ホーチミン旅行で絶対食べるべき名物料理特集2022年度版

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ベトナムのホーチミン旅行では名物料理も楽しみにしてほしいところ。ベトナム料理は日本人の舌に合うと評判も高いので、老若男女問わず楽しめます。そこで、今回はベトナムのホーチミン旅行者に食べてほしい名物料理を10品ご紹介。是非ここで紹介する名物すべて堪能していってください。ここで紹介する名物料理は、すべてホーチミン市内のレストランで食べることができます。

目次

    1.ベトナム名物料理の代表「フォー/Pho」

    ベトナム料理の代表的存在「フォー/Pho」

    ベトナムの名物料理の代表的な存在といえば「フォー」。平たい米粉麺を使用するのが特徴。牛骨もしくは鶏ガラから出汁をとったスープに、もやしやパクチーなどの具材をのせて食べます。基本的にはベトナム北部の名物料理ですが、ホーチミンでも屋台や食堂、レストランとあらゆる場面で食べることができます。

    旅行者は宿泊先のホテルの朝食で必ず食べることができます。具材別にメニューが分かれていて、おすすめはミディアムレアの牛肉が具の「フォーボータイ(Pho bo tay)」です。

    2.ホーチミンの名物料理はコレ。ベトナム風お好み焼き「バインセオ/Banh Xeo」

    ベトナム風お好み焼き「バインセオ/Banh Xeo」

    「バインセオ」は、“ベトナム風お好み焼き”といわれているベトナム南部の名物料理。生地は米粉を使い、ターメリックで黄色く着色して薄く焼き上げます。具は豚肉や海鮮、キノコ類がメインで、レタスに包んで薄めたヌクマムダレにつけて食べます。もちろんお好み焼きとはまるで違う料理なので、こちらもマストで押さえてください。

    フォーは北部名物料理ですが全国で食べることができる一方、このバインセオは北部ではあまり見ることができません。お店によって記事のもちもち具合も違うので、もしかしたらはまるかも。

    3.ベトナムの隠れた名物料理。レストランによって作り方が違う!「コムガー/Com Ga」

    ベトナムの鶏めし「コムガー/Com Ga」

    鶏肉と鶏の出汁がしみこんだご飯が同時に食べられる、ベトナムの鶏めし「コムガー」。発祥は中国と思われますが、ベトナムでは古くから庶民の間で親しまれている、とてもポピュラーな名物料理。ホーチミンにはベトナム最大の中華街チョロンがあるため、コムガーの有名店がいくつもあります。ぜひ一度は試しておきたいところ。

    外国人が行くようなベトナム料理レストランでは決まってメニューにありますが、お店によってターメリックで炊いたり、鶏と米を一緒に炊いたライスなど、こだわりがあります。

    4.ホーチミン人に人気!レストランではなく居酒屋で!「ヤギのおっぱい焼肉/Thit De Vu」

    ベトナムでは庶民的な食材「ヤギのおっぱい焼肉/Thit De Vu」

    あまり日本では馴染みのない食材のヤギ肉。沖縄や九州で少し食べられている程度かなと思いますが、ベトナムでは大衆料理として古くから親しまれているベトナム名物料理。ベトナム全国で食べられますが、ここホーチミンではとりわけヤギ肉を扱う食堂が多い様子。ヤギ肉は焼肉か鍋で食べるのが一般的ですが、旅行者に是非食べていってほしいのは、「やぎのおっぱい肉」。

    いままで食べたことがない新しい食感で、思ったよりもクセがなく食べられます。他にも骨髄や脳みそなど、日本では食べない部位もあるので、是非チャレンジしてみてください。ちなみにレストランでは一部で見ることができますが、基本は専門店で食べることができるので、ホテルのスタッフやツアーガイドにおすすめのお店を聞いてみるのがいいでしょう。

    5.ベトナム名物、ホーチミンのソウルフード「バインミー/Banh Mi」

    ホーチミンのソウルフード「バインミー/Banh Mi」

    フランスパンに肉や野菜、ハーブなどを挟み込んだベトナム風のサンドイッチ「バインミー」。日本でもじわじわと人気が高まっている料理で、ホーチミンのソウルフードのひとつでもあります。また、お店によって具材や味付けが違うので、お気に入りの一品をみつけてみて。ちょっと前までは屋台やパパママストアくらいでしたが、最近はしっかりとしたカフェチェーン店でも食べられるようになりました。

    ちなみにバインミーはベトナム人にとってはフォーよりも定番で、朝食や3時のおやつ感覚でよく食べます。名店はタレが美味しいと評判なので、事前にお店を調べておくのもいいかもしれません。

