ベトナム旅行者向けSIMカードの購入方法!スマホのパケ死問題は解決!
これからホーチミンやハノイ、ダナンといったベトナム旅行を計画している旅行者は、現地でスマホ・携帯電話の使用は検討していますか?
おそらくほとんどの人は「ベトナム旅行中も使いたい」と考えているでしょう。カフェやホテルでメールチェックしたり、明日行くレストランやスパの予約をしたり……現地でもスマホの利用価値は大きいです。
しかし、ベトナムに初めて行くのであれば、どのように現地でスマホを使えばいいか分かりません。そこで、今回は現地でスマホを利用するためのSIMカードの購入方法や使用方法、及びおすすめの使い方をご案内します。
よく聞く「パケ死」とは
海外旅行に不慣れな方がよく陥るトラブルに「パケ死」があります。いわゆる高額請求ですが、これはインターネットを海外で使用することにより発生するパケット通信が高額になってしまうことで発生します。
パケットプランで固定や使い放題に加入していても、これはあくまでも国内における使い放題であり、海外では適用されません。
しかし、海外現地に着いてスマホを使ってみると、「あれ?使える」という現象が。これはスマホが“海外データローミング”の設定がONになっているからです。
ベトナム旅行でパケ死を防ぐために海外ローミングをOFFに!
それを知らずに「ラッキー!」と動画をたくさんみたり、大容量のファイルやデータをダウンロードしたりしていると、あっという間に数十万、数百万円のパケット通信料がかかってしまいます。日本を出国する際は、スマホの設定画面で海外データローミングを必ずOFFにして出かけるようにしてください。
日本でSIMカードやポケットWiFiを購入・レンタルすると高額&通信速度も遅い!
会社の出張で行くのであれば経費で落ちるのかもしれませんが、旅行者であればすべて自腹。海外数十か国で使える国際SIMカードやポケットWiFiを日本で購入・レンタルすることもできます。
しかし、3~7日程度の短期旅行の場合、SIMカードやポケットWiFiのレンタルは少々高くついてしまいます。なぜなら、ほとんどの業者が1か月レンタルや固定料金に設定しているため、数日程度の利用でも1か月分の料金を払わなければなりません。
日本で買えるSIMカードはろくに使えないかも!
また、海外のどこでも対応しているSIMカードと、ベトナムの通信会社が販売している現地のSIMカードとで通信速度を比べた場合、その結果は雲泥の差があります。高いお金を払って日本で国際SIMカードを購入・レンタルしても、現地で試してみると動画もろくに見れない通信速度だった、なんてことはよくあります。
ベトナム旅行者のおすすめは現地でSIMカードを買うこと
日本では国内でスマホを使う場合、通信キャリア(通信会社)と都度契約をする必要がありますね。ソフトバンクやドコモなどと契約して、月額で料金を支払うのが普通です。
ベトナムでも複数社の通信キャリアからSIMカードを購入するのは同じですが、月額支払いは必要ありません。ベトナム旅行者は現地でSIMカードを購入するときに、SIMカードにお金をチャージしてその分だけ使う、いわゆるプリペイド式が普通となります。
外国人旅行者であってもSIMカードもポケットWiFiも普通に購入することが可能(パスポートが必要)です。「えっ、買うの?レンタルで十分なんだけど」と思うかもしれませんが、ベトナムではSIMカードは安く、500~1000円程度で買うことができます。
注意!SIMロックがかかっているスマホは使えない!
自分のスマホからSIMカードを取り出して、ベトナムのSIMカードを挿しこむだけで使える……というわけにはいきません。上記のように日本では契約したスマホにはSIMロックがかかっていることがあり、この場合は契約会社以外のSIMカードを使うことができません。ですので、自分のスマホで使いたい場合は、スマホがSIMフリーである必要があります。
ベトナムでSIMカードを購入。どのくらいのデータ容量を買うべき?
