ベトナムでしか買えないお土産特集!旅行&出張者必見
ベトナムへ旅行や出張で来た方は、日本にいる友人や会社の同僚上司へのお土産として、ベトナムでしか買えないものを買っていきたいところです。
そこで、ここではハノイやダナン、ホーチミンで買える、「ベトナムでしか買えないおすすめのお土産」をご紹介します。
せっかくならベトナムでしか買えないお土産を持って帰りたい
ベトナムは毎年80万人の日本人旅行者が訪れるアジアで人気の国です。また、近年は中国に次ぐ第二の工場として数多くの日系企業が進出しており、旅行者だけではなく出張者の数も年々増加傾向にあります。
そんなベトナムに訪れる旅行者や出張者は、日本にいる友人家族、会社の同僚上司へのお土産として、どうせならベトナムでしか買えないものを持って帰りたいと思いませんか。
ベトナムでしか買えないお土産を買う!ベトナム観光都市のお土産エリアを学ぼう
ベトナムに訪れる旅行者の7割はハノイとホーチミンに集中し、2割がダナン、1割がその他都市と言われています。ここでは主にハノイとホーチミン、ダナンのベトナム三大都市を中心にベトナムでしか買えないお土産をご紹介していますが、まずは各都市におけるお土産エリアの概要を学んでいきましょう。
ベトナム北部ハノイの観光エリアは実はそれほど多くない
ハノイはベトナムの首都であり、ホーチミンと並ぶ巨大観光都市となります。ベトナムでしか買えないお土産を買うのであれば、下記エリアがおすすめとなります。
■ ベトナムのハノイのお土産エリア
・ハノイ大教会周辺
・ホアンキエム湖周辺
・旧市街南部エリア
・旧市街ナイトマーケット(週末のみ)
・5つ星ホテル内のお土産ショップ
ご覧のように、ハノイは大きな観光都市となるものの、お土産店が集まるエリアは実はそれほど多くはありません。旧市街とハノイ大教会、ホアンキエム湖は隣接しているエリアとなり、徒歩での移動が可能となります。
注意点としては旧市街のお土産店はあまり質のいいお土産は置いてありません。ベトナムでしか買えないお土産と言えばそうなのですが、コーヒー豆は劣化していますし、陶器は野ざらしで管理されているため、内部にひびが入っている可能性も高いです。
そのため、ベトナムでしか買えないお土産を探す場合、友人や家族、自分用ならまだしも、会社の同僚上司など大切な人へ贈る場合は、ハノイ大教会周辺に並ぶきちんとしたお土産店で買うか、5つ星ホテル内にあるお土産ショップで買うのがよさそうです。
ベトナム南部ホーチミンはお土産天国ってほんとう?
一方で南部ホーチミンは市内中心部は広範囲で観光エリアとなるため、そこかしこにお土産ショップを見かけるのが特徴です。ベトナムでしか買えないお土産もたくさん見つけることができるでしょう。
■ ベトナムのホーチミンのお土産エリア
・市民劇場周辺
・ベンタイン市場周辺
・ファングーラオ周辺
・パスター通り
・タオディエン(旧2区)
ガイドブックにも掲載されている観光のメッカであるドンコイエリア(市民劇場周辺)やベンタイン市場、バックパッカー街のファングーラオは、1区と呼ばれる行政区内となり、タクシーで5分程で移動することができます。
また、お洒落な町タオディエンも隣の区となるので、タクシーで20分ほどで行くことができます。ドンコイエリアのお土産店を梯子すれば、ベトナムでしか買えない雑貨・お菓子の大抵は手に入れることができます。ベンタイン市場周辺やファングーラオはどちらかというとチープ雑貨を売るお店が多く、タオディエンは欧米人が好きそうな高価な雑貨や西洋からの輸入雑貨品店が並びます。
ベトナム中部ダナン・ホイアンはお土産の調達に困るかも
ベトナムの中部ダナンは、ここ10年で著しい発展を遂げたビーチリゾート地。隣町には世界遺産のホイアンがあります。まだまだ旅行者向けに開拓されて間もないため、お土産店の数はハノイやホーチミンと比べると圧倒的に少ないのが残念。ただし、ほとんどのお店はメイドインベトナムの商品を仕入れているので、ベトナムでしか買えないお土産も当然たくさんあります。
■ ベトナムのダナン&ホイアンのお土産エリア
・チャンフー通り(ダナン)
・ハン市場(ダナン)
・コン市場(ダナン)
・ソンチャナイトマーケット(ダナン)
・ミーケービーチエリア(ダナン)
・ホイアン旧市街(ホイアン)
・ホイアンナイトマーケット(ホイアン)
ご覧のように、しっかりとしたお土産店があるのはダナンではダナン大聖堂のあるチャンフー通りくらいです。ただ、チャンフー通りのお土産店を利用する観光客は日本人と韓国人くらいなので、場合によってはびっくりするような高値が付けられていることもありますので、無理して買う必要はないかもしれません。ミーケービーチエリアのお土産店は欧米人向けなのでチープ雑貨となります。
