお店の人もよく買い付けに訪れる場所でもあります。
市場を歩いていると、日本では見たことがないような種類の魚や野菜も多数あるので、興味本位でも歩いてほしいところ。
ベトナムらしさを感じたくなったら、「タイビン市場」へ行こう!
いまや大都会となったホーチミンですが、その中心部にありながら、昔ながらの市場とそこで生活する人々をのぞくことができるのが、「タイビン市場」の一番の魅力。おみやげものの類はあまりないのですが、地元の人たちの等身大の生活風景を垣間見ることができます。
観光情報
タイビン市場 Thai Binh Market
住所:Cho Thai Binh. Pham Ngu Lao St. Dist1. Ho Chi Minh
営業時間:6:00〜18:00
アクセス:市民劇場からタクシーで10分