ベトナムのホイアン&ホーチミンのツアーはない!個人旅行で行く方法
ベトナムの人気の観光エリアであるホイアンとホーチミン。この2都市周遊旅行を目指す旅行者も少なくありません。しかし、旅行会社のツアーを見ても、ホイアンとホーチミンを両方行けるツアーは見当たりません。今回はその理由と個人旅行で行くおすすめの行き方をご案内します。
ベトナムのホイアンとホーチミンに行くツアーがない理由
ベトナムの世界遺産ホイアン旧市街は、17世紀に交易の港として発展した古き良き町並みが印象的の観光地です。一方ホーチミンはベトナム最大の商業都市として発展し、いまではアジア有数の町として成長しました。いずれも日本人に人気の旅行先ではありますが、どの旅行会社を見てみても、ホーチミンとホイアン両方に行くことができるパッケージツアーは見当たりません。これはいったいなぜでしょうか。
ホイアンとホーチミンは地域が大きく異なる
ホイアンとホーチミンの2都市周遊旅行のツアーがない理由として挙げられるのは、「ホイアンとホーチミンは地域が大きく異なる」ことです。地理感覚のない旅行者からすると、「いやあ、行けるでしょ!」と思うかもしれませんが、ホイアンは中部地方、ホーチミンは南部地方となり、距離は950km以上となります。これは東京から福岡までが1000kmなので、ほぼ同じ程度の距離となります。
ベトナムには旅行者が利用できる長距離移動手段がない!ツアーは飛行機を使わない
もしこれが日本であれば、「新幹線や特急を使えばいいじゃん」と思うかもしれませんが、ベトナムには新幹線はおろか電車がなく、あるのはディーゼル列車のみとなります。陸路で行く場合は寝台列車か寝台バスを選択することができますが、いずれも12時間以上かかります。道中はガタゴト道も多く、座席も窮屈なので、正直ベテランのバックパッカーでもなかなか我慢できるものではありません。
飛行機であれば1時間ちょっとで行くことができるのですが、旅行会社で飛行機を使って複数都市を周遊するプランを扱っているところはないのが現状です。
ホイアンとホーチミンはツアーでは回り切れないほど魅力が一杯!
中部ホイアンへ行くならば、海水浴もしたいですし、お隣のダナン、世界遺産の古都フエやミーソン遺跡にも立ち寄りたいですね。中部にはたくさんの見どころがありますので、上記観光地を回るだけでも最低で5日間はほしいところ。
日本人旅行者の多くは4日間もしくは5日間の滞在となるので、とてもではありませんが、ホイアンとホーチミン両方へ足を延ばす時間はないということが挙げられます。
もちろんホーチミンもそう。大都会のホーチミンでは「スパ」「ショッピング」「グルメ」を楽しむことができますし、ナイトマーケットや路上屋台、水上人形劇場にディナークルーズなども期待できます。現地のオプショナルツアーに参加してクチトンネルや大自然のメコンツアーも欠かせません。ホーチミン旅行であっても4日間、5日間はほしいところ。
もしホイアン&ホーチミンの両都市を周遊したいのであれば、最低でも一週間以上の滞在で計画してほしいところです。
ツアーではなく個人旅行でホイアン&ホーチミンを周遊する方法
上記のことから、ホイアンとホーチミン両方を観光できるツアーはいまのところどの旅行会社も用意していないことが分かりました。では、ツアーを通さないで個人で行く場合はどうでしょうか。実はその場合はとても簡単。上記でもちらっとご紹介しましたが、基本的に「飛行機」を使えば、ものの1時間で行くことができます。
陸路の場合は寝台列車と寝台バスがありますが、ともに12時間以上かかるうえ、非常に窮屈のため、基本的におすすめしません。また、飛行機であれば、ベトジェットエアやジェットスターといったLCC(格安航空会社)が1日何便も飛んでいるので、片道数千円で行くことができ、非常に経済的です。
ホイアン&ホーチミンの旅行を計画するならば、7日間は欲しい!
ホイアンとホーチミンを両方楽しむ場合は、最低でも7日間は欲しいところです。行きと帰りの2日間を除けば、丸1日楽しめるのは5日間のみ。ホーチミンで2日間、ホイアンで3日間過ごすのがいいでしょう。ホーチミンは初日はメコンツアーやクチトンネルといった現地のオプショナルツアーに参加して、翌日は市内観光はいかがでしょうか。
ホイアン&ホーチミン個人旅行7日間の旅のしおり
- 1日目:日本→ホーチミン→市内観光
- 2日目:クチトンネルorメコンツアー
- 3日目:市内観光(スパやショッピング、博物館など)
- 4日目:午前中ホーチミン→ホイアン。午後ダナン観光
- 5日目:ホイアン旧市街→海水浴→ホイアン旧市街
- 6日目:ダナンorホイアン&ミーソン遺跡
- 7日目:ホイアン→ホーチミン→日本(orホイアン→日本)