    6.フォーより知名度は上!生春巻きもホーチミン名物「ゴイクオン/Goi Cuon」

    定番中の定番の生春巻き「ゴイクオン/Goi Cuon」

    「フォー」と並ぶベトナム料理における定番の名物である「ゴイクオン」。こちらは日本でもスーパーでよく見かける生春巻きとなります。ベトナムでは、生と揚げの2種類の春巻きが楽しめるのですが、北部では揚げ、南部では生がメインとなっていて、生春巻きを「ゴイクオン」、揚げ春巻きを「チャーゾー(Cha Gio)」といいます。

    ホーチミン人はライスペーパーを使った料理が好きなので、生春巻きもしょっちゅう夕食にでるほど。ライスペーパーに豚肉やエビなどの具材を巻いて、タレをつけて食べます。いずれも米粉を使っているため、日本で食べる揚げ春巻きとは食感が違います。生春巻きも、まごうことなきベトナムの名物料理となるでしょう。

    7.レストランでは食べられない!ホーチミン発屋台名物料理!「ファーラウ/Pha Lau」

    ホーチミンを代表する屋台グルメ!「ファーラウ」
    基本は屋台で食べる

    ベトナムのハノイやダナンでは滅多に食べることができない「ファーラウ」は、ホーチミンを代表する屋台の名物料理。なぜか食べられるのは屋台限定で、食堂やレストランではほとんど出回っていません。こちらは日本で言う「もつ煮込み」。カレーとはまた異なりますし、辛くもありません。パンに付けて食べてください。

    ホーチミン在住日本人の間では、「ベトナムのビーフシュー」と呼ばれています。ベトナムの名物として成立するかと聞かれると微妙かもしれませんが、ホーチミンの名物には変わりありませんし、個人的にかなりおすすめの味付けです。

    8.ベトナム南部メコンデルタの名物料理「ブンマム&ラウマム/Bun Mam & Lau Mam」

    マムカー(Mam Ca)と呼ばれる魚を発酵させた調味料をスープ出汁に使った料理。米粉麺のブンを入れた麺料理が「ブンマム」で、鍋を「ラウマム」と呼びます。

    ベトナムの鍋は辛みや酸味が強いのが特徴ですが、こちらは匂いにクセがあるものの、味は甘くて非常に美味。メコンデルタ地方のチャウドックという町の郷土料理ですが、メコンデルタ地方の名物料理として、ホーチミン市内でも食堂や専門店で食べることができます。レストランではなかなか食べることができませんが、ショッピングセンターにラウマムの専門店が入っている可能性はあります。

    9.ベトナム南部名物の麺料理「フーティウ/Hu Tieu」

    南部名物の麺料理「フーティウ/Hu Tieu」

    フォーが北部の名物料理ならば、ベトナムの南部を代表する麺料理がこちらの「フーティウ」。もともとはお隣のカンボジアから伝わったといわれていますが、現在ではベトナム南部の名物料理としてすっかり定着しています。フォーと同じく米麺で作られていますが、コシが強いのと、出汁が豚骨なのが特徴となっています。

    ちなみにスープなしとスープありがあり、スープなしは「フーティウ・コー(Hu Tieu Kho)」と呼びます。個人的にはスープなしの方が好きです。このフーティウも南部以外ではあまり見ることができない名物なので、ホーチミンで忘れずに食べておいてください。

    10.昔からのホーチミン名物料理。素朴な味がGood「レモングラスの揚げ豆腐/Dau Hu Chien Sa」

    素朴な味がGood「レモングラスの揚げ豆腐/Dau Hu Chien Sa」
    レモングラスが風味豊か

    メイン料理ではないけれど、ホーチミン旅行で確実に食べておきたい一品がこちら。みじん切りにしたレモングラスをフライパンで煎り、揚げ豆腐、もしくは焼き豆腐にのせてできあがり。シンプルかつ素朴ですが、メコンの自然の風味がすること間違いありません。

    10品の名物グルメすべてを食べてみて!

    今回はベトナムのホーチミン旅行でおすすめしたい名物料理を10品お届けしました。ホーチミンの名物は米粉を使ったグルメが多いですが、これは大自然のメコンデルタのおかげ。ライスペーパーをはじめ、米の一大産地だからです。ホーチミン旅行では、名物グルメをできるだけ多く堪能してみてください。

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    Writer/この記事を書いた人

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    古川 悠紀
    トラベルライター

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    大学卒業後、日本で販売店営業、外資(米国)メーカー勤務を経て2011年にベトナムのホーチミンに移住。トラベルライターとして東南アジア各国を周遊・居住し旅行生活経済の記事を請け負う。実績にAll About、阪急交通社、自著「ベトナムとビジネスをするための鉄則 55」、寄稿「トリコガイドベトナム(アルク出版)」、「複住スタイル(英和出版)」、下川裕治著/編に記事の寄稿等がある。