ホイアンも同様でチープ雑貨や衣料品が主なお土産となります。いずれもベトナムでしか買えないお土産ではありますが、化粧箱のようなものはなく、ビニール袋に商品を入れて渡されるだけなので、大切な人へのお土産には不向きかもしれません。
ベトナムでしか買えないお土産~お菓子編
ベトナムでしか買えないもののうち、お菓子は日本人旅行者に非常に人気のお土産です。お菓子土産は、ベトナムの特産・名産品であったり、伝統のお菓子などがベトナムでしか買えないのでおすすめです。一方でクッキーのようなありがちなお土産は、正直パッケージのみが勝負となるので、お土産を買える場所は限られてきます。できればパッケージがベトナム旅行らしく、お菓子は特産品や伝統のものを探すと、本当の意味でのベトナムでしか買えないお土産を買うことができるでしょう。
ベトナムの特産&伝統「非加熱の生はちみつ」
日本はあまり蜂蜜を日ごろから食す習慣がないためあまり知られてはいませんが、東南アジア欧米では古くから生はちみつを健康のために食べる習慣が根強くあります。ベトナムのスーパーに行けば数十の蜂蜜ブランドを見つけることができますが、現地人はあまりスーパーで蜂蜜を買うことはなく、大抵は知り合いを辿って養蜂場から直接購入します。
日本で手に入る蜂蜜は熱で殺菌された調理済みの蜂蜜となります。一方でベトナムでは、採蜜されたばかりの蜂蜜をボトルに詰めて商品化した「非加熱の生はちみつ」が伝統&特産として現地人に嗜まれています。
非加熱の生はちみつはベトナムでしか買えないお土産の代表となるので、買い忘れないようにしたいところ。ちなみに、おすすめのブランドは「ユーゴック(YUGOC)」です。非加熱の生はちみつを主力製品にしている地場ブランドですが、特徴は「海外旅行&出張者向けにパッケージされている」ことです。
また、日本語通販ページから購入すれば、最短即日時間指定で宿泊先のホテルまでバイク便で届けてくれます。
ホーチミン、ハノイ、ダナンと主要3都市で販売されていて、バイク便の他、お土産専門のスーパーやお土産ショップ等、全国系20店舗以上で購入できます。
YUGOC通販サイト(旅行&出張者向け):https://yugoc.com/
ベトナム産カカオを使った「高級チョコレート」
ベトナム産カカオを使ってベトナムで立ち上げたブランドチョコレートは、近年日本人旅行者に人気のベトナム土産です。有名どころで言えば「マルゥ(Marou)」や「フェバ(Pheva)」といったブランドが先駆者として挙げられますが、昨今はその他のブランドも増えてきて、取り分けホーチミンでは「ベトナムチョコレートハウス」、「Legendary Chocolatier」、「Binon Cacao Saigon」などが新しいブランドとしておすすめできます。
ちなみに上記のうちフェバチョコレートはダナンが本店なので、ダナン&ホイアン旅行者におすすめ。ハノイには発祥のブランドでおすすめどころがまだないので、マルゥチョコレートを買っていってはいかがでしょうか(マルゥはホーチミンが本店)。ただし、チョコレートブームの発端となったマルゥが板チョコ一枚500円の高級志向で売り出したことから、他のブランドも価格を追随して、いずれも400〜600円の高価格帯となっているのが残念。ただし、ベトナム産カカオチョコレートはベトナムでしか買えないお土産なので、押さえておきたいところです。
日本人の舌にも合うベトナム伝統のお菓子
日本で言う“和菓子”的なお菓子もベトナムでしか買えないお土産の1つに挙げられます。ベトナムでも日本と同様にポン菓子があるほか、お饅頭や落雁、ココナッツキャンディーなどもスーパーに行けば手に入ります。中でもベトナムでしか買えないお土産としておすすめの伝統菓子は下記です。
パームシュガー / Duong Thot Not
東南アジアの中でも熱帯気候に属する国では、パームシュガーも特産の1つとなります。ベトナムでしか買えないお土産と言われると違和感があるかもしれませんが、ベトナム産のオウギヤシ(ココナッツ科)の樹液から作ったパームシュガー、と言えば、ベトナムでしか買えないお土産として申し分ないのではないでしょうか。
ちなみに市場やスーパーで買えるパームシュガーは質がよくないことで現地では知られています。上記で紹介したユーゴック(YUGOC)のブランドで、旅行土産らしい化粧箱入りのパームシュガーが販売されているので、そちらを日本人旅行者にはおすすめします。出張土産でもいいですね!
