ベトナムへ安く行く方法を徹底解説!格安航空券事情も
日本人に人気の観光地であるベトナムですが、他のアジア諸国と比較して旅行代金は割高な印象を受けます。
しかし、新型コロナ以降、ベトナムは世界に先駆けて入国規制を緩和し旅行需要を回復させました。コロナ後初めての海外旅行を計画している人の中には、「どこも飛行機代が高い」と当惑している方も少なくないでしょう。
そこで、今回は格安航空券事情を踏まえて、ベトナムへ安く行く方法をご紹介します。
格安航空券(LCC)が少なかったベトナムのツアー。以前は安く行くことが難しかった
ベトナムのパッケージツアーは同じアジアでもお隣のタイやシンガポールと比べると旅行パッケージツアーは割高だった印象を受けます。ベトナム行きの飛行機はこれまでベトナム航空とJAL、ANAの3社のみで、共にハイクラスのレガシー航空だったことが原因の1つにあります。
しかし、ここ数年で格安航空会社もベトナムと日本を就航することになり、エアアジアやベトジェットエアといった格安航空会社(LCC)も積極的に就航するようになりました。
また、新型コロナの渦中にもベトナム地場航空会社「バンブーエアライン」が新たに設立。早速ホーチミンと成田間の就航を開始しました。
格安航空会社(LCC)で安く行く方法と注意点
日本からベトナムまでは5~6時間の空路となります。レガシーはベトナム航空、JAL、ANAが就航していますが、最安値のベトナム航空でも燃油サーチャージを含めると1人10万円前後が相場となります。
ロシアウクライナ紛争、及び日本円の独歩安が終わらない限り燃油料金は下がらない懸念があります。そのため、少しでも安く行く方法を考えるならば、格安航空会社(LCC)を利用するべきと言えるでしょう。
また、もしレガシー航空で行きたいなら「ベトナム航空」がおすすめです。不定期にキャンペーンが開催されており、2割引きの航空券をよく買うことができます。
格安航空会社(LCC)でさらに安く行く方法
格安航空会社(LCC)も使い方によってはレガシーとさほど変わらない金額になってしまうこともあります。
格安航空会社でさらに安く行く方法としては下記が挙げられます。
受託手荷物は最初に申し込む
格安航空会社は機内持ち込み7kgのみ運ぶことができ、受託手荷物は別料金となります。例えば最初に20kg申し込んで、ベトナム旅行中に荷物が増えて20kgをオーバーしてしまうと、かなり割高な追加料金を払わなければなりません。
そのことが予想されるのであれば、最初から30~40kgを申し込むのがおすすめです。
直行便で行く。経由便だと区間料金が発生
LCCの中でも最安値は現状エアアジアとなります。例えば羽田ーホーチミン間を利用するときは、クアラルンプールで乗り換えすることになりますが、受託手荷物は1区間当たりで料金が発生します。
直行便であれば羽田ーホーチミン間の1区間の料金のみ発生しますが、上記経由便の場合は羽田ークアラルンプール・クアラルンプールーホーチミンの2区間分の受託手荷物料金がかかってしまいます。
旅行会社のパッケージツアーと個人手配はどちらが安くベトナムに行くことができる?
多くの旅行者はHISやJTBのような旅行会社のパッケージツアーに申し込むことでしょう。旅行会社は航空会社やホテルと提携しているため、多くの場合は個人手配よりも安く行くことができます。
ただし、旅行会社が提携するのは基本的にレガシー航空(ベトナム航空・JAL・ANA)となり、また、ホテル宿泊代金は1人に当たり発生するため、ベトナムに安く行く方法を知っていれば、個人手配の方が安上がりです。
ただし、個人手配に慣れていなく、なおかつ3~5日間の短期滞在であれば、パッケージツアーの方が安く済むこともあります。
ベトナムへ安く行く方法は「ホテル選び」にある。予約は早めに
航空券とホテル込みのパッケージツアーに申し込んでしまうとこの方法は難しいですが、1週間以上の中期旅行ならば、個人でホテルと航空券を手配した方が明らかに安く行くことができることがあります。
というのも、ベトナムはアジアだけではなく世界全体から見ても宿泊料金が安い国として知られていて、ハノイやホーチミンといった都市部においても5000円出せば4つ星ホテルへ、1万円予算を取れば朝食ビュッフェ付きの豪華5つ星ホテルに宿泊できます。
上記でも触れたように、旅行会社催行のパッケージツアーに申し込むと、ホテル代金は1人当たりで発生してしまいますが、実際ベトナムのホテルは大人2人+子供1人(5歳以下)までは1室料金しかかかりません。
また、安宿でも構わないのであれば、バックパッカーエリアでホテルを探すことにより1泊1000~2000円前後のミニホテルも多数見つけることができます。
ベトナムのどこの観光都市がより安く行くことができる?
日本発着のパッケージツアーを比べてみると、ホーチミン・ハノイ・ダナンのツアー代金はほとんど同じとなります。ダナンはホテルがリゾートホテルとなるため、その分多少高いですが、航空券の代金で高い安いはありません。
一方で同じ観光都市でもニャチャンやフーコック島などは国内線に乗り換えなければならないので、その分ツアー代金は高くつきます。
少しでも安く行くことを考えるならば、日本と直行便・経由便で結ばれている都市へ行くのがいいでしょう。現時点では上述したホーチミン・ハノイ・ダナンの3都市のみとなります。
ベトナムに安く行くことができる時期はいつ?
ベトナムに安く行くことができる時期は、「ベトナムのオフシーズン」となります。ベトナムは日本と違って祝日が少ないので、連休の期間は航空券やホテル宿泊料金などがすべて高騰します。
ベトナムの祝日は下記となります。
- 4月下旬
フン王記念日+ベトナム戦争終戦記念日 - 5月頭
メーデー - 9月2日
独立記念日 - 1月1日
新年 - 旧正月
旧暦で数えるので毎年変わりますが、例年1月下旬から2月下旬までの10日間前後が休日となります。
少しでも安く行くことを考えた場合は、上記祝日の前後は外してベトナム旅行の計画を立てることをおすすめします。
まとめ:2023年以降はベトナム旅行へ安く行けるかも
ベトナムに訪れる外国人旅行者を国別で見てみると、実は日本人旅行者数は中国と韓国に次ぐ3位となります。そのため、ベトナム政府も日本人旅行者のインバウンドに注力しており、2023年以降はベトナムと日本間の航空便の増加や他都市への直行便接続も期待できます。
2023年は新型コロナ後初めての海外旅行を計画している人も多いことでしょう。是非ここで紹介した安くける方法を参考に、ベトナム旅行を計画してみてください。