ホーチミン観光の中心!「ドンコイ通り/エリア」の歩き方徹底紹介!最新版
ベトナム最大の観光都市であるホーチミンですが、今回ご案内する「ドンコイ通り」は、ホーチミン観光における中心となるエリア。ホテル、グルメ、ショッピング、スパなど、旅行者にとって必要なものがハイクオリティに取り揃えられています。
ホーチミンに訪れる日本人旅行者の多くが滞在するエリアでもありますが、新型コロナ以降は町の様子も変わっているので、「もう知ってるよ」という人も是非最新版をご覧ください。
ここでは、ドンコイ通り/ドンコイエリアの実際の歩き方をご案内いたします。
ドンコイ通りのスタート地点:市民劇場(オペラハウス)
アクセスの拠点となる市民劇場(オペラハウス)ですが、ここが「ドンコイ通り」の起点。西を歩けばサイゴン大教会(聖母マリア教会)や中央郵便局があり、東へ歩くと、メインストリートであるドンコイ通りの繁華街へと入ります。
市民劇場の隣には「コンチネンタルホテル」が建っています。ホーチミン最古のホテルであり、フランス統治時代に建てられた4つ星ホテルで、歴史好きの旅行者に根強い人気があります。
その背後に建つブルーの建物はこの界隈では最大規模のショッピングセンターである「ビンコムセンター」です。土日になると大勢のベトナム人が遊びにくるスポットでもあります。レストラン街には日本食料理店も入っています。
ホーチミン最大の繁華街「ドンコイ通り(Dong Khoi)」中心を歩こう
「ドンコイ通り(Dong Khoi)」は、名実ともにホーチミン市の中心に位置している通り。ホーチミン市は1~12区が市内中央部に広がっていますが、ドンコイ通りやベンタイン市場エリアは1区となります。
このドンコイ通り、及びドンコイエリア界隈はプチパリと呼ばれていて、フランス統治時代の名残を受けた建物が多く並んでいます。
ベトナムの「シャンゼリゼ通り」、ベトナムの「銀座」といった美しい呼び名もあります。しかし、90年代から日本の間で雑貨ブームに火が付き、このドンコイ通りを中心にモダンな雑貨店、ブティック、ショッピングセンターなどもできるようになりました。
ショッピングやスパ&マッサージ、グルメなど、旅行に必要なものが高いクオリティで取り揃えられているのが特徴のひとつ。また、お店の立ち替りが激しいので飽きません。一度訪れたことがあっても、しばらく時が経てば新しい顔に生まれ変わっています。
ホーチミンのドンコイ通り/エリアでスパ&マッサージを体験する注意点
ホーチミンのドンコイ通り、ドンコイエリアでスパ&マッサージを体験したい人も多いでしょう。確かにドンコイ通りとその界隈には数十のスパがありますが、必ず以下のことを守ってお店探しをしてください。
ホーチミン・ドンコイ通りエリアのスパは予約必須。マナーを守って
基本的にスパの予約は必須です。しっかりとしたお店であれば、セラピストの時間調整や部屋の清掃、空調調整、オイルの準備等が必要なので、予約なしの訪問だとしっかりとしたサービスを提供できません。
また、事前に予約すると、割引や個室手配、送迎サービスといった各種特典が利用できるので、至れり尽くせりのサービスを受けることができます。
ドンコイ通り・エリアの路上で客引きしているマッサージ店にはついていかない
これはベトナムの習慣・考え方の1つでもありますが、路上の客引き行為はベトナム人の間で良しとされていません(恥ずかしい行為と考えられています)。また、旅行者向けのスパは基本的に旅行会社や当サイトのような観光サイトと提携しているので、客引きする必要はありません。
客引きについていくと、①冷房がなく扇風機だけの蒸し暑い部屋、②従業員がご飯などを食べて匂いが最悪、③基本料金は安いがチップが高い、④マッサージ中にオプションを勝手つけられて請求される、といったトラブルが絶えません。いくら安く美人な人に袖を掴まれたとしても、絶対についていくべきではないでしょう。
