初めてのダナン3泊4日モデルコース|絶景グルメ旅
ベトナムのダナン＆ホイアンに初めて訪れる旅行者向けに、ここだけは押さえてほしい観光スポットやお店情報を紹介。3泊4日（4日間）のモデルコースを例にご案内します。
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ダナン3泊4日モデルコースの基本情報と観光プラン
ダナンは3泊4日（4日間）の旅行日程でも主要な観光スポットを効率よく回れば、十分楽しめるリゾート地です。ダナン市内は海沿いのリゾートエリアと市内中心部が近く、また空港も市街地にあるため、すべての移動時間が短く、到着日から観光やグルメを楽しめるのが特徴です。
この記事では、ダナンの基本情報と合わせて、初めてでも大満足のダナン3泊4日のモデルコースを解説します。
ダナンはどんな街?ベトナム中部の人気観光地を解説
ダナンはベトナム中部に位置する海沿いの都市で、美しいビーチとモダンな市街地が共存する人気の観光地です。市内にはミーケビーチやドラゴンブリッジなどの定番スポットがあり、車で少し足を延ばせば世界遺産ホイアンや五行山にもアクセスできます。
首都ハノイやホーチミンと比べると落ち着いた雰囲気で、リゾート感とローカルな空気をバランスよく味わえるのが特徴です。ベトナムらしい市場や屋台グルメ散歩のほか、お土産の買い物やスパで非現実体験なども楽しめるため、短期間で「観光」「リゾート」「食」のすべてを体験しやすい街と言えます。
ダナンのベストシーズン・気候・服装と旅行準備のポイント
ダナンは熱帯モンスーン気候に属し、一年を通して温暖な気候ですが、雨の少ない3月～8月は旅行のベストシーズンとなります。日中は暑く湿度も高くなりやすいため、半袖や軽い素材の服装が基本です。強い日差しに備えて帽子やサングラス、日焼け止めを用意しておくと安心です。スニーカーやサンダルなど歩きやすい靴も必須で、五行山や旧市街の散策が多い日には特に重宝します。
また、スコールのような急な雨に備えて、折りたたみ傘や薄手の羽織りをスーツケースに入れておけば、天候が変わっても大きく予定を崩さずに3泊4日のモデルコースを楽しむことができます。
ダナン3泊4日モデルコース【1日目】ビーチ＆シーフードを満喫
ダナン到着日の1日目は、市内への移動とホテルチェックインを済ませつつ、ビーチリゾートらしい景色やグルメを楽しむのがおすすめです。空港から中心市街地やビーチエリアまでは距離が短く、移動の負担が少ないため、到着後すぐに観光を始めやすいのが特徴です。旅行初日は無理のないスケジュールにすると、3泊4日の滞在全体を通して快適に過ごせます。
午前｜空港到着後の移動とホテルチェックイン
ダナン国際空港に到着したら、タクシーまたは配車アプリを利用してホテルへ向かいます。日本人旅行者が滞在先に選ぶホテルエリアは、ダナン大聖堂やハン市場のある市街地エリア、もしくはミーケビーチエリアとなり、いずれも空港からタクシーで15～20分圏内と近場になります。
午後｜ミーケビーチで絶景リゾートと散策スポット
午後はミーケビーチで海風を感じながらリゾートらしい時間を過ごします。ビーチ沿いには散策に適した遊歩道があり、海を眺めながらのんびり歩いたり、周辺のカフェで休憩したりできます。
繁華街はNguyen Van Thoai St.とその周辺となります。また、移動の疲労が見られる場合は、宿泊ホテルのプールでリラックスするプランもおすすめです。4つ星以上のホテルであれば屋外プールやラウンジなどを利用できるでしょう。初日は移動の疲れを癒しつつ、ゆったりとリゾート時間を満喫するのが良いでしょう。
夜｜シーフードレストランでベトナム料理を味わう
夜は海近くのシーフードレストランで新鮮な魚介料理を楽しみます。ダナンは海鮮料理が豊富で、ローカルレストランから観光向けの店舗まで種類が多く、好みに合わせて選べます。ただし、おすすめはしっかりめのレストラン。食堂チックのローカル店は衛生面に不安がありますし、小奇麗なレストランと比較しても、実はそれほど値段に差が出ないことが多いです。
ダナンのミーケビーチ近くのおすすめのシーフードレストラン
◇My Hanh Seafood/ミーハンシーフード
ミシュランに選出されたシーフードレストラン。砂浜に面していて、屋外オープンエアと室内席を選択可能。
