ホーチミンでイスラム体験!「サイゴンセントラルモスク」

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「サイゴンセントラルモスク」は、ホーチミンにあるイスラムモスク。市内には幾つかのモスクがありますが、旅行者が行きやすいのはここ。ホーチミンに住んでいるイスラム教徒の心の拠り所となっています。

また、見学や写真の撮影が自由なこともあり、外国人旅行者にとって人気の観光スポットでもあります。エメラルドグリーンが映える、その美しい建物は必見のひとこと。ここでは、その魅力をご紹介していきましょう。

目次

    市民劇場(オペラハウス)から徒歩5分。ドンコイエリアの中心

    サイゴンセントラルモスクの外観
    モスクの外観。背後にはシェラトン

    「サイゴンセントラルモスク」があるのは、市民劇場(オペラハウス)から徒歩で約5分くらいのところ。ドンコイ通りとドンユー通りに面している、ファイブスターのシェラトンホテルの隣にあります。

    ホーチミンのドンユー通りの看板

    ホーチミンの中心にあるので、ほかの名所と絡めやすいロケーションも魅力の観光スポット。一通り見学するだけなら10分程度の滞在時間なので、ショッピングやスパ予約の待ち時間など、観光スケジュールの合間に立ち寄るのがおすすめです。

    地図で確認

    「サイゴンセントラルモスク」の概要

    サイゴンセントラルモスクの入り口
    入口はこんな感じ。誰でも入れる

    「サイゴンセントラルモスク」は、1935年に建造されたイスラムモスクです。美しい白と鮮やかなエメラルドグリーンの清潔感ただよう建物。モスクとは、イスラム教徒が祈りを捧げることを目的に建てられた宗教施設です。

    ベトナムは人口の8割が仏教徒といわれています。残りの2割がキリスト教やカオダイ教、イスラム教の人びとです。それぞれに宗教施設があるのですが、ホーチミンのイスラム教の中心地といえるのが「サイゴンセントラルモスク」です。

    サイゴンセントラルモスクの内部
    サイゴンセントラルモスクの内部

    アラビアンな雰囲気に包まれたモスクは、正午ごろにたくさんのイスラム教徒たちが礼拝のためにやってきます。礼拝の時間以外には、イスラム教徒が昼寝をしていたり、のどかな光景を見学することができます。ちなみにここに訪れるイスラム教徒はほぼ在住外国人で、ベトナム人ではありません。ホーチミンに暮しているイランやサウジアラビアなどアラブ系、中近東の人たちが利用しています。

    基本的に見学も写真撮影も自由

    サイゴンセントラルモスクの内部
    礼拝の時間になるとイスラム教徒が集まってくる

    ホーチミンでイスラム教徒の祈りを目的に建てられた「サイゴンセントラルモスク」。モスクの右手は洗い場。正面には礼拝堂。礼拝堂の内部にはペルシャ絨毯が敷かれています。たとえ、イスラム教徒たちの礼拝の時間になっても、基本的に観光客の見学は自由。さらには写真撮影も可能という、かなりカジュアルな宗教施設です。

    見学にあたって2つほど注意点が

    サイゴンセントラルモスクの内部

    ひとつは服装について。上は半そででも大丈夫ですが、下はできるだけ長ズボンを着用して、肌を露出しないように注意してください。特に女性はスカートで訪れると入場できない場合があります。その場合はストールを無料で借りることができます。

    もうひとつは、モスク本堂内に入るときには必ず靴を脱いで上がること。モスク内の撮影は自由ですが、イスラム教徒をむやみに撮影するのはやめましょう。

    ドンコイ観光のついでに立ち寄ろう!

    サイゴンセントラルモスクにある時計

    エメラルドグリーンが色鮮やかな「サイゴンセントラルモスク」。宗教施設ではありますが、内部の見学や撮影が自由なのも嬉しいポイント。その清潔感のただよう、涼しげで美しい建物は必見のひとこと。インスタ映えも期待できる、素敵な観光スポットです。もちろんここは、多くの人たちの心の拠り所となっている宗教施設なので、礼拝などのときも含めて、静かに礼儀正しく観光しましょう。

    観光情報

    サイゴンセントラルモスク Saigon Central Mosque
    住所:66 Dong Du St. Dist.1. Ho Chi Minh
    営業時間:8:00~19:00
    アクセス:市民劇場から徒歩5分

    Writer/この記事を書いた人

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    古川 悠紀
    トラベルライター

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    大学卒業後、日本で販売店営業、外資(米国)メーカー勤務を経て2011年にベトナムのホーチミンに移住。トラベルライターとして東南アジア各国を周遊・居住し旅行生活経済の記事を請け負う。実績にAll About、阪急交通社、自著「ベトナムとビジネスをするための鉄則 55」、寄稿「トリコガイドベトナム(アルク出版)」、「複住スタイル(英和出版)」、下川裕治著/編に記事の寄稿等がある。