ダナン・ホイアン・フエで日本語はどれくらい通じる?

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美しいビーチに美味しいグルメ、最近急激に人気を高めたベトナム第3の都市ダナン。日本からの旅行者も増えていて、2016年のゴールデンウィークの日本人宿泊者数は初のハノイ越え。2019年現時点では年間6万人以上の日本人が訪れるアジア有数のリゾート地となりました。

ところが、現地で言葉が通じなかったらどうしよう、という不安は常に付きまといます。ダナンでは英語は大体通じますが、一体日本語はどうなのでしょう?ホテル、ショップ、市場など観光客がよく訪れる場所を検証しましょう。

>>ダナン・ホイアン・フエで英語はどのくらい

目次

    ホテルは高級ホテルのみ可能性がある

    ヴィンパールダナンの客室
    ヴィンパールダナンの客室

    結論から言うと、ダナンやホイアン、フエにおいて日本語の通じるホテルはかなり少ないといえます。特にフエでは高級ホテルであっても日本語が通じるスタッフはいません。英語であれば必ず通じますが、難解な日本語を日本人が満足するレベルで習得しているスタッフはほとんどいないと考えた方がいいかもしれません。

    ただし、ダナンやホイアンの4~5つ星の高級ホテルであれば、日本語の話せるベトナム人スタッフ、もしくは日本人ゲストリレーションズが在籍している可能性もあります。

    ダナンのリゾートホテルとして人気のフラマやプルクラは日本人が在籍していますし、ホイアンのアルマニティも日本人インターン生などが働いていることがあります。

    雑貨店はダナンのみ日本語対応可

    ホイアン旧市街
    ホイアン旧市街

    ベトナムというとショッピング。ダナンでも素敵な服やおしゃれなカバンなどは観光客の目を惹きつけます。東南アジアらしいエキゾチックな柄のワンピースなどはもちろん、ベトナムでしか手に入らないほど精巧に手作りで作られたサンダルまで、素敵な商品が目白押しです。

    チャンフー通りの雑貨店
    チャンフー通りの雑貨店

    ところが、そんなに素敵なショッピングも言葉が通じないと楽しさも半減です。日本人が行くお店としてはダナン市街地の雑貨店やホイアン旧市街のお店となりますが、その内日本語が通じる可能性があるのは、ダナン市街地の雑貨店。

    陽気なベトナム人女性の売り子
    陽気なベトナム人女性の売り子

    ダナン大聖堂やハン市場のあるチャンフー通り沿いには幾つか旅行者向けの雑貨店がありますが、こちらであれば日本語の話せるスタッフが勤務しています。

    市場の日本語事情。正直皆無

    ダナンのコン市場
    ダナンのコン市場

    ダナン、ホイアン、フエの中で、もっとも日本語が通じにくい場所が現地の市場です。活気があり現地の生活を垣間見ることができる貴重な場所ですが、現地の人用の場所であるだけに、日本語を含む外国語が通じる人はほとんどいません。英語でさえやっと通じる、というレベルなので、日本語が通じることを期待していってはいけません。

    ダナンのコン市場
    市場でもトラベルグッズは手に入るが質は悪い

    ダナンで一番栄えている市場でさえ、現地の人がいちばんのお客さんであるために他言語が使えない方が多いです。何を買うか決めて市場を訪れる場合はいいですが、商品について質問したいときや値段交渉をしたいときは、基本的にベトナム語でないと受け付けてくれないと思っていてかまわないでしょう。

    ダナンのハン市場
    ダナンのハン市場

    また、どうしても質問したいときはグーグル翻訳も有効。ただし、スリやひったくりが多いので、人でごった返している場合はスマホを出すのは危険ということも覚えておいてください。

    徐々に日本語も対応しているが、現状は少し厳しい

    ホテル、雑貨店、市場での日本語環境は、現時点ではあまり良いものではありません。英語ができれば十分ですが、英語ができない場合は予備知識としてベトナム語で基本的な挨拶、数字を知識として入れておけば安心でしょう。特に数字はとても役に立ちますよ。

    Writer/この記事を書いた人

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    古川 悠紀
    トラベルライター

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    大学卒業後、日本で販売店営業、外資(米国)メーカー勤務を経て2011年にベトナムのホーチミンに移住。トラベルライターとして東南アジア各国を周遊・居住し旅行生活経済の記事を請け負う。実績にAll About、阪急交通社、自著「ベトナムとビジネスをするための鉄則 55」、寄稿「トリコガイドベトナム(アルク出版)」、「複住スタイル(英和出版)」、下川裕治著/編に記事の寄稿等がある。