料理は少し高いですが、ぼったくりの心配もありませんし、何より美味しい！
◇Brillant Restaurant/ブリリアント
もう少し予算を抑えたいのであれば、こちらがおすすめ。地元民と旅行者が入り混じる大型シーフードレストラン。運営元はホテルも経営しているため、レストランの店内もしっかりした造り。
ベトナム調味料を使って味付けされたシーフードはもちろん、ベトナム名物や中華料理もあり。
ダナン3泊4日モデルコース【2日目】ミーソン遺跡＆世界遺産ホイアン旧市街観光
2日目は、ダナン旅行のハイライトともいえる世界遺産ホイアン旧市街をじっくり観光します。ダナン市内からホイアンまでは車で40分とアクセスしやすく、3泊4日のモデルコースでも無理のないスケジュールで訪れることができます。
また、午前中は同じく世界遺産のミーソン遺跡を見学します。ただ、歴史遺跡に興味がない人は、ホテルライフを楽しんだり、市内散策、スパなどに切り替えてもかまいません。
午前｜世界遺産ミーソン遺跡を見学
かつてベトナム沿岸地域に栄えた独立海洋国家チャンパ王国の遺跡です。現在各地に点在している少数民族のチャム族は、このチャンパ王国の末裔と言われています。ミーソン遺跡は各地にあるチャンパ遺跡の中でも最大規模となり、いまだにこの遺跡の存在理由すら分かっていないと言われています。
夕方｜古都ホイアン観光と旧市街の歴史スポット
ホイアン旧市街に入場するのは、夕方以降で問題ありません。17時以前に到着したら、入場料を払うことで旧家や寺院など計5か所を見学することができます。
一方でそれ以降に入場すると、無料で入場することができます。ホイアン旧市街は16～19世紀に栄えた交易の町。日本も朱印船が往来していて、徳川家康が鎖国をするまでホイアンの民との交流は続いていました。
ホイアン旧市街はメインストリート沿いにびっしりとお土産店やカフェが並び、古き良き町並みを歩くことができます。旧市街の穏やかな空気を感じつつ、ノスタルジー香るホイアンの文化に触れる時間を過ごせます。灯篭流し、ボート遊覧、ナイトマーケット散策などは押さえておきましょう。
夜のホイアンは昼とは違った雰囲気があり、ゆっくり歩くだけでも旅の思い出になる美しい時間です。帰路はタクシーや送迎車を利用して、ダナンへ戻れば2日目の行程がスムーズに締めくくれます。
ディナーは絶景レストランを堪能｜幻想的な旧市街を一望
ディナーはホイアンでとりましょう。おすすめはトゥボン川を一望できるレストランの上階テラス席。川を遊覧するボートとランタン、そして町並みと旧市街の魅力をすべて望むことができます。
◇Cargo Club/カーゴクラブ
ホイアンで1、2を争う人気のベトナム料理レストラン。トゥボン川を望むバルコニー席は予約限定。
南国らしさとホイアンの古き良きが同居した快適な空間を提供してくれます。料理はホイアン名物、中部名物、ベトナム名物のほか、ピザやステーキなども取り揃えています。
◇Morning Glory Signature/モーニンググローリー・シグネチャー
ホイアン旧市街に3店舗あるモーニンググローリー。その中でもシグネチャーはナイトマーケット傍にある人気のレストラン。トゥボン川、アンホイ橋、バクダン通りと旧市街を一望することができます。
ダナン3泊4日モデルコース【3日目】五行山と市内観光スポット巡り
ダナン旅行3泊4日モデルコースの3日目は、ダナンの歴史や文化に触れられる五行山の観光からスタートし、市内中心部の定番スポットや市場を巡る一日です。
五行山はトレッキングとなるため、日差しに注意しなければなりません。日が高くない午前中に観光を終わらせるのがポイントです。
3日目は自然景観と市街地観光の両方を楽しめるため、3泊4日のモデルコースの中でも変化に富んだ行程になります。夕方以降はスパでリラックスできる時間を作ると、旅の疲れが和らぎ、残りの滞在をより快適に過ごせます。また、お土産もこの日に調達するようにしましょう。最終日だと買い逃しをしてしまうかもしれませんよ。
午前｜五行山で遺跡・洞窟・展望台を巡る
午前はダナン南部に位置する五行山を訪れます。複数の山からなる連山で、入山できるのは水山となります。内部は洞窟や仏像、寺院が点在し、歩きながら多彩な景観を楽しめます。旧正月には大勢の仏教徒が参拝に訪れます。
