ダナン&ホイアンの人気観光スポット「五行山」の登頂体験!

Top Image
Image 1
Image 2
Image 3
Image 4

ベトナムのダナンを象徴する観光スポットとして日本人旅行者に人気の「五行山」。五行山はダナンに根付いた長い歴史を持つ聖地で、寺院や仏像、山頂から見るシティビューなど見どころがある観光スポットです。山中の洞窟内部、及び頂上の展望台から見える風景は必見です。

ここでは大理石の「五行山」を実際に歩いてみたので、その魅力についてご案内いたします。

目次

    五行山はダナン大聖堂&ホイアンからタクシーで所要時間20分

    五行山の外観

    今回紹介する「五行山」は、ダナン中心部から南東に約7kmのところにそびえている連山です。ダナンとホイアンのちょうど中間地点にあり、ダナン大聖堂よりはミーケービーチから行くのが近いです。

    ただ、ダナン大聖堂からもホイアンからも徒歩で行ける距離にはないので、タクシーやGrabで向かいましょう。ダナン大聖堂もしくはホイアンと共に五行山までのタクシーの所要時間は約20分です。

    地図で確認

    ダナンの五行山に入場する「服装」はどうする?

    ダナンの五行山に入場する「服装」はどうする?

    以下でも解説しますが、ダナンの五行山は仏教の聖地でもあります。そのため、アジア旅行に慣れた人であれば「短パンは入場できないのでは?」、「肌を露出した服装は駄目?」、「女性は入場禁止?」といった疑問が湧いてくるかもしれません。

    しかしご安心ください。五行山は特に服装の制限はないため、半袖短パン、ノースリーブでも問題なく観光できます。特に日中は気温が上がり非常に暑いので服装は常識ある中でラフな感じでかまいません。

    サンダルはおすすめしない理由!男性も女性もスニーカーで五行山登頂を!

    一方で規制はないものの、サンダルで行くのはおすすめしません。五行山は大理石でできた山のため、石段や地面が非常に滑りやすいです。また、後述する洞窟に入る場合、不安定な石のがれきを登ることもあります。サンダルやヒールだと転んでしまうので、男性も女性もスニーカーで行くようにしましょう。

    ダナンの五行山観光にかかる所要時間は1時間。午前中に行こう

    ダナンの五行山観光にかかる所要時間は1時間

    ダナンの五行山の観光の所要時間は1時間から1時間半程度が目安となります。半日楽しめるような場所ではないので、観光スケジュールを組むときに留意してください。

    また、五行山に行く時間は午前中がベストです。日が高くなるお昼以降は暑さがかなり厳しいものになるので、午前の早い時間に行き、お昼前には観光を終えているようにするといいでしょう。また、五行山の登頂中は地面が滑りやすいので、雨が降っていたりと天気が悪い日は避けるようにしましょう。

    ダナンの五行山に到着!エレベーターと階段どちらがおすすめ?

    ダナンの五行山に到着!エレベーターと階段どちらがおすすめ?

    ダナンの五行山に到着した後は、チケットを購入して入場することになります。道中は大理石で作った置物土産を売るお店がたくさんありますが、大理石は非常に質量が重いため、トレッキングの邪魔になります。もし買いたいなら五行山を観光し終えた後にしてください。

    エレベーターより階段で行くのがおすすめ!

    五行山の入場チケットの購入と併せてエレベーターのチケットも買うことができます。しかし、ここでは素直に階段で行くのがおすすめです。エレベーターで上がれるといっても大した距離ではなく、階段で歩いて5分程度の距離しか短縮されません。その割には有料で割高感が拭えないので、筆者は階段をおすすめします。

    ダナン最大のパワースポット「五行山」の概要を簡単に説明

    五行山の山中

    「五行山」は、ダナンの聖地ともいえる場所。パワースポットとしても人気があります。山全体が大理石でできている連山で、かつては大理石を発掘していた場所でもありました。そのため、英語ではマーブルマウンテンと呼ばれています。

