【まとめ】ベトナム旅行で気をつけることを徹底解説！
初めてのベトナム旅行では分からないことだらけ。
現地の文化や交通事情、観光で気をつけることが分からず不安になることもあるでしょう。
この記事では、ベトナム旅行を安心して楽しむために必要な準備や気をつけること、具体的な注意点を詳しく解説します。観光地でのマナーや安全対策、移動手段のコツなど、役立つ情報が満載です。
ベトナム旅行で気をつけることを基本情報から学ぼう
ベトナム旅行を計画する際には、まず基本的な情報を理解しておくことが重要です。気候や文化、治安など、日本とは異なる点を知ることで、トラブルを防ぎ旅行をより楽しむことができます。
以下ではベトナム旅行の前提となる気をつけることを紹介します。
ベトナム旅行では服装に気をつける：気候と時期に合った選び方
ベトナムは熱帯気候ではありますが、実は北部は温帯となり、また中部も訪れる時期によっては肌寒い日が続きます。そのため、ベトナムの渡航時期に応じた準備が必要です。「ベトナムは南国だから」と半そで短パンの格好で行くと、現地で後悔することになるかもしれません。
ベトナム旅行前の気をつけること：準備編
旅行をスムーズに進めるためには、観光前の準備が不可欠です。適切な持ち物や情報収集をしておくことで、現地でのトラブルを最小限に抑えられます。
ベトナム旅行前に確認しておくべき書類
パスポートの有効期限が旅行終了時点で6カ月以上残っていることを確認しましょう。また、観光目的の短期滞在であればビザは不要ですが、滞在日数や条件を再確認することが大切です。航空券の控えやホテルの予約確認書も準備しておくと安心です。必要書類はスマホ画面だけでなく、紙に印刷して持って行くように。
ベトナム旅行で必要な持ち物と準備するアイテム
ベトナム旅行で必要な持ち物には、パスポートと現金のほか、スマホ充電器、ポケットWi-Fiがあると便利です。また、海外旅行保険への加入も検討しましょう。さらに、UVカットクリーム、サングラス、折りたたみ傘、虫よけスプレー、ムヒなども持参すると良いです。
ベトナム現地で役立つスマホアプリをダウンロードしておく
ベトナム現地で活躍する便利アプリには、交通手段を手配できるタクシー配車アプリ「Grab」、言語翻訳アプリ、オフライン地図アプリがあります。これらを事前にスマホにダウンロードしておくことで、言語の壁や方向音痴の心配を軽減できます。
入国手続きで知っておきたいポイント
入国審査では、航空券の控えや宿泊先の情報を提示する必要があります。税関での申告が必要な場合もあるため、事前に持ち物の確認を行いましょう。特に、金額の大きな現金を持ち込む際は税金はかかりませんが申告しておかないと没収されることもあります。
ベトナム旅行で気をつけること：交通ルールと安全な移動方法
ベトナム現地の交通事情は日本とは大きく異なります。混雑した道路や交通マナーの違いに驚くかもしれませんが、以下で説明する気をつけることを学び、安全に移動するための知識を身につけましょう。
ベトナム現地の交通事情を理解する
ベトナムはご存知の通りバイク天国となります。最近は車も増えてきましたが、まだまだバイクが主な交通手段のため、道路は常に混雑するほか、交通ルールを無視した車両も多いです。横断歩道を渡る際にも、車両は止まってくれない場合もあるため、注意深く行動しましょう。現地人の交通マナーを観察することで安全を確保できます。
ベトナムの公共交通機関を利用する際に気をつけること
ベトナム旅行中にバスや電車を利用する際には、停車時間が短いことや混雑が激しいことに注意が必要です。また、貴重品の管理を徹底し、車内ではスリに気をつけましょう。
ベトナム旅行で気をつけるタクシーやバイク利用時の注意点