展望台からは海や市街地が広がり、写真撮影にも適したスポットです。大理石でできた山のため、地面が非常に滑りやすく、サンダルでは危険です。
ランチはミシュラン「マダムラン」に行こう！
◇Madame Lan/マダムラン
チャンフー通りを北上した場所にあるミシュラン掲載店。とはいえ1品1000円前後なので、それほど高くはありません。
料理はベトナム名物に一工夫加えたものが売りで、さらにステーキや魚介料理も人気があります。やはり味に差がつきやすい肉類は1品は注文してほしいところ。
午後｜ダナン大聖堂＆お土産ショッピングを楽しむ
午後はダナン市内観光として、象徴的な建築で知られるダナン大聖堂や、ハン市場でのショッピングを楽しみます。ダナン大聖堂周辺はお土産繁華街となっているチャンフー通りと、ハン川沿いの遊歩道を散歩できるバクダン通りがあり、平和なベトナムの町並みに旅を感じることができます。
チャンフー通りでお土産ショッピング！このお店に行こう！
◇ホアラン＆モックラン
チャンフー通り沿いにある雑貨ショップ。ホアランとモックランは姉妹店なので、どちらかに足を運べばいいでしょう。ここに行けば置いていないものはない、と言わんばかりの大量の雑貨。お菓子土産もYUGOCやMarouなど有名どころが揃っているので、こちらであらかた調達できるはずです。
ホアラン：260 Tran Phu St. Hai Chau, Da Nang
モックラン：192 Tran Phu St. Hai Chau, Da Nang
夕方～夜｜ダナン市内のスパでリラックスする旅の癒やし時間
夜はダナン市内中心部のスパでゆったりと過ごし、観光で疲れた体をリフレッシュします。ダナンにはリゾート系のスパから街中の店舗まで選択肢があり、旅のスタイルに合わせて利用できますが、安マッサージ店は近頃セクハラや金品の盗難、高額なチップの要求といったトラブルが発生しているので、しっかり目のスパに訪れるのがおすすめ。
2～3時間のパッケージコースを予約して、心身ともにリフレッシュ。ダナン旅行の素敵な思い出となってくれるはずです。
▶ダナン市内のスパ店舗一覧はこちら
ダナン3泊4日モデルコース【4日目】自由時間・送迎・帰国準備
ダナン旅行3泊4日モデルコース最終日の4日目は、帰国までの時間を有効に使いながら、無理のないスケジュールで自由時間やショッピングを楽しむ日です。
ホテルをチェックアウトしたあとは、荷物置きに困ってしまいますよね。おすすめは「スパを利用する」こと。スパの中には予約することでスパが荷物を預かってくれるお店もあります。マッサージ中だけでなく、その前後に観光をしたり、食事をすることも可能ですので、有効活用してください。
午前｜ホテル周辺散策または追加観光プラン
午前中はホテル周辺をゆっくり散策し、ビーチやカフェで過ごすなど自由に時間を使えます。体力に余裕があれば、市内の追加観光スポットを訪れるのも良い選択です。
短時間で立ち寄れる場所が多いため、帰国前でも移動負担が少なく、思い残しのない旅にできます。荷物の整理を早めに済ませておくと、出発前がスムーズです。また、スパを予約している場合は、最後の癒しを体験していってください。
帰国前に立ち寄りたい最後の土産ショッピング
帰国前には、市場やショップで最後のお土産選びを楽しめます。食品や雑貨、コンパクトなお土産などが取りそろえられており、短時間でも必要なものを揃えやすい環境です。市内中心部は店が集まっているため、歩きながら気軽に立ち寄れるのも魅力です。旅の締めくくりとして、家族や友人に渡すお土産を選ぶひとときを楽しめます。
空港送迎と帰国までのスケジュール
空港までは流しのタクシー、もしくはGrabのような配車アプリの利用が一般的です。直前にスパやレストランを利用しているのであれば、スタッフに頼んでタクシーを呼んでもらうこともできます。
また、スパによっては予約特典で無料の送迎サービスを提供しているところもあります。搭乗手続きや保安検査の時間を考慮しつつ、余裕を持って空港へ向かうことで、3泊4日のダナン旅行を気持ちよく締めくくることができます。
まとめ：ダナン3泊4日（4日間）旅行の予算・治安・持ち物
ダナン旅行を計画する際は、予算や治安、持ち物など基本的な情報を把握しておくと安心です。3泊4日の旅程では、滞在スタイルによって必要な費用が変わるほか、街の治安状況や季節に応じた準備も重要です。
