【ベトナム】ダラット観光!行き方・ホテル・過ごし方を解説
ベトナム中南部に位置する山岳高原地帯の「ダラット」は、ネイチャーリゾート地として人気の観光地です。
ここでは初めてダラット旅行を計画している日本人旅行者に向けて、行き方からおすすめホテルエリア、現地の過ごし方、観光スポットなどをまとめてご案内します。
フランス人が開拓した避暑地「ダラット」。ベトナム人に人気の観光地
ダラットはベトナムがフランス統治下時代の19世紀末に、フランス軍人の保養地として開拓されたのが始まります。それまでは複数の少数民族が穏やかに暮らしており、おとぎ話も数多く残されています。
ちなみに現在でもコホー族がランビアン山周辺に村を築いていて、一般の観光客も交流することができます。
ダラットは昔からベトナム人カップルのリゾート地として知られ、「愛の都」と呼ばれハネムーン先としても高い人気を誇っていました。
海外旅行が盛んになったいまでも国内観光地の中では取り分け高い支持を受けており、若年層から子供連れファミリー、お年寄りまでダラットでネイチャーリゾートを満喫することができます。
ベトナムの高原リゾート地「ダラット」の行き方:ホーチミンから行くのがおすすめ
ベトナム中南部・標高1500mに位置するダラットは、郊外にリエンクオン空港があるためベトナム主要都市から空路で向かうことができます。ただし、空港からダラット市内中心まではタクシーで40分かかるため、アクセスの便はあまりよくありません。
多くのダラット旅行者は南部ホーチミンから訪れます。ホーチミンからダラットまでは長距離バス(ツアーバス)で5~6時間。一見するとかなり長いようですが、寝台バスを利用すればそれほど苦ではありません。
ホーチミンからダラット行きのツアーはある?
初めてのベトナム旅行であれば、ホーチミンからダラット行きの現地ツアーがあれば、そちらに参加したいと考えるものです。ベトナム地場系の旅行会社であれば宿泊を伴う現地ツアーもあるのですが、日系旅行会社でダラット行きツアーを取り扱っているところはない様子です。
ただし、HISのような大手旅行会社であれば、カスタムプランといって、オリジナルのプランを見積もってくれるサービスがあります。費用的にはかなり割高となるのに注意が必要です。
ダラットの観光の中心部を地図で確認
ダラット観光の中心は「ダラット市場」や「スアンフーン湖」があるエリアとなります。ダラット市場を中心に町が栄えている印象で、お洒落カフェや旅行者向けのレストラン、ツアーデスク、お土産店などが建ち並んでいます。
観光の中心部である生活圏内であればすべて歩いて行ける距離となりますが、ランビアン山をはじめ愛の盆地や滝などはタクシーかレンタルバイクで行くことになります。
ダラットの年間の天気や気温。旅行のベストシーズンはいつ?
ダラットは中南部に位置するものの、気候はホーチミンと同じ熱帯となります。ただし、標高の高い山岳地帯となるので、平均気温は17度前後と低いのが特徴です。
日中の晴れた日であれば26度程度まで上がり夏服の格好で観光することができますが、一方で、雨の日や天気が悪い日は長袖でも肌寒く感じることがあります。
ダラット旅行のベストシーズンは12月~5月
ダラット旅行のベストシーズンは乾季となる12月~5月となります。この時期はホーチミン旅行のベストシーズンでもあるので、ホーチミンとダラットの2都市周遊旅行を計画するのもいいかもしれません。
ちなみに乾季の6月から11月のダラット旅行を計画する場合は、あまり遠くの観光スポットへ行かず、ダラット市場周辺散策に徹するのがおすすめ。
リゾートホテルに泊まってホテルライフを満喫するのもいいでしょう。
ダラット観光でおすすめのホテルエリアはココ!
