ベトナム珍味3選!なにごとも挑戦!
旅行の一つの醍醐味は、日本では食べることのできない珍しい料理を食べることでもありますね。東南アジアの国ベトナムでは、日本ではほとんど見ることのできない材料を使った料理を楽しむことができます。日本ではペットとしてお馴染みの動物も、美味しくいただいてしまいます。
日本ではペット、ベトナムでは番犬か食料!?今でも残る犬食文化
日本では犬は愛玩動物として可愛がられることが多いですが、ベトナムでは番犬として買われていたり、食用として飼われていたりするのが当たり前です。特に田舎の市場に足を運ぶと、鶏や豚と一緒に子犬が売られていたり、豚の顔の丸焼きの横に犬の顔の丸焼きが置いてあったり、完全に食料として扱われている光景をよく目にします。
さらに衝撃的なのは、店頭に吊るされた犬の丸焼きです。普段見慣れている犬の姿からは想像できない姿になって売られているのですが、地元の人にとっては豚や鳥と変わらない美味しいご馳走だそうです。日本で犬を食べることはなんだか憚られてしまうかもしれませんが、文化の一部になっているベトナムでは挑戦してみてもいいかもしれません。肉は硬めですが噛めば噛むほど味がでる、イノシシの肉のような食材です。
健康にいいと人気!?無駄にするところのない健康食品はヘビ!
ヘビと聞くと毒があったり人を丸呑みにしたり、と怖いイメージがありますが、ベトナムではヘビは健康食品として人気のある食品です。ヘビの身はもちろん、血まで食料にしてしまいます。ヘビを食べることに抵抗がある方もいらっしゃるでしょうが、言われなければわからないほどクセのない味で、独特の旨味があります。
淡白で臭みはなく、例えていうならばウナギのような食感です。調理方法は様々。揚げてもよし、炒めてもよし、意外に万能な食品なんです。肉厚な身は食べ応え抜群で、夏バテにもよく効くといいます。暑いベトナムでは夏バテ予防に食する人も多くいます。
また、ヘビの血は焼酎として愛飲されているのです。とても度数の強い焼酎ですが、喉がカーッと焼けるような感覚の後は体がポカポカしていい気分になります。血の味はせず、少し体調が悪い時には体温を上げることで免疫力を高めてくれます。マムシやコブラを丸々漬け込んだお酒もあり、同じように免疫力の向上効果が望まれているようです。元気のない時にぐいっと一杯飲みたいお酒です。
昔は日本でも食べていた?意外と食べやすいカエル
日本でも食べられていた時代があるというカエルですが、ベトナムでは日常的な食材として長く愛されています。白身魚と鶏肉の中間のような食感が特徴で、あっさりした味なので意外に食べやすいのです。主な料理としては唐揚げやカレーなどがあり、市場では食用に育てられた大きなサイズのカエルがたくさん売られています。
アマガエルやトノサマガエルとは比べ物にならないほどの大きさのカエルが、何匹も足を束ねられてうごめいている姿はすこし気持ち悪いですが、市場の人気商品なのでみるみるうちに売れていきます。レストランではカエルのメニューは少なくなく、豚や牛、鶏肉料理と同じように扱われています。
小骨が多いカエル肉はお年寄りや子供からは嫌厭されますが、大人の間では大人気です。筆者は特にカエルの足の唐揚げが好きで、ビールのつまみとしてよく食べています。この食べ方はベトナムでは一般的で、ビールと相性バッチリの大切なお供として、テーブルに置かれているのをよく見かけます
まとめ
犬に蛇にカエルと日本ではなかなか食べることのできない珍味は、ベトナムでは日常食や健康食品として愛されているのです。国が変わればその食文化も変わります。ベトナム独特の食文化を堪能したい方には欠かせないグルメです。
私たちの知っている見た目を想像してしまうと食べにくいかもしれませんが、いち食材として口に入れてみると意外と美味しく病みつきになってしまうかも?ベトナムを訪れた際はぜひご賞味ください。