ダナン市内で一番人気の博物館「チャム彫刻博物館」

ベトナム中部のダナンは、ビーチや世界遺産がある人気のリゾート地です。中でもダナンから1時間半で行けるミーソン遺跡は、チャンパ王国の遺産の中では最大の遺跡として世界遺産に登録されています。その発掘されたチャンパの遺産の数々が展示されているのが「チャム彫刻博物館」です。ここでは、観光スポット「チャム彫刻博物館」の魅力をご案内いたします。

ダナン大聖堂から徒歩15分

「チャム彫刻博物館」があるのは、ダナンの中心市街地にあるハン川のほとり。ダナン大聖堂やハン市場のあるチャンフー通りが観光客にとっての目抜き通りとなりますが、チャム彫刻博物館は、そのチャンフー通りを南に進んだ先にあります。ダナン大聖堂からは徒歩で15分程度。タクシーで行く場合はバクダン通りは一方通行なので、チャンフー通りかその他の通りから乗りましょう。

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チャム彫刻博物館の概要

チャム彫刻博物館の館内
チャム彫刻博物館の館内

ダナン市街にはビーチの他にも市場や博物館、教会といった観光スポットがありますが、その中でも見どころとなる名所が「チャム彫刻博物館」です。

チャム彫刻博物館は、チャンパ王国の遺産の数々が展示されている博物館。チャンパ王国の栄華を垣間見ることができる、貴重な博物館となります。実際の「ミーソン遺跡」に足を運ぶ前に、ぜひとも訪れておきましょう。

チャム彫刻博物館の館内と石像
ヒンズー神話に登場する神々の石像

チャム彫刻博物館は、1902年に構想され、1919年に開館しました。最初に展示されていたのは、フランスの考古学者やフランス国立極東学院の専門家たちによって集められた、チャンパ王国の時代の石像彫刻を中心としたコレクションでした。

「ミーソン遺跡」とは

ミーソン遺跡
ミーソン遺跡

チャム彫刻博物館で保管されているものの多くは、世界遺産である「ミーソン遺跡」で発掘されたものとなります。ミーソン遺跡は、ベトナム中部から中南部にかけて勢力を拡大していた「チャンパ王国」の聖域だった場所です。

チャンパ王国は、2世紀に中部に建国された独立国家で、各地で勢力を築くたびに聖域を作っていたとされています。その数々の遺跡の中でも、「ミーソン遺跡」はチャンパ王国にとって宗教的に最も重要な聖地だったようです。そこから出土したコレクションは、とても歴史的価値の高いもの。

ちなみに、少数民族のチャム族は、チャンパ王国の末裔だと言われています。

チャム彫刻博物館の見どころ

チャム彫刻博物館の館内
リンガはシヴァ神の男性器と言われている

チャム彫刻博物館は大きく区分けすると、「遺跡・パネル・お土産」の3つのエリアで構成されています。それほど広くもないので、30分くらいあれば見学できるでしょう。

遺跡コーナーでは、ミーソン遺跡をはじめとした各地で発掘されたチャンパ王国の遺産の数々を鑑賞できます。そこに残された建物のレリーフや石像は、シヴァやガネーシャといった神話の神々など、ヒンドゥー教独特の世界観が表現されていて見ごたえは抜群。

ミーソン遺跡の発掘現場の様子
ミーソン遺跡の発掘現場の様子

パネルコーナーでは、遺跡での発掘風景やミーソン遺跡に関する写真などをパネルで展示。現在でも各地で遺跡の発掘調査は続けられていて、ミーソン遺跡では毎年新しい発見があり、地元テレビでもニュースとなっています。

チャム彫刻博物館のお土産エリア
お土産エリアの様子。手の平サイズのガネーシャ像などもある

1階の奥にはお土産コーナーもあります。こじんまりとしたお店ですが、ヒンドゥー教の木彫りや石彫りの像、また、民芸品や雑貨なども販売されています。ちょっとお高めの価格設定ですが、他の雑貨店や市場では売っていないので、気に入った商品があればここで購入してみてもいいかもしれません。

ダナン市内観光で絶対に行きたい名所

ヒンズー教の石像
ガネーシャは商売の神としても知られている

いまもなお謎が多く残る、チャンパ王国の遺産の数々を見学できる観光スポット「チャム彫刻博物館」。博物館の周辺はスパや雑貨店も多いですし、隣にはロン(ドラゴン)橋もあります。観光プランも立てやすいので、ダナンの市内観光をする際は、是非足を運んでみてください。

観光情報

チャム彫刻博物館 Museum of Cham Sculpture
住所:2 2Thang9 St. Dist. Hai Chau. Da Nang
営業時間:7:00〜10:30 / 14:00〜17:00
アクセス:ダナン大聖堂から徒歩15分