ダラット観光を計画している日本人旅行者は2箇所のホテルエリアがおすすめできます。
ダラット市場周辺エリア:初めてのダラット旅行者におすすめです。ダラットにはコンビニはありませんが、日用雑貨を売る商店がたくさん並んでいますし、食堂やレストランもたくさん集まっているため衣食住に困ることはありません。できればダラット市場徒歩圏内のホテルを選ぶといいでしょう。
ダラット南部高原エリア:ダラット市場から車で20分ほど南下すると、高原リゾートエリアに入ります。スワンボートを楽しめる湖やゴルフ場、猪肉を食べられるBBQレストランなどがあり、年々観光地化が進んでいます。4つ星から5つ星相当のリゾートホテルはいずれも広大な敷地面積を有しているので、1日ホテルライフを満喫できます。
ダラット市内で人気のホテルを紹介!リゾートを満喫しよう
ダラットの観光エリア内で日本人旅行者に人気のホテルを紹介します。上記でご紹介したように、「ダラット市場周辺エリア」と「ダラット南部高原エリア」に分けて紹介します。
基本的に南部高原エリアは2000年代に入ってから開拓された場所なので、どこのホテルも清潔です。一方でダラット市場周辺のホテルは場所によっては老朽化が進んでいることは念頭に置いておくといいでしょう。
ゴルフ場も併設「スイスベルリゾート」
美しい山々を背景に食事をとれる「スイスベルリゾート」はゴルフ好きの日本人旅行者に人気のリゾートホテルです。屋外プールと室内プール、カラオケ、フィットネスジム、スパがホテル内で営業しており、さらにゴルフ場も隣接。レセプションからゴルフカートでドアtoドアで移動できます。
エリア:ダラット南部高原エリア
口コミ評価上々!4つ星リゾート「テラコッタ」
南部高原エリアに広大な敷地の中に建つ「テラコッタ ホテル & リゾート ダラット」。湖に沿うかたちで建つため、上層階からの眺めは絶景です。本館と別館に分かれていて、別館の方が若干宿泊料金は安め。オープンエアカフェやカラオケ、卓球場、キッズルームも完備。朝食ビュッフェも定評があります。
エリア:ダラット南部高原エリア
ベトナム最高品質!ダラット・コーヒーをお土産に買って行こう
コーヒー豆の栽培に適した環境は乾季と雨季に区別される熱帯気候でありながら、平均気温が20度前後という涼しい場所となります。ベトナムのダラットはコーヒー豆の栽培に適した国内で数少ない産地となっていて、ダラット産のコーヒー豆はベトナムで最高品質とも呼び声高いです。
ベトナムで有名な高級ブランドのコーヒー豆を見てみると、確かにダラット産が多く、実際にダラット市街地を歩いてみると、コーヒー豆を扱うお土産店を数多く見ることができます。
コーヒー豆をベトナム土産、ダラット土産に買うポイントとしては、「事前に有名なブランドを調べておく」ことと、「挽いていないコーヒー豆を買う」ことです。コーヒー豆は外気にさらされるとすぐに油分が外に出てしまいます。本当に品質の高いコーヒー豆は茶光りしていなく、乾燥している豆であることを覚えておいてください。
ダラット観光の見どころ。ランビアン山や滝・市内散策など
ダラットも近年は観光地化が進み、毎年のように新しい観光スポットが増えている印象を受けます。
- ランビアン山
少数民族のコホー族のおとぎ話が眠る山。観光地化されています。 - 愛の盆地&ダティエン湖
コロナ前に大幅改修工事され、エンタメパークのようになっています。 - 滝
ダタンラ滝とプレン滝が有名。いずれも南部高原エリアにあります。プレン滝ではゾウ乗り体験などもできます。 - 果物狩り
いちご狩りが有名です。近年は日本や韓国の栽培技術が持ち込まれて味も美味しくなりました。 - クレイジーハウス
魔女が住む家をモチーフにしたユニークな施設。ホテル利用も可能でホームページから宿泊予約ができます。 - ダラット駅とチャイマット村
スアンフーン湖東部にあるダラット駅。ソ連製蒸気機関車があります。また、機関車に乗って隣町のチャイマット村に行くこともできます。 - ダラット教会
スアンフーン湖から徒歩10分で行けるカトリック教会。ミサの時間になると多くのキリスト教徒で溢れかえります。また、学生が多く集まるカフェや人気食堂が並ぶ通りも必見です。
夜はダラット市場周辺ナイトマーケットへ!
ダラット市場は夜の19~20時に閉店しますが、その後は市場の外回りからスアンフーン湖に向けて伸びる一本道にはずらりと夜店が並び、大規模ナイトマーケットが開催されます。日用品、雑貨、アクセサリー、食堂などあらゆるお店が建ち並びます。
食堂は外国人向けに写真付きメニューもあるので指差し注文もできます。またスアンフーン湖の湖畔にも屋台が出没し、温かい豆乳や焼き芋を頬張ることができます。
まとめ:日本人旅行者にもおすすめできる!ベトナムのダラット旅行へ出かけよう!
ベトナム中南部高原地帯ダラットは、大自然に寄り添ったひとときを過ごせるネイチャーリゾート地です。観光スポットを追いかけるよりは、市内散策に時間をかけて、ゆっくりと市場を回ったり、お洒落カフェでおいしいコーヒーを飲み、レストランで山岳料理を楽しむ。そんな時間を過ごすのがおすすめです。