ベトナムのホーチミンで洋服をオーダーメイド!日本語通じる人気店「うさぎ」

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ベトナムでは古くから洋服はオーダーメイドで新調していました。洋服を縫製することは、手先が器用なベトナム女性にとってはお手の物。そんな古き習慣が根付いているホーチミンでは、観光エリアの中心には旅行者向けのオーダーメイド専門店が幾つかります。

今回ご案内する「うさぎ(Usagi)」もその1つ。日本語対応、ドンコイエリア、格安の対応と三拍子揃ったお店で、客層の8割以上は日本人という“超”がつく人気店。是非初めてのホーチミン旅行者は足をお運びください。

目次

    ドンコイエリアに建つ人気のオーダーメイド店「うさぎ(Usagi)」

    うさぎ(Usagi)のあるファンバンダット(Phan Van Dat)通りは、ドンコイエリアにある観光の中心。市民劇場から歩いて5分程度。マックチブオイ通りの角っこにあります。日本語対応と堂々看板を掲げたお店外観が印象的で、名実ともに客層のほとんどが日本人旅行者及び駐在員という人気店。

    安心の日本語対応のお店は、実はほとんど存在しない

    ドンコイエリアの雑貨店には日本語対応のスタッフがいるところは多いですが、洋服のオーダーメイド専門店で日本語ができるスタッフがいるところは、実はほとんどありません。本当に通じているのかどうか怪しいカタコトの日本語、もしくは英語での対応となるのが普通。

    その中で、うさぎ(Usagi)はしっかりとコミュニケーションがとれて、自分が欲しいデザインや意志などをきちんと相手に伝えることができます。

    オーダーメイドでは日本語対応が必須の条件!

    オーダーメイドは既製品の洋服をただ選んで買うのとはわけが違います。雑誌の切り抜きや、自分で描いたデザインを相手にしっかりと伝えなければなりません。その上で、お店スタッフの日本語力は必須。ただ自己紹介ができたり、「コレヤスイヤスイ」とカタコトの単語を並べるだけのスタッフでは、自分の意見は相手に通じません。すると、完成後の洋服のデザインが、自分がイメージしていたものとはまったく違う……、なんてこともざらにあります。

    スーツやコート、ジャケットのオーダーメイドは、うさぎならでは!

    言語問わずであれば、ホーチミン市内には数十のオーダーメイド店があります。言うなれば、ベンタイン市場の中の小さなブースでもオーダーメイドを請け負ってくれるところはたくさんあります。しかし、お店選びの指標の1つでもあるのが、「オーダーメイドができる服の種類」です。小さなお店や、あまり生地の在庫を用意していないところだと、洋服、ワンピース、ワイシャツなどしか新調することができません。

    一方、うさぎはベトナム産から中国、タイ、韓国、イタリアまであらゆる生地を輸入しているため、スーツ、コート、ジャケットと、難易度の高い服のオーダーメイドも可能。ホーチミンに住んでいるビジネスマンの多くが、スーツを新調するときはうさぎ(Usagi)を利用します。

    お値段はなんと既製品と同じ!

    日本ではオーダーメイドと言うと、洋服だろうがスーツだろうが高くつきますよね。少なくとも既製品の1.5倍くらいはするかと思います。しかし、ベトナムでは冒頭に説明したように、古くからオーダーメイドは庶民にとっては“普通”でした。

    ですので、うさぎでもオーダーメイドは既製品と変わらない値段で受け取っているのが自慢の1つ。うさぎはオーナーと数人の職人で切り盛りしていて、オーナーも自ら縫製します。一方、他のお店では、オーダーメイドを請け負ったあとは外注に出すのが普通。ですので、手数料分高くなってしまうわけです。

    オーダーメイド~メニュー

    うさぎでは通常の洋服、ワンピース、ワイシャツ、スーツ、ジャケット、コートとあらゆる衣類のオーダーメイドができます。値段も高くないので、是非自分用、旦那用、両親に新調してみてはいかがでしょうか※自分以外の場合は、事前に寸法を測っておいてください。

    ワンピース 70万ドン(約3500円)

    最も人気のワンピース。日本円にして約3500円。既製品と全然変わらないですね。翌日仕上がりです。

    ワイシャツ 70万ドン(約3500円)

    男性、女性ともに人気のワイシャツ・ブラウス。通常の洋服と値段は一緒。長袖と半袖も同じ価格となります。

    スーツ(上下) 400万ドン(約2万円)

    ホーチミン市内でも日本語対応でスーツのオーダーメイドができるお店はとても貴重。仮縫いがあるので、完成までは2日かかります。滞在初日にオーダーするのがベストです。

    アオザイ 100万ドン(約5000円)

    最近は既製品も増えてきましたが、「お腹がぱつぱつ」、「刺繍がダサい」といったクレームも多いようですので、こちらもオーダーメイドがおすすめです。生地はシルクよりも洗濯がしやすい素材がいいそうです。お店スタッフがしっかり提案してくれます。

    コート 200万ドン(1万円)

    実はうさぎでは冬物コートが非常に人気。日本人駐在妻のみなさんが、日本に一時帰国する際に買っていくそうです。ちなみに、こちらも通常1万円で請け負ってくれます。

    オーダーメイドの知識なんて必要ありません!

    「オーダーメイドに興味あるけど、正直ハードルが高い気がする」といったご意見をよく耳にします。しかし、なんの問題もございません。もし自分のイメージがあるならば、写真や手書きの絵でも何でも構いませんので、それを持っていくだけ。

    もし何もなくて、ただオーダーメイドに興味があるならば、店内に飾られている洋服から選んでもいいですし、日本のファッション雑誌も10冊くらいあるので、その中から選ぶのもOK。是非次回のホーチミン旅行では、うさぎでオーダーメイドに挑戦してみてください。