ベトナム現地での移動はタクシーとGrab（配車アプリ）、もしくはバイクタクシーが一般的です。しかし、これらを利用する際には、詐欺や料金トラブルに注意が必要です。以下ではベトナム移動手段に関する気をつけることをまとめました。
タクシーを利用する際の気をつけること
タクシーを利用する際は、信頼できるタクシー会社を選ぶことが大切です。「Vinasun」や「Mai Linh」などの大手タクシー会社が推奨されます。悪質な白タクは車体に大手会社のロゴマグネットを貼っている車もありますので気をつけてください。
また、メーターの確認を怠らず、不明瞭な料金請求には毅然と対応しましょう。最近は地元警察も悪質なドライバーの取り締まりを強化しているので、「警察に相談する」と言えば相手もすぐに引き下がるでしょう。
ベトナム旅行でバイクタクシーを安全に利用すコツと気をつけること
バイクタクシーは手軽な移動手段ですが、安全面に留意が必要です。ヘルメットを必ず着用し、利用する際は事前に料金を交渉しましょう。また、支払いは必ず後払いです。先払いしてしまうと、到着後に「まだお金を貰っていない」と二重請求してくる輩もいます。
ベトナム旅行で移動アプリ「Grab」を使うときに気をつけること
「Grab」はベトナムの主要都市で広く利用されている移動アプリなので、ハノイ、ダナン、ホーチミンと日本人に人気の旅先ならどこでも使えます。乗車前に目的地を設定して料金を確認できるため、ぼったくりトラブルを防げることから人気です。
注意点としては、「雨の日や夜間は車両の数が少なくなるため、すぐに捕まえられない可能性がある」ことや「屋外でネット環境が必要」であることに気をつけてください。ネット環境は現地SIMの調達かポケットWiFiのレンタルがおすすめです。
ベトナム旅行で気をつけるべき治安対策とトラブル回避方法
ベトナムは比較的安全な国とされていますが、観光客を狙った犯罪やトラブルも存在します。適切な対策を講じることで、安全に旅行を楽しむことができます。
自分が行くベトナム都市の中で治安が悪いエリアを把握する
ベトナム都市部の繁華街は治安は良いですが、一部エリアは治安が悪いとされています。観光地から離れた場所や夜間に人通りの少ない場所は避けるようにしましょう。
ハノイ：夜の旧市街は酔っ払いや売春、ドラッグをする者が多いため女性の夜歩きは注意してください。
ダナン：旅行者が訪れる市街地の治安は良好です。ただし夜のホイアンはスリが多いことに気をつけてください。
ホーチミン：バックパッカーエリアやチョロンは夜になると治安が悪くなります。
ベトナム旅行中、緊急時に頼れる連絡先を控えておこう
ベトナム旅行中の緊急時には、日本大使館（ハノイ）や領事館（ダナン＆ホーチミン）、現地の警察に連絡を取りましょう。旅行前に緊急連絡先をスマホに登録しておくと安心です。また、宿泊先ホテルのスタッフに相談することで迅速なサポートを受けることができます。5つ星ホテルであれば日本人マネージャーが在籍しているところもあります。
ベトナム旅行でお金の支払いと両替で気をつけること
お金の管理はベトナム旅行における重要なポイントです。現地通貨の取り扱いや支払い方法について知識を持っておくことで、トラブルを防ぐことができます。以下ではベトナム滞在中のお金にまつわる気をつけることを解説します。
ベトナムでの現金とカードの使い分け
ベトナムではハノイ、ダナン、ホーチミンといった都市部ではクレジットカードが普及しており、カフェ＆レストラン、スパ、雑貨店、ホテルなど、いたるところでクレジットカードの利用ができます。ただし、屋台、食堂、小さなカフェや雑貨店、市場などは依然として現金のみなので、使い分けが大切です。
安全に両替を行うためのポイント
ベトナム現地での両替は銀行や信頼できる両替所を利用することが重要です。空港やホテルでの両替はレートが低いといわれますが、数万円程度であれば、せいぜい数百円の違いのため、あまり気にすることはありません。また、両替の際には必ずその場で金額を確認することを忘れないでください。
