ホーチミン最大の中華街チョロンの玄関口「アンドン市場」
ベトナム最大の都市ホーチミン。国内外から観光客が押し寄せるこの街で、ひときわ活気に溢れているのが市場です。ホーチミンには大きな市場がいくつもあり、ガイドブックでもよく紹介されているベンタイン市場もその1つ。今回紹介する「アンドン市場(An Dong Market)」は、衣料品や生活雑貨をメインに扱う巨大卸売り市場です。商人や業者が集う活気溢れる屋内市場なので、雰囲気だけでも楽しむことができるはずです。
市民劇場からタクシーで15分
アンドン市場(An Dong Market)は、市民劇場(オペラハウス)からタクシーで約15分。ベトナム最大の中華街であるチョロン地区に位置しています。市内からのびるチャンフー通りとアンユーンブオン通りの境目にあり、白い格子型の壁面と「AN DON」と大きく書かれた大きな看板が目印。高層のショッピングビル「アンドンプラザ」の隣にあり、歩いて向かう時は、この建物を目指するのが一番分かりやすいです。
ホーチミン最大級の衣料品市場「アンドン市場」とは?
アンドン市場(An Dong Market)は主に衣料品を扱う卸売市場。地下1階、地上3階建てで、市場の大きさはホーチミン市内でも最大級。2階と3階に、1000近くの衣料品店が軒を連ねています。卸売市場のため、お客さんの大半がファッション関連の仕入れ業者。とはいえ、旅行者も購入できるのでご安心を。
地下1階には、食品を扱う店と食堂エリアが広がっています。食堂エリアではベトナムのローカルフードやドリンクが味わえます。地下1階から3階まではエスカレーターが稼働しているので、行き来しやすいのもうれしいポイントです。
見どころは所狭しと並ぶファッションアイテム!
アンドン市場の魅力は、なんといってもファッションアイテムが豊富に揃っていること。靴、バッグ、帽子、ジュエリー、ヘアアクセサリーなどの小物類が小さな店舗にぎっしり並んでいます。左右にのびる狭い通路をすりぬけるように散策してみれば、お気に入りの一枚が見つかるかも。
また、卸売市場ということもあり、布地の販売も豊富。日本に持ち帰れないとしても、美しく華やかな柄を眺めるだけでも楽しいです。出来合いのアオザイを販売しているお店もあるので、試着させてもらってサイズが合えば衝動買いしてしまうのもアリ。
卸売市場のため、一着単位だと少し割高な料金を請求される可能性大。店員さんからちょっと高い値段を提示されたら、無理せず買わなくてもOK。ただし、一度買い逃してしまうと元の場所に戻れないくらい広くてごちゃごちゃしているので、本当に気に入ったのならその場で買うのが懸命です。
食堂エリアでショッピングの休憩ができる
アンドン市場の隠れた名所は食堂エリア。地下1階のエリアに10数店の食堂が並び、フォー、ブン、チェー(ベトナム風かき氷)、空芯菜炒めなど、ベトナムの郷土料理が味わえます。外国人観光客より地元の人たちが多く訪れているので、ローカルな雰囲気を感じたい人にはぴったりです。
ただ、地元の人向けということもあり、衛生面は要注意。食事前には必ず、箸とスプーンを備え付けのティッシュで拭いてから食べるようにしましょう。
お土産探しよりも、現場の雰囲気を楽しもう!
ホーチミンにある最大級の衣料品市場「アンドン市場」。掘り出し物のバッグや靴を探すもよし、バラマキ土産用にアクセサリーを物色するもよし。歩き疲れたら地下の食堂で一息ついて、またショッピング。ふつうのお土産屋さんにはないローカル色のあるアイテムが欲しい方にとって、きっと満足できるスポットです。
観光情報
アンドン市場 An Dong Market
住所:34-36 An Dong Vuong St. Dist.5. Ho Chi Minh
営業時間:6:00~18:00
アクセス:市民劇場からタクシーで15分