ドンコイ通りで最初にやるべき「円ドンの両替」はココ
ドンコイ通りを歩く旅行者の多くはホーチミン観光初日です。少しでもレートの良いお店で両替したい人は、こちらのお店がおすすめです。「MONEY EXCHANGE59B」というお店で、10年以上前から日本人に人気です。ネットの情報を見ると、ベンタイン市場横のお店がおすすめという記事もありますが、あちらは他の外国人にも人気なので、いつ行っても大混雑しています。
ハイシーズンだと両替するだけなのに炎天下で30分から1時間以上待つこともざらです。レートの違いはそこまで大きくありませんので、ドンコイ通りでストレスなく両替するのが筆者的にはおすすめです。
ドンコイ通りだけじゃない。ドンコイエリアの主要通りを紹介
ドンコイ通りは、市民劇場からホテルマジェスティックまでの一本道となります。ドンコイ通りから枝分かれした道には雑貨店やレストラン、ホテルが建ち並びます。また、ドンコイ通りと並行して走るグエンフエ通り(Nguyen Hue)は近年歩行者天国となり、夜になると大賑わいです。
グエンフエ通りや、その周辺の通りを併せて「ドンコイエリア」と呼び、半日観光にはもってこいの観光エリアなので、当日は一通り歩いてみると良いでしょう。
グエンフエ通りから一本逸れたフエントゥックカン通り(Huynh Thuc Khang)。現地の人気アパレルブランドやカフェが多くあります。徒歩すぐの距離にビテクスコタワーがありますが、コロナ以降はビジネスオフィスの色が強くなっており、あまり旅行者向けではなくなっています。
トンタッティエップ通り(Ton That Thiep)はグエンフエ通りから高島屋に繋がる細い通りです。るるぶのような旅行雑誌に度々掲載されている雑貨店「KITO」や「サイゴンキッチュ」が建ちます。その他オープンカフェ、マッサージ店、大人向けナイトバーなどもあり、夜歩きにもおすすめです。
ドンコイ通り界隈はホーチミン旅行最大の宿泊エリア
ドンコイ通り周辺には、日本人旅行者が宿泊する3~5つ星ホテルが数多く集まっています。「パークハイアット」や「シェラトン」、「ルネッサンスリバーサイド」、「マジェスティック」などは有名ですが、いずれもドンコイエリア内に建つ5つ星ホテルです。
宿泊者以外でもホテル内設備を利用することができますので、シェラトンのカフェやマジェスティックのスカイバー、パークハイアットのアフタヌーンティーなども体験してみてはいかがでしょうか。
ドンコイ通りはホーチミン旅行者のお土産/ショッピングエリア
「ドンコイ通り・エリア」には、グッチやヴィトンなどの高級ブランド店やデパート、カフェ&レストラン、雑貨店などが多く立ち並んでいます。豊かな並木通りなので、おしゃれなお店をウィンドーショッピングするのも楽しみの1つです。
コロナ前後のドンコイ通りの変化:雑貨店の数が減少?
新型コロナ前は100前後のお土産店が軒を連ねていましたが、2024年以降は半分くらいに減っている様子です。とはいっても、それでも30~50のお店はありますので、ゆっくりとお店を梯子していたら、それだけで1日終わってしまいます。
ベトナム土産を代表する雑貨はあらかたここで買うことができるでしょう。定番のポストカードやマグネットといったお手軽なものから、ベトナムに暮らしている少数民族が作る民芸品や陶磁器など、バラエティ豊かに取り揃えられています。安物のお土産であればベンタイン市場でもいいのですが、他人に贈る雑貨や口に入れるお菓子土産はかきちんとしたお店で買うのがおすすめです。
ホーチミンのドンコイ通り・エリアにスーパーやコンビニはある?
