ダナンとホイアンの台風の時期は?旅行者の観光の注意点も紹介
ベトナムのダナンとホイアンはビーチリゾート地として旅行者に人気がありますが、その一方で毎年台風がやってきて、大きな被害を現地にもたらします。
もちろん台風の時期にダナン旅行を計画していると、当日の観光の際に影響が出てしまいます。そこで、今回はダナンとホイアンで台風がやってくる時期と、台風の時期にダナン観光を考えている方に向けて、現地の注意点や歩き方をご紹介します。
南国のベトナム・ダナンにも台風がある?
東南アジアに位置するベトナム。南北に長い国土を持ち、地域によって気候も異なり、中部地方のダナンとホイアンは熱帯モンスーン気候に属しています。
そのベトナムには、もしかすると年中暑くて、台風が来るというイメージはない、という人も多いかもしれませんね。
しかし、ベトナムにも実は台風は毎年のようにやってきて、特に中部地方のダナンとホイアンは毎年大きな被害を受けます。
ダナンとホイアンの台風の時期は10月と11月
ダナンとホイアンに台風がやってくるのは、毎年10月と11月になります。
ちなみにダナンとホイアンの雨季の期間は、9月から翌1月までとなりますので、台風がやってくるのは雨季の期間中ということになりますね。
日本では10月11月には大型連休はありませんが、いくつか3連休がありますので、そのときにダナンやホイアンの旅行を計画する人は少なくありません。
ダナンの天気予報を調べよう!
下記サイトはダナンとホイアンの天気予報を前後12日間調べることができます。
https://ja.weather-forecast.com/locations/Da-Nang/forecasts/latest
ダナンとホイアンの台風の時期は航空券が安い!
台風がやってくる10月と11月は、ベトナムでは祝祭日はありませんし、日本でも決して海外旅行のハイシーズンとは言えません。
共にオフシーズンとなるため、ダナンとホイアンの台風の時期の航空券は比較的安く手に入れることができます。
ダナンとホイアンの台風の時期のホテル宿泊料金も安い!
台風の時期はベトナム人観光客も少ないですし、ベトナムで10月と11月は連休がありませんので、ダナンおよびホイアンのホテルは、5つ星のリゾートホテルであっても、宿泊料金はかなり安くなります。
例えば通常は1泊2万円程度するリゾートホテルが、台風の時期になると半額以下で泊まれることもざらです。ベトナムのホテル宿泊料は世界的に見ても安いので、高級ホテルを予約して、いっそのことホテルライフを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ダナンの台風の被害。道路の冠水に気を付けよう
ダナンは近年道路が整備されてきたので、観光地である市街中心部やミーケービーチエリアは、洪水のような大惨事に見舞われることはありません。
しかし、マンホールが壊れて局所的に道路が冠水する可能性は大いに考えられます。また、それ以外では車やバイクが走り抜けるときに、歩いている旅行者に水しぶきが飛び散ることもよくあります。泥水がバーッとかかることもありますので、車やバイクにも注意を払う必要があります。
ホイアンの台風の被害。旧市街全体が冠水することがある
ホイアンはご存知の通り、トゥボン川に沿って広がる町並みとなるので、このトゥボン川が台風のときは氾濫を起こし、旧市街全体が冠水に見舞われることがあります。
その時は旧市街を手漕ぎボートで散策するツアーが催行されるなど、ちょっと特殊な環境下で観光を楽しむことができます。ただし、日本の旅行会社は安全配慮のため、ホイアンが水没したときは現地の観光をおすすめしていません。
ダナンとホイアン観光。台風の時期は雨よりもポンチョがおすすめ
ダナンとホイアンを台風の時期に観光したい場合は、傘だと飛ばされてしまいますので、ポンチョを着込むのがおすすめとなります。ベトナム人はバイクに乗るため、昔から雨が降ったときは傘よりもポンチョを着る傾向にあります。
ちなみに屋台や個人商店で売っているカラフルなビニール袋でできたポンチョは25~50円程度で買うことができ、こちらは1回使い切りとなります(脱ぐとやぶれてしまいます)。コンビニやスーパーに行けば、500円くらいでしっかりとしたポンチョを購入することができますが、どちらを選ぶかはお好みでどうぞ。
台風の時期にダナンで海水浴やシュノーケリングはできる?