ダナン3泊4日の旅行予算の目安
ダナンの3泊4日旅行では、予算の目安として5万円～8万円を見込んでおくと安心です。宿泊費・食事・移動費に加え、スパのパッケージコースやシーフードレストランでの食事をしっかり楽しむ余裕も生まれます。特に観光やグルメを充実させたい場合、この範囲で予算を組むと無理のない旅になります。
ダナンの治安と安全対策
ダナンは観光地として比較的落ち着いた雰囲気で、ぼったくりやひったくりも市街地では滅多に被害に遭うことはありません。一方で注意しなければならないのが、ホイアン旧市街です。特に日本橋やバクダン通り周辺は非常に混雑しているため、スリ被害に遭う旅行者が多発しています。「財布をズボンのポケットにしまわない」、「チャックのないトートバッグやポーチを使わない」といった基本的な対策を押さえておくと、旅行中の不安を減らせます。
ダナン3泊4日旅行のよくある質問（FAQ）｜モデルコース準備編
ダナンとホイアンを3泊4日で巡る際に、旅行者から特に多く寄せられる質問をまとめました。この記事で紹介したモデルコースの内容と実際の旅行事情にもとづき、「予算」「治安」「移動方法」「スケジュール」「スパ選び」など、初めてのダナン旅行で気になるポイントを分かりやすく回答しています。プラン作りの最終チェックとして活用してください。
ダナン3泊4日の旅行予算はどれくらい必要ですか？
3泊4日のダナン旅行では、5万円～8万円の予算を見込んでおくと安心です。ホテル代・食事・移動費に加えて、スパのパッケージコースやシーフードレストランのディナーまでしっかり楽しむことができます。モデルコースの内容もこの範囲で無理なく実現できます。
モデルコースどおりに回るのが一番効率的ですか？
ダナンは観光地が広範囲ではないため、記事内のモデルコースは効率よく主要スポットを回れるバランスの良い行程になっています。特に1日目は移動少なめ、2日目はホイアン、3日目は五行山＆市街散策と、負担が偏らないスケジュールが組まれているため、初めてでも無理なく楽しめます。
ダナンからホイアンまでは個人で移動できますか？
タクシーやGrabなど配車アプリを使えば個人でも移動可能で、所要時間は約40分です。ミーソン遺跡やバナヒルズと合わせて観光したい場合は、移動がスムーズなツアー参加もおすすめです。
ホイアン旧市街は昼と夜どっちがおすすめですか？
昼は歴史スポットの見学がしやすく、夜はランタンが灯る幻想的な雰囲気が楽しめます。モデルコースでは「夕方以降に入場→夜景を満喫」という流れを紹介しており、ホイアンが初めての方でも満足度の高い回り方です。
スパはどのタイミングで利用するのが良いですか？
2日目または3日目の夜が最もおすすめです。観光で歩き回った後の疲れを癒やし、翌日の体力を確保できます。また、4日目はスパの荷物預かりサービスを活用しやすいため、帰国準備との相性も良く便利です。
ホイアンは治安が悪いと聞きますが本当ですか？
街全体は落ち着いていますが、日本橋周辺やナイトマーケットなど混雑エリアではスリが発生しています。財布を後ろポケットに入れない、チャック付きバッグを使用するなどの基本的対策があれば、安心して観光できます。
お土産を買うベストなタイミングはいつですか？
モデルコースでは「3日目の市内観光時」に購入することを推奨しています。最終日は移動が多く慌ただしいため、買い逃し防止の面でも3日目にまとめてショップ巡りをするのが最も効率的です。
4日目の荷物はどこに預ければ良いですか？
スパの荷物預かりサービスの利用が便利です。マッサージ前後に観光やカフェで過ごせるため、帰国までの時間を有効に使えます。無料送迎がある店舗もあるため、モデルコースとの相性も良好です。
Writer／この記事を書いた人
古川 悠紀トラベルライター
大学卒業後、日本で販売店営業、外資（米国）メーカー勤務を経て2011年にベトナムのホーチミンに移住。トラベルライターとして東南アジア各国を周遊・居住し旅行生活経済の記事を請け負う。実績にAll About、阪急交通社、自著「ベトナムとビジネスをするための鉄則 55」、寄稿「トリコガイドベトナム（アルク出版）」、「複住スタイル（英和出版）」、下川裕治著/編に記事の寄稿等がある。