チップ文化について知る
ベトナムではチップの習慣があり、特に観光客が利用する施設では求められることがあります。レストランやスパの利用時には5万～10万ドンのチップを渡すと良いでしょう。
ベトナム旅行で気をつけるレストランでのマナーと注意点
ベトナム料理は日本人の舌にも合うので、ベトナム旅行を通じて食事は旅の楽しみのひとつです。そこで、以下ではベトナムの食文化やマナーで気をつけることを紹介します。
ベトナムのレストランで衛生面で気をつけること
ベトナムの屋台や路地裏の飲食店、大衆食堂では、衛生状態に注意が必要です。ベトナム人は慣れているため大丈夫でも、日本人が利用するとお腹を壊すことはよくあります。飲み水はペットボトルを利用し、生野菜や半生の海鮮などは避けることで体調を崩すリスクを減らせます。
ベトナム旅行で「市場」での買い物で気をつけること
ベトナム旅行では市場でのショッピングも楽しみのひとつです。ハノイ、ダナン、ホーチミンとともに市内中心部に大型の屋内市場があり、旅行者に人気です。
以下では価格交渉のコツや商品の品質について気をつけることを紹介します。
ベトナムの市場での値段交渉のコツ
ベトナムの市場では値段交渉が一般的です。最初に提示される価格は高めの場合が多いため、相場を見極めた上で交渉してください。ただし、無理に交渉を続けると相手を怒らせてしまうので注意を。また、買う気もないのに商品に手を触れるのも避けましょう。
市場でお土産購入時に注意すること
ベトナムの市場では偽物のブランドが多く売られていますが、これらは日本に持ち込むと没収の対象になります。
また、食品類はどんなに香りが良くとも風味は劣化しているだけでなく、雑菌も繁殖しているので購入しないように。365日野ざらしで保管されているドライフルーツやコーヒー豆、茶葉は特に危険です。
ベトナム旅行で気をつける海外旅行保険と緊急時の対策
ベトナム旅行では、予期せぬトラブルに備えて万全の準備をしておくことが重要です。海外旅行保険への加入や緊急連絡先の把握で、安心して旅行を楽しめます。以下では海外旅行保険に加入する際に気をつけることをまとめました。
海外旅行保険の必要性と加入の際に気をつけること
旅行者の中には「たった数日の滞在だから保険の加入は不要でしょう」と考えている人も多くいます。しかし、海外旅行保険は、病気やケガだけでなく、盗難や事故にも対応できますし、帰国後でもベトナム由来の病気に対しては保険が適用されます。そのため、最安値のプランでも構いませんので、加入は強く推奨します。
また、ベトナム現地の海外旅行保険を利用でき、キャッシュレス決済に対応している国際病院をメモしておくといいでしょう。ベトナムでは外国人を受け入れることができる病院は指定されています。
ベトナム旅行で気をつけることのまとめ
今回はベトナム旅行が初めての人に向けて、現地観光中に気をつけることについて詳しく解説しました。
ベトナム旅行前の準備と現地での対策をすることで、より充実した滞在をおくることができます。帰国後も楽しい思い出として心に残る旅にするために、この記事で紹介した気をつけることを是非覚えておいてください。
Writer／この記事を書いた人
古川 悠紀トラベルライター
大学卒業後、日本で販売店営業、外資（米国）メーカー勤務を経て2011年にベトナムのホーチミンに移住。トラベルライターとして東南アジア各国を周遊・居住し旅行生活経済の記事を請け負う。実績にAll About、阪急交通社、自著「ベトナムとビジネスをするための鉄則 55」、寄稿「トリコガイドベトナム（アルク出版）」、「複住スタイル（英和出版）」、下川裕治著/編に記事の寄稿等がある。