ビーチリゾートのダナンに来たのだから、一度くらいは海水浴やシュノーケリングをやりたいと思いますよね。また、波が荒れる台風の時期にサーフィンをやりたいと考えている人もいるかもしれません。
しかし、ベトナムも日本と同様に遊泳禁止の旗が毎日立ちます。赤旗の場合は海水浴はおろか、近寄るのも禁止ですし、10月11月は基本的に毎日赤旗が立ちます。ダナンの台風の時期は、日本の「冬の日本海」と呼ばれるほど荒々しい波が立ちますので、海水浴は避けるべきでしょう。
台風の時期にダナンとホイアンのホテルの屋外プールは楽しめる?
「海が駄目なんだから、プールもやっぱり駄目だよね」と思うかもしれませんが、実はプールは楽しめます。雨が降っていないことが条件ではありますが、雨がやんだときを見計らって、ダナンのホテル内にあるインフィニティプールを楽しむことは可能です。ただし雨水のせいで水温が下がっているので、長くは泳がない方がいいかもしれません。
台風の時期のダナンとホイアンの観光の歩き方
まず、自分がダナンとホイアンを旅行する期間中、台風が来ているかを天気予報で確認してください。もし台風が命中していたら、旅行期間中はほとんどが雨に見舞われることを想定した旅行日程を立てるといいでしょう。
また、ホイアンに出かける際は、宿泊ホテルのレセプションに洪水していないか聞いてみるのがおすすめです。
ダナン観光地「五行山」は台風の時期に行くべきではない!
ダナンの観光地として有名な五行山は、台風の時期に観光するのはおすすめではありません。五行山は山自体が大理石でできているため、地面が非常に滑りやすいです。仮に雨が降っていなくともいつ降り始めるか分からないですし、前日に雨が降って地面がぬかるんでいる可能性もあります。
1日中雨が降り続くこともあるが、ナイトマーケットは楽しめるかも
ダナンのソンチャナイトマーケットとホイアンのアンホイ橋を越えた先にあるナイトマーケットは、共に毎夜開催しており、旅行者に高い人気を誇っている観光名所でもあります。
台風の時期は、ダナンもホイアンも1日中雨が降り続くこともありますが、実は夜は比較的晴れる時間が多いです。ナイトマーケットの開催時間はダナンとホイアンともに19時頃から23~24時頃までですが、この時間帯は晴れている可能性が大。ただし、24時以降は雨が降りやすい時間がはじまるので、あまり遅くならないでホテルに戻るといいでしょう。
ダナンとホイアンの旅行中、台風が来たらスパでパッケージコースを楽しもう
台風が来ることを想定して、ダナンとホイアンで屋内観光スポットを考えた場合は、下記が該当します。
ダナンの屋内観光スポット
- ハン市場
- コン市場
- ダナン市博物館
- チャム彫刻博物館
ホイアンの屋内観光スポット
- 旧市街の旧家
- アオショー
正直なところ、上記のうちアオショー以外はそれほど満足度は高くないかもしれません。
そこでおすすめしたいのが「スパ」のパッケージコースです。
東南アジア旅行ではスパも観光の代名詞。安い料金で贅沢なパッケージコースを堪能できます。
ダナンとホイアンを比べると、ホイアンはフットマッサージを楽しめる安マッサージ店が多く、ダナンは日本人旅行者大歓迎の高級スパやホテルスパが多いです。
いずれもタビスパで事前予約をすると、割引やプライベートルームの貸切りが無料であったりと、さまざまな特典を用意しております。
台風で豪雨が降っている最中は極楽スパを満喫して、施術が終わったら雨がやんでいる、なんてタイミングが理想ですよね。
ダナンとホイアン旅行で台風のシーズンは要注意。でも楽しみ方次第でおすすめできる!
やはりダナンもホイアンもビーチリゾート地なので、やはり雨が降らない乾季の時期の観光が一番おすすめです。しかし、台風の10月と11月であっても、航空券もホテルも安いですし、上記で紹介した注意点を守りつつ、スパなどを楽しめれば、決して満足度は低くはありません。旅行期間が台風シーズンに当たってがっくり来ている人も、心配せずに観光を楽しんでください!