ムイネーの観光スポット紹介!ホテル&ビーチ事情も解説(ベトナム)
ベトナムのホーチミンから日帰りで行ける港と砂丘の町「ムイネー」は近年人気のリゾート地です。2023年よりホーチミン発ムイネー行きの高速道路が開通し、短期旅行者でも日帰りでムイネー観光が楽しめるようになりました。
そこで、ここではムイネーで楽しめる観光スポットやホテル・ビーチエリア事情を紹介します。
ムイネーの人気が急上昇している理由:ホーチミンから「2時間」で行ける!
ムイネーはこれまで日本人含む外国人旅行者にはあまり知られていない観光地でしたが、2023年にホーチミンームイネー間の高速道路が開通。
これまで車で5時間かかっていた所要時間が一気に2時間に短縮されました。これを受けて、各旅行会社も一斉にムイネーの日帰りツアーの催行を開始。ただし、現状はほとんどが英語ツアーとなり、日本語ガイドのいるツアーはあまり見かけない様子です。
ムイネー旅行で楽しめる観光スポットを紹介!
以下ではムイネー旅行で楽しめる観光スポットを紹介します。ムイネーの観光地はほぼすべてが屋外となるため、できるだけ雨が降らない乾季の時期に行くことをおすすめします。
1.チャンパ王国の遺跡探索!「チャム塔(ポーハイ遺跡)」
かつて中部から中南部沿岸地域に勢力を築いたチャンパ王国の遺跡です。ダナン郊外にあるミーソン遺跡はユネスコ世界遺産に登録されていますね。
ムイネーにあるチャム塔は規模は小さいですが、祠堂は世界遺産で見ることができるそれと全く同じものとなります。赤レンガ造りの独特な建築様式は日本では決してみることができない貴重な遺産となります。また、ここから見ることができるオーシャンビューも必見です。
また、このチャム塔から仰げる夜の星空は、「ベトナムで最も美しい星空を鑑賞できるスポット」としても外国メディアに選出されたこともあります。
2.ムイネー市街中心に広がる砂丘で砂滑り!「イエローサデューン」
ムイネー観光のメインストリートは海に沿って続いていて、そのすぐ先に広がるのがご覧のイエローサデューンと呼ばれる砂丘です。海風が運んできた黄砂を長い年月かけて積み重ねて山となった砂丘で、観光客は小高い頂上からソリ滑りをして楽しむことができます。
もしツアーに組み込まれていたら、ツアーガイドがソリ滑りのスポットに案内してくれますし、ソリも行商のおばちゃんから借りてくれるので安心してください。
3.息を呑むほどの絶景を目前に「ホワイトサデューン(白い砂丘)」
地平線がくっきりと映ると「空が近くなる」、「空が落ちてきそう」という不思議な感覚に陥りますが、日本ではなかなかその体験ができません。ホワイトサデューン(白い砂丘)ではまさにその体験が可能。
美しい白砂をジープやバギーに乗って疾走する時間はベトナム旅行で最も記憶に残るひとときとなるはずです。
4.マーブル模様に囲まれた不思議な小川「妖精の渓流」
外国の旅行メディアで「妖精の渓流(フェアリーストリーム)」と称されたこちらは、およそ500mの直線一本道の小川を歩くだけの観光地。注目したいのは左右にそびえる美しいマーブル模様の石灰岩。
気の遠くなるほどの長い年月を経て形成された石灰の壁はムイネー最大のインスタ映えする景勝地となっています。
5.国際大会も開催。ムイネーのビーチエリア「サーフィンビーチ」
ムイネーは一応はビーチリゾートですし、ご覧のようにサーフィンビーチと呼ばれる海水浴場もあります。実はここサーフィンビーチはカイトサーフィンのメッカで、国際大会も開催されるほどメジャーなビーチとなります。
ムイネーの観光エリア中心からは少し離れているので、ツアーではなかなか立ち寄る機会がありません。サーフィンビーチに行きたい場合は個人で行ってみるのがいいでしょう。
6.お酒好きにピッタリの観光スポット「ワインキャッスル」
ムイネー旅行で唯一の室内観光スポットと言っていいかもしれません。ワインキャッスルはムイネーを代表する5つ星ホテル「シー・リンクス・ゴルフ&カントリークラブ(Sea Links Golf Country Club)」の敷地内にあるワイン貯蔵施設となります。
階段を下りてひんやりとした地下施設に何千本とワインが貯蔵されていて、試飲ができるほかお土産に購入も可能です。
7.ムイネーの海に向かって打つ「ゴルフ」はいかが
上記で紹介したワインキャッスルのある「シー・リンクス・ゴルフ&カントリークラブ(Sea Links Golf Country Club)」は、なんとゴルフ場も管理している巨大なホテルとなります。
宿泊者以外の参加者も歓迎なので、ゴルフに興味がある人は、海の見えるゴルフ場でラウンドしてみてはいかがでしょうか。
8.ムイネー観光エリアの中心に広がる美しくも素朴な港風景
こちらはムイネのメインストリートを直進し、イエローサデューンに向かう道中に見ることができる風景です。多いときには100を超える漁船が停泊していて、早朝の砂浜では市場に並ぶ前の獲れたての魚介を売る行商を見ることができます。
夕日どきも美しいですので、時間を見計らって自分たちで訪れるのもいいでしょう。
ムイネー旅行でリゾートホテルに宿泊しよう!
ホーチミンは都市部となるため、市内のほとんどのホテルは高層ビル型となります。しかし、旅行者の中には「南国のホテルといったらこれでしょ」といった自分なりのリゾートホテルのイメージを描いている人もいるはずです。南国のリゾートホテルと言えば、
1.海が目の前にあり、夜はさざ波をBGMに就寝できる。
2.オープンカフェや屋外レストランがあり、名物を堪能できる。
3.屋外プールやスパを楽しめる。
といったホテルに憧れている人ならば、ムイネーはドンピシャです。
ムイネーのホテルは砂浜に沿って建つオンザビーチとなりますので、オーシャンビューの部屋であれば、窓から美しいインドシナ海を見ることもできますし、歩いて20秒で砂浜にたどり着く、といった立地も普通です。
ホーチミン発ムイネー日帰り現地ツアー。リゾートホテルに宿泊はできる?
日帰りムイネーツアーに参加して、現地の魅力にとりつかれたら「ムイネーで1泊したい!」、「ムイネーのリゾートホテルに宿泊してみたい!」という考えを持つ参加者もいるかもしれません。
その場合はツアーガイドに相談してみてください。ホテル予約が済んでいる場合は、そこまで送り届けてくれます(ムイネーの観光エリア内)。
ただし、ツアーガイドは当然帰ってしまい、ここで現地ツアーは終了となるので、ホーチミンへ帰る際はお客様自身でツアーバス等の手配が必要です。
ムイネー観光におけるビーチエリア事情
ムイネーは漁船が数多く停泊する港町となるので、ホテル近くのビーチエリアはあまり海水浴に適していません。観光の中心エリアでビーチを楽しみたい場合は、海沿いに立つホテルに宿泊するのがおすすめです。
良くも悪くもホテルが海を独占しており、現地人はあまり立ち入りません。そのためプライベートビーチのように貸し切りの海を楽しめます。
一方で大衆向けのビーチエリアは、上記で紹介した「サーフィンビーチ」となります。砂浜や海沿いではバナナボートやジェットスキー、シュノーケリングの体験予約ができるデスクもあるので、気になる方は利用してみてください。