    西遊記の孫悟空と縁のある五行山の魅力

    大理石でできた仏像
    すべて大理石でできている

    「五行山」は名前の通り、5つの山々から成り立っていて、それぞれの山に「金・木・水・火・土」という宇宙を構成する要素の名前が付けられているのが特徴。これは古代中国思想の万物を構成する要素に由来していて、日本でも陰陽五連として知られています。

    五行山の寺院
    五行山の寺院

    この山々は、古来より地元の人びとに親しまれ続けてきました。それだけでなく、寺院や大仏、洞穴や展望台などの見どころも多いため、旅行者にとっても人気の観光スポットです。現在、ダナン観光の象徴的な場所といっても過言ではありません。

    この「五行山」と呼ばれる山はここダナン以外にもあるのですが、実は五行山と呼ばれる山は、日本でも親しまれている物語「西遊記」にも登場します。孫悟空が500年ものあいだ、閉じ込められていたのがここだとされているのです。ここで三蔵法師に救い出されて、冒険に旅立ったというわけですね。

    そう知ってみると、さらに親しみを感じるのではないでしょうか?

    五行山の登山が楽しめるのは「水山(トゥイソン)」見どころ紹介!

    五行山の山中

    この「五行山」の中で、旅行者が登山できるのは「水山(トゥイソン)」。こちらは5つの山々のなかで、もっとも大きな山となっています。

    五行山の洞窟内部
    五行山の洞窟内部。美しい光が射し込む

    五行山で階段をひたすら登ると、幾つかの洞窟に入ることができます。洞窟はご覧のように小さな空洞となっていて、いずれのスポットも太陽の光が頭上から挿し込んできて温かい空間を体験できます。

    五行山の洞窟内部

    五行山にはベトナム戦争時にアメリカ軍の空爆によって大きな穴があいた洞窟「ドン・フェン・コン」が見どころの1つ。正午前後になると、洞窟内に祀られている仏像に光が射す神秘的な光景がみられます。ここは、ぜひとも立ち寄っておきたいですね。

    ダナンの五行山の展望台から望むシティ&オーシャンビュー!

    五行山の山頂からみた風景
    五行山の山頂からみた風景

    また、ここの山頂にある展望台から望むダナンの街並みと美しい海は必見のひとこと。石段をあがっていくほど見晴らしが良くなっていくのも見どころです。

    ダナンの五行山:内部に建つ仏教寺院も見どころ!

    五行山の寺院でみられる光景
    定時になるど読経の様子をのぞける

    ダナンの五行山には複数の仏教寺院もあり、タイミングが合えば寺院内で読経をしている教徒の様子を見学できます。

    上述したように五行山は地元民及びベトナム人にとっては仏教の聖地でもあるため、観光以外でも毎日訪れる熱心な仏教徒は多くいます。

    旧正月には大きな祭典も開催されるので、時期が合う旅行者は是非参加してみてください。

    トレッキング気分で子供も楽しめる!ダナンの「五行山」へ行こう!

    トレッキング気分で子供も楽しめる!ダナンの「五行山」へ行こう!

    ダナンの象徴的な観光スポット「五行山」。その歴史に思いを馳せてみたり、登山で美しい景色を楽しんでみたり。寺院や仏像など、見どころたっぷりな場所となっています

    ダナンの「五行山」の玄関口には、お土産屋もたくさん立ち並んでいます。その商品のほとんどは大理石でできた置物。ちょっと重くてお値段もそれなりにしますが、ダナンの特産品なので、旅行の記念に買って帰るのも良いかもしれません。

    観光情報

    五行山 The Marble Mountains
    住所:Nui Ngu Hanh Son. Da Nang
    営業時間:7:00~17:30
    アクセス:ダナン大聖堂からタクシーで20分

    Writer/この記事を書いた人

    著者の写真

    古川 悠紀
    トラベルライター

    FacebookInstagram

    大学卒業後、日本で販売店営業、外資(米国)メーカー勤務を経て2011年にベトナムのホーチミンに移住。トラベルライターとして東南アジア各国を周遊・居住し旅行生活経済の記事を請け負う。実績にAll About、阪急交通社、自著「ベトナムとビジネスをするための鉄則 55」、寄稿「トリコガイドベトナム(アルク出版)」、「複住スタイル(英和出版)」、下川裕治著/編に記事の寄稿等がある。