バインケップゴー / Banh Kep Ngo
日本の和菓子でもそうであるように、ベトナムでも伝統お菓子の多くはいまどきの若者には支持されませんし、大人が食べても決しておいしいものではありません。
その中でもおすすめしたいのは、こちらの「バインケップゴ(Banh Kep Ngo)」と呼ばれる伝統のお菓子。ハノイ、ホーチミン、ダナンと全国で買うことができます。クッキーのようなお菓子ですが、ほろほろと崩れる食感が特徴で、日本語に直訳すると「焼いたクレープ」。個人輸入含めて日本ではまず手に入らないベトナムでしか買えないお土産となります。
バインピア / Banh Pia
ベトナムの伝統のお饅頭です。南部メコンデルタ地方ソクチャンという町から生まれた中国由来のお饅頭です。中身は緑豆を練った餡が入っていますが、最近はいまどきに進化していて、カスタードやチョコレートが具のバインピアも出回るようになりました。
緑豆の餡は日本のあずきと似たような味なので、あんこ好きな人であれば親しみあるお土産になるでしょう。もちろんベトナムでしか買えないお土産として重宝します。
ドライフルーツ / Trai Cay Say Kho
日本人旅行者の間でも古くからベトナムでしか買えないお土産として人気のドライフルーツですが、従来はローカル市場で野ざらしのものを買うしかありませんでした。近年はいろいろと商品化されてきており、またさまざまな味わいが出回っているのでお土産としてもありです。ただしベトナム旅行らしいお土産パッケージの商品はまだない様子。今後に期待です。
ちなみにおすすめの味は「ドラゴンフルーツ」、「マンゴー」、「ライム」など。
バイン・ダウ・サン / Banh Dau Xanh
こちらはベトナムの落雁(らくがん)。澱粉質の粉を固めて味付けしたもので、ミルク味などオーソドックスなものが売られています。口の中でとろける食感は子供から大人までおいしく食べられます。中高年やお年寄りへのお土産に向いているかもしれません。
ベトナムでしか買えないお土産~雑貨編
ベトナムでしか買えないお土産の雑貨をご紹介します。ベトナムは物価安の国ですが、お土産を買うのは日本人を中心としたアジア人くらいなので、値段は高めに設定されています。
市場では値段交渉は必須ですし、ベトナムでしか買えないお土産といっても、実は中国やタイ、マレーシアからの輸入物も多くありますので、見極めも必要となります。
偽物に気を付けて!「バッチャン焼き」
アジアを代表する「バッチャン焼き」はベトナム北部バッチャン村で作られた陶磁器のみを指します。湯飲みや茶わん、醬油差し、小皿、箸置きといった日用品だけではなく、風鈴や置物、ツボなどさまざまな陶器があります。ハノイやホーチミン、ダナンといった観光都市であれば多くのお土産ショップで買えますが、市場や小さなお店では偽物が売っているので注意が必要です。
素人では本物と偽物の違いは判断できませんので、きちんとしたお店で買ってください位。普通の陶器とバッチャン焼きでは2~3倍くらい値段が違います。
ベトナムらしいお土産「カゴバッグ」
東南アジアの多くの国で女子旅行者に人気のお土産として知られる「カゴバッグ」。ベトナムでしか買えないお土産とは少し違うかもしれませんが、模様や色形などはベトナムの特色を表しているものが多く他の国では買えないものも多いです。
あまり知られていませんが、カゴバッグの品質を決めるのは、編み込む茎にあります。ベトナムでは主にヒヤシンスやパイナップルの茎が使われます。最近は籐(トウ)のカゴバッグもあり、こちらは一層丈夫で耐久性が高いです。スーツケースに詰めるときは、他の荷物で潰れないようにご注意ください。
ベトナムでしか買えない友人家族向け人気No.1雑貨「木彫り」
刺繍バッグやポーチ、サンダルといった雑貨は、マレーシアやバリ島、バンコクなどでも市場でよく見ることができます。しかし、その国の習慣や日常のワンシーンをかたどった置物や人形は、間違いなくベトナムでしか買えないお土産雑貨となります。
ベトナムを象徴するアオザイ人形や木彫りの置物は値段も安いですし、一つ一つ手作りとなるので、ベトナムでしか買えないお土産として重宝します。友人家族だけではなく、会社の先輩上司に対しても“無難”なお土産としていいかもしれません。
ベトナムでしか買えないお土産は事前に購入先を調べておこう
ベトナムもアジアの観光大国と成長しつつあり、お土産も毎年代わる代わる変化しています。良くも悪くもバラエティに富でんてくる一方で、ベトナムの古き良き伝統のお菓子や雑貨が廃れていく印象も受けます。少なくとも「どこのお土産店に入ってもベトナムでしか買えないお土産が手に入る」時代は過ぎ去ったと言っていいかもしれません。
そのため、ベトナムでしか買えないお土産を確実に買いたい旅行者・出張者は、事前に足を運ぶお店をピックアップしておくことをおすすめします。