ホーチミン中心のドンコイ通りやドンコイエリア周辺には、数多くのお店があり、スーパーと呼べる施設は2つ、コンビニは至る所にあります。
コンビニはドンコイ通りから一本道をそれたところに幾つもあり、シェラトンやルネッサンスリバーサイドといったホテルの通りに「サークルK」や「セブンイレブン」、「ファミリーマート」などがあるので、基本的な日用品はここで調達できます。
ホーチミンのドンコイエリアにあるスーパー:ビンコムセンター
スーパーは冒頭で紹介したコンチネンタルホテルの背後にそびえる「ビンコムセンター(Vincom Center)」があり、施設内にはミニスーパーが入っています。ちなみにビンコムセンターの目の前の建物にはユニクロ、コーナン、ABCマート、H&M、無印良品があります。
ホーチミンのドンコイ通りからベンタイン市場に行く導入のレロイ通り沿いには、サイゴンセンターと呼ばれる建物があり、その大部分を高島屋が占めています。
主にホーチミン在住外国人が利用しますが、地下にはカフェ&お土産フロアがあるので、ドンコイエリア散策の小休止におすすめできます。
ホーチミンのドンコイ通り周辺のレストランで食事はおすすめできない理由
ホーチミンのドンコイ通りやドンコイエリアは、お洒落さとベトナムらしさが漂い雰囲気は申し分ありません。そのため、この界隈で食事をしたい人もいるでしょう。しかし、正直言うとあまりおすすめではありません。
ドンコイ通りはホーチミンだけでなく、ベトナム国内でも1、2を争う地価の高いエリアなので、ここに建つレストランも相応に旅行者価格となります。タクシーで3~5分走ったところにあるレストランと比較すると、同じ料理・似たような味にも関わらず値段は半分以下に落ち着きます。
ホテル内のレストランを利用するのであれば別ですが、それ以外でドンコイエリアで食事をする理由はそれほどないと言えるかもしれません(すべて近場で済ませたい人はここで食事するのももちろん有りです)。
ホーチミンのドンコイ通り/エリアではカフェを楽しもう
ベトナムはフランス統治以降、カフェ文化が庶民の間にも定着しており、現在では日本のコンビニ以上にそこかしこにカフェがあります。ドンコイエリアのグエンフエ通りにはスタバもありますが、どうせなら南国雰囲気の漂うオープンエアのカフェでベトナムコーヒーを飲みたいものですよね。
ちなみに値段の目安は、コンデンスミルクたっぷりのベトナムコーヒーが150~200円、スタバで飲めるようなカフェオレは250~500円です。正直あまり安いという印象はありませんが、それでも旅行者の予算内ではあるでしょう。
一方で日中は思った以上に日差しが厳しく、オープンエアだと汗を垂らしながらコーヒーやジュースを飲むことになりかねません。そんなときは躊躇せずに冷房の利いた室内カフェを選びましょう。
ちなみに画像のこちら「フックロン(Phuc Long)」はベトナム大手カフェチェーン。主にミルクティーや茶飲料が売りのお店です。値段もすべて300円前後と比較的安めの設定なのでおすすめです。
ホーチミンのドンコイ通りからベンタイン市場に向かって歩こう!
ホーチミンのドンコイ通りからベンタイン市場へ向かう際は、市民劇場の正面から伸びる「レロイ通り(Le Loi)」を歩くのがおすすめです。以前のレロイ通りはあまり目を見張るお店はなかったのですが、コロナ以降は地下鉄工事や道路の拡張工事を受けて様変わりしています(これには在住者も本当に驚いています)。
こちらがレロイ通りの風景。ドンコイ通りのようにお店が並んでいます。ベンタイン市場まではおよそ500mの距離となり、道中には高島屋、サイゴンスクエアがあり、大通りを挟んだ向こうにはご覧のようにお土産店やレストラン、カフェが並びます。お土産やレストランはいずれも高級志向となっています。
ワンポイントアドバイス!ドンコイエリアの大通りを渡るときは注意して!
ドンコイエリアやレロイ通りの大通りは、バイクや車がひっきりなしに行き交っています。横断歩道は一応ありますし、車やバイクは信号も基本は停まってくれますが、対向車線からルール違反のバイクが逆走してきたりするので油断は禁物です。子供は手をつなぐか、抱っこするのが良いでしょう。また、近くに緑の制服を着た警官がいたら、ジェスチャーでわたりたい旨を伝えてください(I wanna go thereでも通じるでしょう)。車を停めてくれて、一緒にわたってくれます。
旅行者が求める「すべて」がドンコイ通りにある
ホーチミン最大の繁華街である「ドンコイ通り/ドンコイエリア」。観光名所が密集する便利なロケーションに、高級感あふれるホテルやグルメが楽しめるレストラン、スパ&マッサージにおしゃれな雑貨屋まであらゆるお店が揃っています。
買い物好き、スパ好きの女性なら一日遊べるのがドンコイ通り。是非計画を持って観光してみてください。
観光情報
ドンコイ通り・エリア Dong Khoi Street/Area
住所:Dong Khoi St. Dist.1. Ho Chi Minh