ダナンからフエの移動手段を紹介！タクシーとツアーバスはどちらがおすすめ？
ベトナム中部リゾート地のダナンから古都「フエ」までの行き方をご紹介します。また、フエ旅行者のためにフエからダナンへ行くための移動手段も併せてご案内します。
ダナンから古都フエへ行く旅行者が近年増加
世界遺産都市のフエは歴史好きが多い日本人旅行者の間で人気の観光地の1つです。フエにはフバイ国内空港があるため、ダナンだけではなくハノイやホーチミンといった他地域からもアクセスは容易です。
しかし、ダナンからフエは陸路でも十分行ける距離となるので、ダナン旅行者の多くは以下で紹介する移動手段を用いてフエに行くことができます。
ダナンから古都フエは車で3時間！行き方・移動・アクセス方法
ダナンとフエとの距離は約100km。車で約2時間半くらいです。一昔前までは山を越えるために大きく迂回しなければならなく、車でも4時間以上かかっていました。しかし、現在は山の麓に道路が開通されたため、バスやタクシーでも十分行くことができるようになりました。
後述するツアーバスで行く場合は途中に休憩を何度か挟みますので、ダナンからフエ到着までは3時間ほどかかります。
ダナンからフエまでツアーバスで行く場合の注意点
ダナンからフエまでバスで行くことができます。ただし、市外となるので路線バスで行く場合はダナン市内のバスターミナルに行かなければなりません。
一方で旅行者向けのバス手段としては、旅行会社やツアーデスクが催行するダナン発フエ行きのツアーバスに申し込むことです。
ダナン市内に支店を持つ日系旅行会社でも催行しているかもしれませんが、専用車で行くため料金は高めとなります。一方で現地には全国の観光地を結ぶツアーバス専用の会社があるので、こちらに申し込めば一人料金数百円で行くことも可能です。
スリーピングバスなら、リクライニングシートに寝転んで快適にすごせます。エアコンが効いていて、ブランケットが用意されているのも魅力です。
ダナンからフエまで路線バスで行く場合
チュンタム・ダナン・バスターミナルからフエ行きは、9:30～16:30の間で運行しています。事前に行きたい観光スポットを確認してから、適切な場所で降りましょう。ローカルバスでの移動の所要時間は約3時間。時間に余裕がある人向けの移動方法でもあります。
ダナンからフエ市内まで「タクシー」で行く場合
誰にも気兼ねすることなく快適に移動したいのならタクシーです。タクシーでダナンからフエまで移動する場合は、1日チャーターする方法がおすすめです。ダナンからフエまでは距離があるので、メーターで行くよりもリーズナブルに済ませることができます。
ただし、タクシードライバーからすると、フエから帰る際にダナン行きの乗客が見つからない可能性が高いため、断るドライバーも多くいるでしょう。
ダナンからフエまで「配車アプリ」も断られる可能性大！
ダナンからフエまで「配車アプリ」で行くことを検討している人もいるかもしれませんが、やはり距離が遠いため、なかなか見つけることは困難となります。
配車アプリは基本的に市内及び近距離で利用価値が高い移動手段となるので、ダナンからフエまでは少々使い勝手が悪い印象です。
フエからダナン市内へ行くための移動手段は「ツアーバス」だけ！
一方でフエからダナン市内へ行こうとする場合は、基本的にバスとなります。電車という手段もあるのですが、1日の本数が少なく、午前中の早い時間に行かなければすぐにチケットが売り切れてしまいます。
一方でバスは路線バスと上述したツアーバスがありますが、路線バスは冷房が壊れていたり、乗り心地が酷く悪いため、ツアーバスがおすすめです。料金も数百円しか変わりません。また、路線バスであればタクシーでバスターミナルに行かなければなりませんが、ツアーバスであればホテルピックアップがあります。予約するときにホテル名を伝えれば、時間になったら迎えに来てくれます。
また、ダナン行きのツアーバスの手配代行を請け負っているホテルがフエ市内には数多くあるので、まずは宿泊ホテルのレセプションに質問してみるのがいいでしょう。
ダナンからフエに個人で行くときはバスがおすすめ！
今回はダナンからフエへの移動手段をご案内しました。バスやタクシーなど、それぞれのおすすめの行き方をご紹介しましたが、フエへ行くのであれば、ツアーバスがおすすめとなります。
ベトナム中部の観光拠点となっているダナン。この街自体にも魅力的な観光スポットはたくさんあるのですが、すぐ近くには世界遺産の街や遺跡、古都などがあり、それらのアクセスにも便利。ぜひダナンを拠点にして、世界遺産フエを訪れてみてください。
Writer／この記事を書いた人
古川 悠紀トラベルライター
大学卒業後、日本で販売店営業、外資（米国）メーカー勤務を経て2011年にベトナムのホーチミンに移住。トラベルライターとして東南アジア各国を周遊・居住し旅行生活経済の記事を請け負う。実績にAll About、阪急交通社、自著「ベトナムとビジネスをするための鉄則 55」、寄稿「トリコガイドベトナム（アルク出版）」、「複住スタイル（英和出版）」、下川裕治著/編に記事の寄稿等がある。