ベトナムのマナー完全ガイド:旅行前に必ず確認したい注意点

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初めてベトナムに旅行を計画する人は、ベトナムで守るべき文化やマナーが分かりませんね。ネットを調べても「本当にこれ必要なの?」と疑問に思うものもあるでしょう。

  • ベトナムの文化や習慣がよくわからない。
  • ベトナム旅行中はマナーを守りたいけど具体的に何を注意すればいい?
  • 食事中のマナーやチップのルールが知りたい。

このような質問にお答えすべく、今回はベトナム在住者がベトナム旅行者向けに、日本を発つ前に知っておくべきマナーや注意点を詳しく解説します。

目次

    ベトナム旅行で知っておくべきマナーとは

    ベトナム旅行で知っておくべきマナーとは

    ベトナムは独自の文化や習慣が息づく魅力的な国です。旅行中に現地の人々との良好な関係を築くためには、基本的なマナーを理解しておくことが大切です。

    また、観光中に利用するレストランでの食事やチップに関しても日本とは文化が異なる面があるので注意が必要です。現地のルールを尊重することで、より一層ベトナム旅行が思い出に残るものとなるはずです。

    ベトナム旅行者が知るべき食事マナーとレストランの注意点

    ベトナム旅行者が知るべき食事マナーとレストランの注意点

    ベトナム現地では名物グルメも思う存分楽しみたいですね。食事はその国の文化を深く知る機会ですが、マナーを間違えると失礼になることもあります。また、昼時の食堂はどこも混雑しています。スタッフは英語が分からない人が多いので、注文時に余計な手間を食ってしまいます。

    • スカイバーと大衆居酒屋ではスタッフに3~5万ドンのチップを渡す。
    • 昼時の混雑時は食堂の利用を避ける。
    • おしぼりとお茶は有料のお店が多い。

    食堂ではおしぼり、レストランではおしぼりとお茶が有料の場合が多いです。それぞれ数十円ですが、ぼったくられているわけではないので注意してください。

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    ベトナム旅行でのチップ文化とマナーを理解する

    ⒸREX HOTEL
    ⒸREX HOTEL

    ベトナムでは日本にはないチップの文化が一部の場所で浸透しています。旅行者向けの施設では高級レストラン、ホテル、スパでチップを渡す習慣があります。ただし、ベトナムのチップ文化は欧米のように合計料金の〇%ではなく、サービス形態に応じて異なります。

    • スカイバーや高級レストラン:各テーブルに担当がつくシステムのお店では、5~10万ドンのチップが必要です。
    • ホテルのベッドメイクでは1つのベッドにつき2万ドンが目安。
    • スパでは60分以上のマッサージに対して5~7万ドン程度。90分以上のコースに対して10万ドンを渡しましょう。

    タクシーや小規模な屋台、食堂ではチップは不要です。また、レストランではレシートを見てサービスチャージが含まれている場合は、ホールスタッフへのチップ分も含まれているとするのが通常です。

    ベトナムの市場で注意すべきマナー

    市場はベトナム旅行の楽しみの一つですが、マナーを守ることでより良い経験ができます。市場ではご存じの通り値引き交渉が一般的ですが、強引な交渉や大声を出しての交渉はマナー違反・失礼にあたります。もし値段の折り合いがつかないのであれば、強引に値引きを要求するのではなく、別のお店に行くようにしましょう。

    また、写真を撮る際も事前に許可を得ることが重要です。一部の市場では撮影を嫌がる人もいるため、特に人物を撮る場合は必ず確認を取りましょう。

    • 値引き交渉は穏やかに行う。
    • 写真撮影の際には許可を得る。
    • 買う気がない商品に触れない、価格交渉しない
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    ベトナムのレストランで覚えておきたいマナー

    ベトナムのレストランで覚えておきたいマナー

    ベトナムのレストランでは、注文の際にいくつかのマナーを守ることが大切です。まず、「お会計はテーブルで済ませるのが一般的」です。また、ベトナム人と一緒に食事をするときは、基本は「誘った側が払う」のが普通です。

    さらに、旅行者や出張者の中にはタクシーやツアーガイドをチャーターする人もいるでしょう。その際は運転手やガイドも一緒にレストランに誘い、食事代も支払うのがベトナムの習慣です。

    ベトナム旅行者向け「寺院・教会・遺跡」でのマナー

    ベトナム旅行者向け「寺院・教会・遺跡」でのマナー

    ベトナム旅行者の中にはガイドブックでもお馴染みの寺院や教会、遺跡関連施設に足を運びたいと考えている人もいるでしょう。ベトナムは他の東南アジア諸国と異なり大乗仏教のため、厳しい戒律はありませんが、熱心な仏教徒は多くいます。そのため、観光で訪れる際は、本堂内部の写真撮影は控えること、土足厳禁、参拝者を撮影しない、といった基本的マナーは守ってください。

    ちなみに服装に関してはあまり意識する必要はありません。一部施設を除けば半そで短パンでも普通に見学可能です。これは教会や遺跡なども同様です。遺跡にも熱心な仏教徒がしばしば訪れるため、彼らの参拝の邪魔だけはしないようにしてくださいね。

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    まとめ:ベトナム旅行中のマナーについて押さえておきたいポイント

    今回はベトナム旅行者が知るべき観光中のマナーや注意点について解説しました。

    旅先の現地のマナーを理解することで、相手からも好意的に思われますし、日本人の株も上がるはずです。ぜひこの記事の情報を活用して、ベトナムで素敵な体験をしてください!

    Writer/この記事を書いた人

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    古川 悠紀
    トラベルライター

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    大学卒業後、日本で販売店営業、外資(米国)メーカー勤務を経て2011年にベトナムのホーチミンに移住。トラベルライターとして東南アジア各国を周遊・居住し旅行生活経済の記事を請け負う。実績にAll About、阪急交通社、自著「ベトナムとビジネスをするための鉄則 55」、寄稿「トリコガイドベトナム(アルク出版)」、「複住スタイル(英和出版)」、下川裕治著/編に記事の寄稿等がある。