ホイアン旅行で必ず食べるべき!5大名物グルメ特集!2022-2023
ベトナム中部の観光地ホイアンは、16世紀ごろ日本を含むたくさんの国々から人びとが訪れる国際的な貿易港でした。そのような歴史背景から、ホイアンは古くから豊かな食文化が育ち、美味しい名物料理が生まれました。
ここでは、そんなホイアンに観光に来たら必ず押さえてほしい5大名物グルメをご紹介。この街でしか食べることのできない必食グルメばかりです。ホイアンに訪れる旅行者の多くはダナンに滞在しているかと思いますが、ダナンでは食べられないグルメもありますので、必ずホイアン観光中に押さえておきましょう。
ホイアン旧市街のレストランでコースを注文するのがおすすめ
ここで紹介する5つのホイアン名物グルメは、いずれも現地でポピュラーな料理なので、旧市街にある旅行者向けのレストランであれば、どこのお店でも必ずメニューにあります。
レストランでは、これらのうち3品程度がセットになったランチコースを扱っているところも多いので、安く手っ取り早くホイアン名物を押さえることができます。
距離が近いのに、ホイアン名物は本当にダナンでは食べられない?
ホイアンからダナンまではタクシーで40分程度の距離で、ホイアン旅行者のほとんどはダナン周辺のホテルに宿泊しています。しかし、ここで紹介するホイアン名物グルメのうち、「カオラウ・ホワイトローズ・揚げワンタン」の3つは、ホイアン旧市街でしか食べることができないと言われています。
実際のところ、筆者も度々ダナンとホイアンに取材や観光に行きますが、確かに上記3品のホイアン名物グルメは、ダナン市街地ではほぼ見かけることがありません。そのため、同料理はホイアン旧市街の観光中に必ず食べておいてくださいね。
ホイアン名物をレストランで食べるときは予約は必要?
ホイアン旧市街のチャンフー通りやバクダン通り、グエンタイホック通りといった目抜き通り沿いには、ホイアン名物グルメを扱うレストランがたくさんありますので、基本的に予約は必要ありません。
ただし、トリップアドバイザーなどで高い評価を得ているレストランは、世界中の旅行者が集まりますので、どうしてもそこで食べたい場合は予約をしておくのがベターです。
また、タビスパや旅行会社が紹介しているレストランは、日本人が実際そこで食べて、「これは日本人旅行者にもおすすめできる!」といったお店を厳選しているため、外れることはまずありません。
下記のグルメ紹介でも少し触れていますが、ホイアンの名物グルメは、お店によって味や見た目に大きな差があり、意気込んで頼んだはいいものの、食べてみたら残念な味だった……なんてことも普通にあります。「それも旅の醍醐味だ」と思える人はいいのですが、家族連れや団体旅行者など、失敗したくない場合は、こちらで紹介しているレストランを予約してみるといいでしょう。
1.ホイアン名物グルメが日本と繋がり?「カオラウ/Cao Lau」
「カオラウ」は、日本の伊勢うどんが起源といわれてるホイアンの名物麺料理。濃いめの汁がお椀の底に溜まっていて、それを麺と混ぜ合わせながら食べます。伊勢うどんとは異なり、麺は平麺でコシが強いのが特徴。
お店によって麺のコシやスープの濃さと量が異なり、正直当たり外れがありますので、できれば2つくらいのお店で食べ比べをしてほしいところです。
このカオラウはホイアン以外の地域ではほとんど食べられていません。その理由は、ホイアンの井戸水でしか美味しい麺が作れないためなのだとか。
実際のところは不明ですが、確かに近郊のダナンでもカオラウを出すレストランは見かけません。必ずホイアンで食べていきましょう。
2.ヘルシーなホイアン名物グルメ「ホワイトローズ」
米粉の皮に、フライドオニオンやエビのむき身がのっているホイアン料理「ホワイトローズ」。エビのすり身を包んで蒸して作っています。その名前のとおり、白いバラのような美しい姿をしたホイアンの名物グルメとなります。一皿に7~10枚ほど乗せられていますが、ぺろりと食べられちゃいます。
ホワイトローズはヌクマムに付けて食べましょう。フライドオニオンの食感と香ばしさが良いアクセントに。こちらもほとんど、ホイアンでしか食べられない必食の名物料理です。
3.お菓子感覚で召し上がれ。ホイアン名物グルメ「揚げワンタン」
カリッとしたスナック感覚で食べられるホイアンの名物グルメ「揚げワンタン」。
ホワイトローズと同じ米粉の皮を油で揚げて、そのうえからトマトベースのソースをかけて食べます。こんがりと揚げられた生地にのせられているのは、豚肉やエビのすり身など。ちょっとメキシコのタコスを彷彿とさせるような料理です。
香ばしいのでビールなどのお酒のつまみにもぴったりな、ホイアンの揚げもの料理となりますが、ご覧のようにお店によって大分見た目と味わい、食感が変わってきます。こちらもカオラウと同様、複数のお店で食べ比べてみてください。
4.古くからホイアンの大衆料理として人気の名物グルメ「コムガー」
「コムガー」は、ベトナム全土で食べられているポピュラーな中華由来のグルメです。鶏を出汁に炊いたチキンライスは風味が豊で、お店によって出汁の取り方に違いがあります。
全国区で食べられる国民食的な料理でもありますが、ホイアンの「コムガー」は、ちょっと他の地域のものとは違っていて独自の進化を遂げているため、ベトナム人に訊いても「ホイアンに来たら絶対に食べるグルメ」として知られています。
コムガーはターメリック(ウコン)で黄色く着色したライスに、鶏の出汁でご飯を炊いています。風味は抜群の相性で、鶏の旨みをたっぷりと吸収しています。一緒に出てくるスープは、ライスにかけても美味しい。鶏肉が最初から骨からむしってあるので、骨つきよりも食べやすいのも特徴です。
ほかの地域で「コムガー」を食べた人なら、見た目だけでもその違いがわかるでしょう。
5.ベトナム中部を代表する名物麺グルメ「ミークアン」
「ミークアン」は、ホイアンというよりもベトナム中部と中南部を代表する名物麺料理です。底に溜まった少量のスープを麺に絡めて食べますが、この麺はほどよい弾力のある平麺で、ベトナム女子に高い人気があります。
麺はカオラウと比べると柔らかいのが特徴。具材には、豚肉やエビ、レタス、うずらのたまごなどが入っています。また、せんべいのように揚げたライスペーパーを砕いて入れるのも定番の食べ方。スープの味はカオラウよりも薄めです。
麺と具材、そしてスープをしっかりと混ぜ合わせるのが美味しく食べるコツです。ミークアンはホイアンよりもダナンの方が食堂でよく見かけるかもしれません。レストランでも決まってあります。
ホイアン観光中はレストランだけではなく屋台も試してみて
ホイアン旧市街の町角には、路上屋台も多く見ることができます。また、トゥボン川沿いのバクダン通りは、毎日夜になると、十数の屋台が並び、灯篭が浮かぶトゥボン側の夜景を見ながらホイアン名物グルメを堪能することができます。
ホイアンは夜の観光がおすすめでもあるので、時間を調整できるのであれば、是非日が暮れてからホイアン観光をはじめてみてください。