ベトナムでは都度お金をチャージするプリペイド式となります。では、ベトナム旅行中はどのくらいのデータ容量を使うことを想定すればいいのでしょうか。
まず、ベトナム旅行中にデータ通信が必要となるシーンは下記が考えられます。
- ネットサーフィンでお店検索
- 配車アプリの使用
- お店やスパの予約
- 夜の暇な時間にホテルのベッドでYouTubeを見る
- スマホアプリのゲーム
などでしょうか。ベトナム旅行者は7日以内の短期旅行者が多いですが、その間に使うデータ容量は約2~5GBとなります。
動画視聴やデータ通信が必要なスマホゲームをやらなければ2GBで済みますが、そうでなければ5GBほど見ておくといいでしょう。
ただし、YouTubeで動画を見たりスマホゲームをするときはホテルの客室となるので、無料WiFiが使えるはずです。
SIMカードを買う前にベトナムの大手通信キャリア(通信会社)を知ろう
ベトナム現地でスマホを使う場合は、国際SIMよりもベトナム国産SIMが通信速度が速くておすすめです。
ベトナム国内ではmobifone(モビフォン)・Viettel(ビッテル)・vinaphone(ビナフォン)の3社の通信キャリア(通信会社)が市場を占めています。
ベトナムの通信キャリアで旅行者におすすめは「Viettel(ビッテル)」
ベトナム旅行者の多くは現地で電話をするよりは、配車アプリを利用したり、ネットサーフィンでお店検索をするなど、データ通信が主となります。
その場合は「Viettel」がおすすめです。他の2社は通話は問題ないし通話料も安いのですが、データ通信が不安定になることがよくあり、ベトナム人からもあまり評判はよくありません。
一方でViettelは国営のベトナム軍事会社が親会社となるためか、データ通信は安定していると言われています。
ベトナム現地でSIMカードを購入!空港と携帯ショップに行こう
ベトナム旅行者がベトナム現地でスマホを使うためにSIMカードを購入したい場合は、どこに行けばいいのでしょうか。
以下ではベトナム旅行者におすすめのお店をご紹介します。
ベトナムに降り立ってすぐに利用したいなら「空港」がおすすめ。ただしデメリットも
ホーチミンのタンソンニャット国際空港。ハノイのノイバイ国際空港。ダナンのダナン国際空港とともに到着ロビー周辺には両替所と並んでいSIMカードの販売店があります。お店によっては携帯電話(スマホ)本体も同時に売っていたりします。
ベトナムの空港でSIMカードを購入する場合の注意点としては、「通信キャリアを確認すること」です。お店ブースによっては国際SIMカードや無名の通信会社、タイなど海外の通信会社のSIMカードを販売しているところもあり、いずれもネットが遅い可能性があります。
上記で紹介したベトナム国内の通信キャリアであることを確かめて確認するといいでしょう。
ベトナム国産SIMカードを確実に購入したいなら町中の「携帯ショップ」
ベトナム現地市街地のいたるところにある携帯電話(スマホ)ショップ。こちらでもSIMカードを購入することができます。ただし、必ずパスポートが必要となりますので、忘れずに持参しましょう。
購入方法は簡単で、店員に「I want to buy SIM」と言えばいいだけ。すると店員が冊子を持ってきてくれますので、そこのリストにある中から好きな電話番号を選べば、その電話番号+SIMカードを買うことができます。空港で買う場合はすでにSIMカードに番号が登録されているため選ぶことはできません。
よく新しいSIMカードをスマホに挿し込むときはアクティベートが必要と言われていますが、昨今のスマホはアクティベートの設定必要なく、スマホを再起動させるだけで自動的にアクティベートされます。
SIMカードにお金をチャージする方法
ベトナムで購入したSIMカードの残金がなくなった場合、プリペイドカードを買ってチャージをしなければなりません。そのプリペイドカードはご覧のようなパパママストア(個人商店)やFamilyMartのようなコンビニエンスストア等で買うことができます。SIMカードを買う場合は通信会社を伝える必要があります。例えばMobifone(モビフォン)であれば、「Mobifone one hundred(モビフォン10万ドン)」と言えば10万ドンのプリペイドカードをくれます。
チャージ方法は以下。
- プリペイドカードの銀面を爪で削って番号を表示
※コンビニで購入する場合は番号が印字されたレシートをくれます。 - スマホの通話モードで「*100*番号#」を押して通話
上記でチャージ完了となります。
「正直面倒!!」、「複数人で使いたい!」ならばポケットWiFiレンタルが無難
海外旅行に慣れている方であれば、上記のように自分で現地でSIMカードを買ってSIMフリーのスマホに挿しこみ起動させることが容易にできます。
SIMカードに入っているお金がなくなった場合も自分でプリペイドカードを調達することもできるでしょう。
しかし、海外旅行にあまり慣れていない方にとっては、ちょっとハードルは高いのが現実。そんな時は、現地でベトナムSIMカード付のポケットWiFiをレンタルするのがいいでしょう。
ポケットWiFiは本体に1枚のSIMカードを挿しこむことによって、複数人が同時にネットを利用することができてお得です。もちろんパソコンも利用可能です。