ベトナムで買った蜂蜜を日本に持ち帰る際の注意点まとめ
ベトナム旅行のお土産に人気の蜂蜜ですが、今回は日本に持ち帰るときの注意点をまとめて解説。空港で没収になる?検疫は?どんな蜂蜜はを気をつけるべき?などよくある質問に回答いたします。
質問:ベトナムの蜂蜜を日本に持ち帰るときの梱包の注意点は?
ベトナムでお土産として買った蜂蜜を日本に持ち帰るときは、スーツケースに収納してください。その際は以下の点に注意してください。
衣類で蜂蜜をぐるぐる巻きにする
蜂蜜は瓶・ペットボトルとともに液漏れが懸念されます。ベトナムで人気の非加熱生はちみつ(ローハニー)は中の酵素と二酸化炭素が詰まっているため、飛行機内部で揺さぶられると、コーラのように泡が上部に溜まり、液漏れしてしまう可能性があります。そういった被害を最小限に抑えるために、購入した蜂蜜は不要な衣類でぐるぐる巻きにしてください。ちなみに蜂蜜は水で洗い流せるので、衣類が汚れても洗濯すれば綺麗になります。
蜂蜜はスーツケースの中央に置く
購入した蜂蜜は、衣類で巻いたあと、スーツケースの中央に置いてください。海外の航空会社は受託手荷物の扱いが雑なので、スーツケースやバッグの底、端に蜂蜜を置いてしまうと、衝撃で割れてしまうリスクがあります。
質問:ベトナムの蜂蜜を持ち帰るとき「機内持ち込みor空港預け?」
ベトナム旅行でお土産に買った蜂蜜を持ち帰る際は、通常の液体物と同じ扱いになりますので、飛行機の機内に持ち込むことはできません。そのため、必ずチェックインカウンターで受託手荷物として預けてください。
ベトナムはベトジェットエアなどLCC(格安航空会社)も日本と接続していますが、LCCは受託手荷物はオプションサービスとなるので注意してください。その他のベトナム航空、JAL、ANAなどのレガシー航空は標準サービスなので心配不要です。
質問:ベトナムの蜂蜜を持ち帰るとき「検疫」は必要?
ベトナムの蜂蜜を持ち帰る際、よく疑問を持たれる人が多いのが「検疫って必要なの?」というものです。おそらくChatGPTのようなAIで検疫の必要性が示唆される回答があったかと思うのですが、これは間違いです。
通常の蜂蜜に検疫は不要なので、検査の必要なく日本に持ち帰ることができます。一方で、動物検疫が必要な場合は、以下で紹介する「蜂の巣」入りの蜂蜜です。
質問:「蜂の巣」入りの蜂蜜は日本に持って帰れる?
ベトナムのスーパーには蜂の巣が蜂蜜と一緒に瓶詰めされている商品も多数あります。見た目も高級感があるので人気が高いですが、これをお土産に日本に持ち帰る場合は、動物検疫の対象となる可能性があります。これは、蜂の巣の中に蜂の死骸が混入している可能性があるためです。大抵商品化されているものに関しては問題ないので、空港職員の目視で通過できますが、可能性としてあることは覚えておくといいでしょう。
質問:ベトナムの蜂蜜を日本に持ち帰る「重量や数」は関係ある?
ベトナムの蜂蜜を日本に持ち帰る場合、「職場の人にたくさん買って帰りたい」、「家族に配りたい」、「自分の消化用としてまとめ買いしたい」という人も多いです。蜂蜜は賞味期限が長いので、末永く使用できるのも魅力です。
その蜂蜜は通常の食品と同じ扱いなので、受託手荷物の許容範囲であれば、いくらでも持ち帰ることができます。ただし、20kg、30kgと持ち帰ると、空港の職員に転売目的を疑われてしまうので、その際は「職場にお土産で配るようです」、「自分消化用です」とビジネス目的ではないことを伝えれば、普通に通過できます。
質問:ベトナムの市場や農場で買える蜂蜜も日本に持ち帰れる?
蜂蜜はベトナム人にとっては非常に身近な食べ物です。市場や養蜂場、田舎のパパママストアでは、商品ラベルのない瓶やペットボトルに蜂蜜を詰めただけの商品が売られていたりしています。
しかし、賞味期限や成分表示、販売元、商品名などがない蜂蜜は一般流通している商品と見なされないので、空港で没収の対象となります。蜂蜜だけでなくドライフルーツやナッツ類も同様なので注意してください。